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老いる家崩れる街 の商品レビュー

3.7

44件のお客様レビュー

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2017/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

出典が出ているのがありがたい。私的そのものはそれほど新しくもないけれど。団地の建て替え話とか見ている人を探していこう。

Posted byブクログ

2022/04/27

不動産は負動産とか、かなりしみじみと身につまされるワードが山盛り。 人口の奪い合いにならない地域活性化が求められているのですねぇ。 ーーーーーここから2022年の感想ーーーーー 5年経って全く新鮮な気持ちで再読した。家を買うという選択肢に常々躊躇いを覚えていたのはこの本を読んだ...

不動産は負動産とか、かなりしみじみと身につまされるワードが山盛り。 人口の奪い合いにならない地域活性化が求められているのですねぇ。 ーーーーーここから2022年の感想ーーーーー 5年経って全く新鮮な気持ちで再読した。家を買うという選択肢に常々躊躇いを覚えていたのはこの本を読んだからだったのかもしれない。読んだこと自体を忘れていたのにはびっくり…

Posted byブクログ

2017/09/13

近所にも、空き家が以前より確実に増えているのに、なぜ貸し出しにならないのか...。 地方都市ですが、なぜ近隣には高層マンションが、次々と建つのか...。 そして出身の過疎地域へ帰省のたびに感じる、年々荒廃していく印象と、新たな道の駅などで、人の流れが生まれ、試行錯誤の自治体の...

近所にも、空き家が以前より確実に増えているのに、なぜ貸し出しにならないのか...。 地方都市ですが、なぜ近隣には高層マンションが、次々と建つのか...。 そして出身の過疎地域へ帰省のたびに感じる、年々荒廃していく印象と、新たな道の駅などで、人の流れが生まれ、試行錯誤の自治体の奮闘ぶり...。 いろんな事を考えさせられました。 他の本の言葉になりますが「計画的に縮む」ことを、行政が主導で、少し強制的に行う必要があるのではないか、と感じます。 今後、水道網や送電、道路等、公共インフラの更新・維持に、莫大な時間と金額、労働力が必要になるのは目に見えていて、子どもたちの代に、莫大な負債を残すように感じます。 そこまでして、本当にその場所で暮らす必要があるのか、新たに住宅を建設して良いのか...。 最終章、7つの方策にまとまっています。 昨日のニュースで、所有者不明の不動産(土地)について、新たに有識者会議で検討され、来年度には方向性...とのこと。 人口減社会へ向けて、国も自治体も主導となり、上手くまとまり感のある街づくりに誘導しながら、計画的に縮む方向への誘導、今後も注目していきたいです。

Posted byブクログ

2017/08/06

都市計画・スプロール現象の話。住宅を無法図に建てると街を維持できなくなるよという内容。住宅の量、質、立地について問題点をまとめている。最終章には改善策も述べられていて問題だけを提起している本でない点が素晴らしい。

Posted byブクログ

2017/07/08

空家の数が増加しているのに、さらに新築住宅が過剰に提供されるという、日本の社会事情も解説している。 ・インフラが整備されていない区域に野放図に新築住宅がつくり続けられていること。 ・東京湾岸で立ち続ける超高層マンションを転売する空中族。 ・人口増を目的に調整区域での焼畑的都市計画...

空家の数が増加しているのに、さらに新築住宅が過剰に提供されるという、日本の社会事情も解説している。 ・インフラが整備されていない区域に野放図に新築住宅がつくり続けられていること。 ・東京湾岸で立ち続ける超高層マンションを転売する空中族。 ・人口増を目的に調整区域での焼畑的都市計画をすすめる人口至上主義、結果アパート建築業者の過剰営業で羽生(はにゅう)ショック。 ・増え続ける限界分譲マンションのスラム化 ・非線引き区域での住宅バラ建ち ・立地は問われない長期優良住宅政策 ・市街地が無計画、無秩序に拡大するスプロール現象

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2017/06/19

超高層マンションは不良ストック化する 人口市場主義で、市街化調整区域の規制緩和が進んだ サブリース会社は指定のリフォーム会社でリフォームをしなければ契約解除される 羽生市 神戸市亀鶴団地 群馬県みどり市 駅に近いほど空き家が多い 実家の相続放棄でも相続財産管理人が必要 ...

超高層マンションは不良ストック化する 人口市場主義で、市街化調整区域の規制緩和が進んだ サブリース会社は指定のリフォーム会社でリフォームをしなければ契約解除される 羽生市 神戸市亀鶴団地 群馬県みどり市 駅に近いほど空き家が多い 実家の相続放棄でも相続財産管理人が必要 住宅誘導区域を決める 今ある住宅の更新を優先する 空き家の優良賃貸化

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2017/05/24

TVやチラシ広告をみて「いいなあ」とため息をつくタワーマンション でも恐ろしいことになるかも 「空き家」と不動産屋さんの看板がかかる家がものすごく増えた でも新しいマンション一戸建てはどんどん増える おかしいよね 住宅過剰社会 数値とか具体的に書かれていてかなり難しかったけれどな...

TVやチラシ広告をみて「いいなあ」とため息をつくタワーマンション でも恐ろしいことになるかも 「空き家」と不動産屋さんの看板がかかる家がものすごく増えた でも新しいマンション一戸建てはどんどん増える おかしいよね 住宅過剰社会 数値とか具体的に書かれていてかなり難しかったけれどなるほどと思うことが多かった 自分の住む地域に関心を持つことなんだね 大事なことは ≪ 人が減り 空き家ばかりの 町になり ≫

Posted byブクログ

2017/05/20

後のことを考えない行政,儲け主義のデベロッパー,未来を棚上げにした都市計画に興味のない私達.特に老朽化したインフラのことを考えると,読んでいるだけで寒々しい気分になった.

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2017/05/07

高齢化社会になり、家余りと言われているこの頃、それでも何故に住宅は増えているのか?そこには、個人の欲望だけでなはく、社会全体の問題も含んでいる事実が。内容は少し専門的な部分もありますが、疑問だったことが細かく書かれている点は、読むだけでも大きな価値があると思います。住宅問題は今始...

高齢化社会になり、家余りと言われているこの頃、それでも何故に住宅は増えているのか?そこには、個人の欲望だけでなはく、社会全体の問題も含んでいる事実が。内容は少し専門的な部分もありますが、疑問だったことが細かく書かれている点は、読むだけでも大きな価値があると思います。住宅問題は今始まった事ではありませんが、これからもっと考えなければならない一つなのでは。

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2017/04/30

都内で良いマンションを探すと、いまだに凄い価格が付いていてため息が出てしまいますが、それは日本全体から見ると特例なのかもしれません。 私は世紀末の頃に、東京近郊に築10年の中古のマンションを購入しましたが、現在それを売却しようとすると、購入価格の半分程度ではないでしょうか。郵便...

都内で良いマンションを探すと、いまだに凄い価格が付いていてため息が出てしまいますが、それは日本全体から見ると特例なのかもしれません。 私は世紀末の頃に、東京近郊に築10年の中古のマンションを購入しましたが、現在それを売却しようとすると、購入価格の半分程度ではないでしょうか。郵便受けに入ってくるチラシに書いてある価格が年々下がっていくのを見て寂しい思いをしていましたが、この本によれば価格がついているだけ、まだましなのかもしれない様です。 これから少子化が進み、その状態での相続が起こり始めると、空き家問題が益々大きくなってくることが予想されます。私が若いころは家を相続できるのは嬉しいことのように思っていましたが、維持費等を考えると難しいですね。 ある特定のエリアを除いて、すでに住宅過剰になっています、今後15年で、空き家が3倍近く(2100万)に増えて、3分の1が空き家になるそうです。色々と自分の未来について考えさせられる本でした。 以下は気になったポイントです。 ・国内で既に建っている住宅の戸数は6063万戸(2013)、世帯総数に対して16%も多い。1973年に全都道府県で住宅総数が世帯総数を上回った(p4) ・住宅業界が分譲タイプの戸建て、マンションを建て続けている理由は、初期投資が短期間で回収可能、引渡し後の維持管理責任が購入者に移るので事業リスクが低い(p6) ・2025年には、人口の5%を占める団塊世代が75歳以上となり、2035年前後から彼らの死亡率が一気に増える(p7) ・全国世帯数は2019年の5307万をピークに減少、大都市においても2025年には減少となる(p9) ・新築住宅の着工戸数の90%が、これまで住宅が建っていなかった土地に建設、居住地が広がり続けている(p11) ・超高層マンションが相続税対策となるのは、低層・高層でも面積当たりの相続税評価額は同一、実勢価格比較で評価額が低くなるため、分譲形態にすると賃貸比較で、短い期間で土地取得費等の初期投資が回収可能(p27) ・総戸数が500戸を超える大規模マンションでは、5棟に1棟で滞納住戸が10%ある(p42) ・1998年に再開発地区計画という制度が導入されて、湾岸エリアの超高層マンションが建ち始めた(p48) ・相続放棄する場合も、家庭裁判所によって相続財産管理人が正式に選定されて管理が開始するまでは、適切な管理を継続しなければならない、専任申し立てには数十万円の予納金を負担する(p118) ・分譲マンションの管理組合としてやっかいなのが、住む予定のない住戸を相続放棄されると、管理組合が相続財産管理人の選任を家庭裁判所へ申し立てる必要がある(p123) ・2009年6月に、長期優良住宅の普及の促進に関する法律が施行、耐用年数が長い(75-100)住宅が供給されはじめた(p175) 2017年4月30日作成

Posted byブクログ