外道の歌(2) の商品レビュー
前半のエピソードは、娘と同じ幼稚園に通う娘の友だちを殺害した母親の起こした文京区音羽の幼女殺害事件を思い出す。この事件自体はママ友仲間の人間関係への恨みが起こしたものだったが、本作は、他人より優位に立つことで自己実現を果たしてきた女性というキャラクターを創造し、より逆恨み度の高い...
前半のエピソードは、娘と同じ幼稚園に通う娘の友だちを殺害した母親の起こした文京区音羽の幼女殺害事件を思い出す。この事件自体はママ友仲間の人間関係への恨みが起こしたものだったが、本作は、他人より優位に立つことで自己実現を果たしてきた女性というキャラクターを創造し、より逆恨み度の高い歪んだ殺害動機の芽生えを丹念に描いていく。社会や家庭の中でそれまでの自分がどんなに辛い目にあってきたかと、犯行の一分を主張する加害者をカモが身勝手の一言で一蹴するいつもの展開だが、こうやって実在の事件などを参考にしながら、人間の歪んだ自己愛の在り方を俯瞰し、読者と一緒にどうあるべきだったかを考えて行こうとするのが第2部の方針なのだろう。後半は園田が担当する売れない若手漫画家を餌食にしていくサイコサスペンス。こちらは前半のような理屈で考えられる犯罪動機を超えた人間の精神の在り方の恐ろしさを描いている。倒錯した性行為のような殺害場面の創出がいい(犯罪行為そのものがいいという意味ではありません)。
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第二巻 子を殺されて復讐を果たした母親の再生と新たな事件新たな狂気。ちょっと「地雷震」に似てる気がする。あんなスタイリッシュな作画じゃないけど笑笑
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田舎から出てきて大学就職結婚出産。順風満帆に見えて自己愛膨れ上がっていた。どの母親も大なり小なり歪んでいて、母親同士の悪意に子供が犠牲になってしまう。 * 編集者園田のトラブル。実体験主義で犯罪や倫理にためらいがない。 * 全体的に葛藤もなく淡々と犯罪が進むので虚無感が強い。
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園田は「サイコパス」でさえないんだろうか。それとも、取材と称して自分の異常な部分をすり替えしているだけなんだろうか。現在の所ではまだ不明ではあるが、快楽目的であろうとなかろうと彼が人の命を奪っている事には違いない。こんな人間には並みの神経では太刀打ちできないだろうなぁ。 園田が駆...
園田は「サイコパス」でさえないんだろうか。それとも、取材と称して自分の異常な部分をすり替えしているだけなんだろうか。現在の所ではまだ不明ではあるが、快楽目的であろうとなかろうと彼が人の命を奪っている事には違いない。こんな人間には並みの神経では太刀打ちできないだろうなぁ。 園田が駆け出しの漫画家(♂)に付き纏われた時に放つ 「素で奇人変人じゃダメなんだよ 頭の中で計算して奇人変人を作れる人間じゃないと 作家たるものね」 この言葉が、凄い真理突いてて、納得してしまった。 なんかもんでんさんとか石原理さんとか読んでる気がする。カモとトラの相棒っぷりがべたべたしてないし、考え方も違うけど一蓮托生なとこが凄い好きなんだが、この度は出番が少なかったが。
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