すべての仕事は「問い」からはじまる の商品レビュー
人の意見は本当にそうか、一回疑えと何度も言われているがなかなか直らず、何とかしたいと思って読みました。 問いかけるとはどう言うことか、分かりやすい具体例が書いてあって、実践出来そうな気がしています。 身につくまで何回も読み返したいと思います。
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1) 「優れた問い」には法則があります。 ①問いは一行で表せるくらい端的にして本質に迫る ②自分の判断や相手を誘導する情報は入れない ③自分以外の視点を取り入れ問題解決の視座を高くする ④未来志向のポジティブな問いを前提にする ----- 2) さらに、優れた問いには「方向性」...
1) 「優れた問い」には法則があります。 ①問いは一行で表せるくらい端的にして本質に迫る ②自分の判断や相手を誘導する情報は入れない ③自分以外の視点を取り入れ問題解決の視座を高くする ④未来志向のポジティブな問いを前提にする ----- 2) さらに、優れた問いには「方向性」があります。 具体的には下記4つ。 ・問題の根本を問う ・未来志向の問いである ・思考の枠を外す ・本当の声(本音)を導き出す 法則に乗っ取っていても問いが向いている方向がずれていれば問題は解決しないので注意。 ----- 3) 問題の根本を問う方向性を考える3つの切り口。 ①Where:問題のありかはどこか? ②Why:問題の根本的な原因はどこにあるのか? ③How:その問題にはどういった対策が考えられるか? 注意点はいきなりHOWから始めないことです。 ----- 4) 仕事で成果を上げる3ステップの思考・アクション ①解決しようとしている問題を取り巻く情報を5W1Hで把握する ②仮説を問いの形で立てる ③仮説を検証する 同僚への確認時も5W1Hのフレームを使って抜け漏れなく確認したいですね。 ----- 5) 質問する時はニュートラルさを意識。 【ダメな問い】 「どうしてやってくれないのか?」 質問者の主観が入っているので健全な議論ができない 【良質な問い】 「そのやり方をしたのはなぜ?」 相手の人格ではなく方法論にフォーカスした質問になっている。 ----- 6) 優れた問いは新しい事業・プロダクトを生む。 実はポカリスエットもある問いから生まれています。 「点滴液を飲み物にできないだろうか?」という問いです。 開発者がメキシコ出張時に入院した際に、栄養と水分を一緒に接種できないか、と考えたそう。 ----- 7) 問いを使いこなすメリット ①情報が整理され優先順位を付けられる ②物事の核心が掴め時短に繋がる ③異なる事象を繋げて発想の枠を広げる ④行き詰まった思考に突破口を見出す ⑤質問により人を動かせる ⑥自分が本当にやりたいことが明確になりすぐ動ける ----- 8) 重要な仕事に集中するための問い ・今自分が集中すべきものは何か? ・本当に必要な仕事は何か? (その仕事は本当に必要か?) ・それは重要なことなのか? ・それをやらないとどんな問題が起こるか? ----- 9) 良質な問いは、問題や事業に切り口を与えてその本質に迫るという特徴を持っています。 例えばニュートンは「月は落ちないのになぜリンゴは落ちるのか?」とという問いを立てて偉大なる発見をしました。 世の中や世の中を紐解く理論はまだ未完成なんです。 ----- 10) 問いはポジティブに。 ・ポジティブな問い 「どうしたらいいだろう?」という未来志向の問い ・ネガティブな問い 「どうしてダメなのか?」という過去思考の問い 未来思考の問いを癖にするには「KPT」というフレームワークが有効かもしれません。 ----- 11) 「KPT」とは? ・継続することは何か? ・改善することは何か? ・次はどんなことに挑戦するか? 自分やチームの取り組みの良悪両方を洗い出し、その上で「次どうしたらいいか?」という「未来志向の問い」で締めるフレームワークです。 チームの内省で使いましょう。 ----- 12) 「筋の良い仮説(=問い)」の正体。 筋の良さは「前提条件を疑えているか?」に関連。 それまでの当たり前やべき論に対して、新しい視点から問いを立てるのが筋の良い仮説に辿りつく道です。 例えば ・本当にそうなの? ・これもありでは? などの問い。 ----- 13) 問いは「プロアクティブ型」でいきましょう。 「プロアクティブ型」の問いとは、「そもそもどうしたいか?」「本来あるべき姿は?」というように、自分で仮説を立ててまだ表面化していない問題を問うものです。 真の課題を掴みにいき、仕事を前に進める。 ----- 14) 人を動かす問いに共通するのは、「相手の可能性を広げる意識」です。 相手を問い詰めるのではなく、相手に対する「尊重、共感、許容」を忘れずに、相手がもっと気持ちよく働いたり、能力を伸ばしたりというポジティブな結果つながる問いを投げましょう。 ----- 15) 自分の「五感」を信じて問いを立てる。 視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感どこかで違和感を感じることがあるでしょう。そのときは、「これは何?どういうこと?」と問いを立ててみましょう。頭で考える前に五感で感じた違和感を捨ててはいけないのです。
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【印象に残った話】 ・良い問いのポイントは、視座を高くすること、未来志向であることだ ・ある物事に対して、自分の視座だけでなく、経営者やユーザーなど、さまざまな視座から問うようにすると、これまでと違うものが見えてくる ・「どうしてうまくいかないのか?」といった、ネガティブな問いは...
【印象に残った話】 ・良い問いのポイントは、視座を高くすること、未来志向であることだ ・ある物事に対して、自分の視座だけでなく、経営者やユーザーなど、さまざまな視座から問うようにすると、これまでと違うものが見えてくる ・「どうしてうまくいかないのか?」といった、ネガティブな問いはネガティブな感情を引き起こす一方、「どうしたらいいか」といったポジティブな問いを立てれば、未来に意識が向かい、「他のやり方を試せばうまくいく」という思考に導くことができる ・過去の延長線上で考えるのではなく、本来のあるべき姿から逆算して考えることで、実現したい未来に近づく 【アクションプラン】 ・仕事上の問題に対して、ユーザー視点でどうしたらいいかを問う
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【感想】この本を読んで、問題解決の際に、常に様々な視座にたって物事を考えていく事で、より有効な解決考えられるのではないかと感じたし、その姿勢を忘れないようにしようと思った。 【メモ】 ・脳にとってわからないこと=空白=不安にもなる ・「問う」ことで問題や悩みの解決のきっかけが出来る。脳が働く。 ・持ち歩きたい問い 何が本当に大事なのか。本当に重要なことは何か。 ・「本質」に迫る問い ・問いのポイント ①問いは一行 ②自分の判断を入れない ③ポジティブにする ④視座を高くする。(視座を変える。) ・「Where(問題のありか)」「Why(原因)」「How(対策)」の3つの切り口 ・前提条件、思い込みを外す。そもそも~
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・問題そのものに取りかかる前に「何が本当の問題なのか?」を問うべき ・問題を構造化して真の問題は何かを明確にし、そしてクライアントがどうなったらいいのか?本当にイシュー(重要な課題)になるのか?を考える ・「Where(問題のありか)」「Why(原因)」「How(対策)」の3...
・問題そのものに取りかかる前に「何が本当の問題なのか?」を問うべき ・問題を構造化して真の問題は何かを明確にし、そしてクライアントがどうなったらいいのか?本当にイシュー(重要な課題)になるのか?を考える ・「Where(問題のありか)」「Why(原因)」「How(対策)」の3つの切り口 ・人間のやることには①表面に表れる部分、②信念体系、③感情の出来事、がある ・きちんと筋道を立てて考えることができないときに、人は「問題を抱えてしまっている」と思う ・「他者への尊重、共感、許容」といったメンタルの要素が高い人たちが集まっているチームは共通して、生産性が高くチームの業績も高い
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「問い」が人生を豊かにする。 非常に参考になった。 要保管。 以下引用 「なるほど」と思える発想がなぜ出てこないのか。その理由は、多くの人が「当たり前というプラグ」を「常識というコンセント」に差したままだから。常識のコンセントには、このままの状態を維持しようとする強い電流が常に...
「問い」が人生を豊かにする。 非常に参考になった。 要保管。 以下引用 「なるほど」と思える発想がなぜ出てこないのか。その理由は、多くの人が「当たり前というプラグ」を「常識というコンセント」に差したままだから。常識のコンセントには、このままの状態を維持しようとする強い電流が常に流れている。そのプラグを意識して抜くことで「無邪気な発想」ができるようになる。
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20161121 問いかけずに何となく生きてきた。これからの生き方をどう変えていくか。大事なヒントになるような気がする。
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プライベートでも仕事でも役に立つ問いの力。 何を聞けばいいのか、何を聞くことで問題が解決するのか? 考えれば考えるほどに質問内容が長くなりがちですが、 本当に良い問いは意外と短いもの。 そして、問いをすることで相手も不快にならない問い。 解決につながる本質的な質問をすることが何...
プライベートでも仕事でも役に立つ問いの力。 何を聞けばいいのか、何を聞くことで問題が解決するのか? 考えれば考えるほどに質問内容が長くなりがちですが、 本当に良い問いは意外と短いもの。 そして、問いをすることで相手も不快にならない問い。 解決につながる本質的な質問をすることが何よりも大切。 なぜなぜ論ではないが、それくらい問いは重要で、 いろんなことに対して質問出来る人というのは、 それだけ話を真剣に聞くことが出来ている証拠でもある。 つまり、相手に興味を持って聞くことが出来ているということだ。 ぜひ、相手に質問することを恐れずに、 短くてもよいから、どんどん疑問に思ったことを 相手に投げかけてみましょう。 ただし、不快になるような質問は避けること。 【勉強になったこと】 ・問いを心がけることで変わること ①バラバラの情報をひとまとめにする ②物事の核心がつかめ、時短につながる ③異なる物事を繋げて、発想を広げる ④状況を変える ⑤人間関係がうまくいく ⑥自分を変える ・理不尽なことが起きた場合、我慢するのも反発するのも よくない。一旦落ち着いて、状況を見渡す問いをすることで、 人間関係をこじれることを防ぐことが出来る。 「この場で何が起きているんだろう?」と聞いてみること。 これにより、相手が何故理不尽なことを言っているのか、 客観視することが出来、本質を理解することが出来る。 ・うまくいっていないときは時間が確保出来ればうまく いくのでは?と一旦仮説を立ててみること。 時間が確保出来れば出来そうと感じられるのであれば、 一旦他の仕事を除外して時間をきっちり抑えてみること。 時間があると感じるだけで、大変さは軽減可能。 ・良い問いの特徴 1行 自分の判断を入れない ポジティブな問い 高い視座(別の視点)を持つ ・問題の根本を問いただし、解決に向かうときは、 Where:どこに問題があるのか? Why:何故そうなっているのか? How:どのようにすればよいのか? の順番で整理していくのが良い。 ・最も重要な5つの質問とは、 われわれのミッションは何か われわれの顧客は誰か 顧客にとっての価値は何か われわれにとっての成果は何か われわれの計画は何か という5つの質問からなる経営ツールである。 ・出てきた情報に対しては、バイアスがかかっていないかを 必ず疑うこと。 つまり、1次情報なのか2次情報なのかを確認すること。 バイアスがかかっている場合は、「本当にそうなのか」 という問いを立て検討したうえで採択すること。 ・高いパフォーマンスを生み出すチームの特徴 他者への尊重・共感・許容といったメンタルの要素が 高い人たちが集まっているチームが生産性が高くなる。 ・何かつらいことが起きたら、 「これを何かのチャンスにできないか?」 と問いかけること。この問いかけだけで前向きになれる。
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