ふしぎの国のバード(3) の商品レビュー
この巻では、少しコミカルな内容も。 実は甘いものに目がないイトと、洋食の肉やパンや紅茶を恋しがるバードさん。 ようやく二人の息も合ってきたのかな? それにしても、イトはなんでもできてしまうのですね。 通訳としても優秀だし、現地の人たちとの調整役になり、さらには荷物を運んだり、...
この巻では、少しコミカルな内容も。 実は甘いものに目がないイトと、洋食の肉やパンや紅茶を恋しがるバードさん。 ようやく二人の息も合ってきたのかな? それにしても、イトはなんでもできてしまうのですね。 通訳としても優秀だし、現地の人たちとの調整役になり、さらには荷物を運んだり、物資の調達、前の巻ではバードさんの洗濯物もしていました。 外国人にとにかく心地よく滞在してもらう為に、ほぼ何でもするのが、通訳兼ガイドの仕事だったのでしょうか。 さらに料理もできて、しかも美味い、という、万能選手型のイトですね。 後半、そのイトの秘密に迫る話も、、 それから、なんともカッコいい日本の男が出てまいります。 自分の職業を誇りをもってまっとうする態度もその雰囲気も、イイ! この巻で、新潟に着くバードさん。 新潟はかなり開けた街だったらしく、外国人も住んでいます。 ただ、この頃の日本人は、海外からの宣教師に、過剰な反応をしているんですね。 迷信深く、「目玉をくり抜いて軟膏の材料にする」とかいうことを鵜呑みにして逃げる、避ける。 そういうこともあるんだ、と思いました。
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未だ戊辰戦争の傷跡は癒えず。明治政府からしたら幕府軍に与した藩を優先して復興する理由もないのでしょうが、結局割を食うのは一般民衆。これから先バード女史はちょうど戊辰戦争の戦地を通るルートになるわけですが、どんな光景が広がっていることか
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- ネタバレ
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船頭さんが男前すぎる。 そこに通訳が介入しているから、情緒があるんだな。 小説で言うところの、行間の空白。 で、その通訳にも依存する面倒な男が。三角関係?
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去勢の風習もない 野卑で遅れた国 ちんじゅ鎮守様に安全と豊作を願って 黄な粉捻り_入り大豆の粉を水飴で練った駄菓子です 笹団子_糯米を捏ねた新粉で味噌等を包んだ_この地方の郷土菓子です_昔は兵糧として用いたそうなので腹持ちは悪くないかと 今のは皮肉表現で本当に寛容だと思ってらるわ...
去勢の風習もない 野卑で遅れた国 ちんじゅ鎮守様に安全と豊作を願って 黄な粉捻り_入り大豆の粉を水飴で練った駄菓子です 笹団子_糯米を捏ねた新粉で味噌等を包んだ_この地方の郷土菓子です_昔は兵糧として用いたそうなので腹持ちは悪くないかと 今のは皮肉表現で本当に寛容だと思ってらるわけじゃないのよ 船頭は比較的もてる稼業ですから 新潟は縦横に堀割が走る水路の町です
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バードさんの通訳をつとめる 伊藤にスポットライトが当たる巻。 もともと伊藤好きなのでうれしい(๑・̑◡・̑๑) どんな困難な状況でも無表情で飄々としてるのに お菓子には目がないという(笑) 駄菓子屋での輝きが違う…。 そんな優秀な伊藤を狙って 英国のプラントハンターが横やり入...
バードさんの通訳をつとめる 伊藤にスポットライトが当たる巻。 もともと伊藤好きなのでうれしい(๑・̑◡・̑๑) どんな困難な状況でも無表情で飄々としてるのに お菓子には目がないという(笑) 駄菓子屋での輝きが違う…。 そんな優秀な伊藤を狙って 英国のプラントハンターが横やり入れてきました。 伊藤も彼を好きじゃないみたい。 頑張れバードさん! 伊藤を取られないように〜!
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明治初期の日本の主に東北から北海道を巡って「日本奥地紀行」を書いたイギリスの探検家イザベラ・バードと通訳兼案内人の伊藤の旅を描いた漫画。 第三巻は、会津道を通って、川を下り新潟への旅。 会津地方は、明治維新の際逆賊となったことから、極貧の地域となってしまった、と描かれている。人...
明治初期の日本の主に東北から北海道を巡って「日本奥地紀行」を書いたイギリスの探検家イザベラ・バードと通訳兼案内人の伊藤の旅を描いた漫画。 第三巻は、会津道を通って、川を下り新潟への旅。 会津地方は、明治維新の際逆賊となったことから、極貧の地域となってしまった、と描かれている。人々は勤勉で優しいのに、貧しさを苦に身投げや自殺する者が絶えないと…イザベラは語っている。 今回も当時の風俗が事細かに描写されている。作者は本当によく調べているのだと思う。自分が知っている江戸や明治は、都市のものであり、地方の史実は何も知らなかった事がよく分かる。2020.3.12
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屎尿を肥料とするシステムは現代よりまして当時の欧米より合理的/新潟着、買い物/美化するが天童よしみをブスにしたような姿態。筆を失って謝りもせず/マルクスが労働者の絶対窮乏化を見て『資本論』を書いた頃、英会話など職業訓練をしたと言っても継続雇用でもないのに「必要なとき、月7ドルで働...
屎尿を肥料とするシステムは現代よりまして当時の欧米より合理的/新潟着、買い物/美化するが天童よしみをブスにしたような姿態。筆を失って謝りもせず/マルクスが労働者の絶対窮乏化を見て『資本論』を書いた頃、英会話など職業訓練をしたと言っても継続雇用でもないのに「必要なとき、月7ドルで働くこと」という契約が本国でもありうるのか?それとも土人は下僕となるのが当然で職業選択の自由はないというのか?/米欧との不平等条約により数十兆円のAu流出でインフレとなり庶民は苦しんでいたが、伊藤が金銭に貪欲になるのには訳がありそう
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また見てきたやうな明治期のアレを、 ここのタブーってあれだ、柳田國男大先生が収録してたやつの!! うんうん。
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冒険家・イザベラバードが歩いた日本 会津道・津川・阿賀野川・マリーズとパークス・新潟編 戊辰戦争の話がしみた~ そして伊藤のかつての雇い主が登場 4巻へ続く!
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第一部が完結となる3巻である。ここでは会津を抜け、川下りを経て新潟へと到着するバード女史と伊藤の姿が描かれている。 この作品については、本当に語るべきことが逆にないほどに素晴らしい。異文化との衝突をコミカルにもシニカルにも描きながら、その描写のベースには温かなバード女史のまな...
第一部が完結となる3巻である。ここでは会津を抜け、川下りを経て新潟へと到着するバード女史と伊藤の姿が描かれている。 この作品については、本当に語るべきことが逆にないほどに素晴らしい。異文化との衝突をコミカルにもシニカルにも描きながら、その描写のベースには温かなバード女史のまなざしがある。 ディテールまできめ細かな描写は優れたものであるし、一つ一つの話が濃く、ダイナミックでもある。川下りにおけるダイナミズムなどは絵としても楽しい逸品だ。 文句なしに星五つである。 最後に収録された新潟に住まう英国人宣教師のファイソン氏の娘ルースの心優しき姿は癒されるものがある一方、不穏を感じさせる伊藤の元雇い主チャールズ・マリーズの伊藤へと宛てた手紙は物語を次なるものへと導いている。 次巻にも期待したい引きである。
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