これが「日本の民主主義」! の商品レビュー
目的:選挙に行くにあたって、日本の政治を知っておく必要があると考えたため。そのためには歴史や変遷を知っておくことが大切だと考えたため。 要約: 以下の7つの章で構成されている。 ・日米安保条約から安保関連法まで ・日本の食とTPP ・日本の原発政策 ・税制の変遷と消費税 ・政治と...
目的:選挙に行くにあたって、日本の政治を知っておく必要があると考えたため。そのためには歴史や変遷を知っておくことが大切だと考えたため。 要約: 以下の7つの章で構成されている。 ・日米安保条約から安保関連法まで ・日本の食とTPP ・日本の原発政策 ・税制の変遷と消費税 ・政治とメディア ・55年体制以降の連立政権 ・これからの日本の民主主義 これらのテーマについて歴史が解説されている。そして、著者のきびしめの意見が載せられており、政治を考えさせられる一冊。 Act:選挙に行きます。
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日本の民主主義は崩壊してるんじゃ?と疑いたくなる内容でした。国民一人一人がもっと勉強して賢くならないと。問題だらけの政治の場。思い切って世代交代してみたらどうかしら。原発もあまり検討せず、お金で解決した感じが強引すぎ。もっと専門家の意見を聞くべきだし、ゴミの処理ができないのに稼働...
日本の民主主義は崩壊してるんじゃ?と疑いたくなる内容でした。国民一人一人がもっと勉強して賢くならないと。問題だらけの政治の場。思い切って世代交代してみたらどうかしら。原発もあまり検討せず、お金で解決した感じが強引すぎ。もっと専門家の意見を聞くべきだし、ゴミの処理ができないのに稼働させるべきではない。でも、みんな電気使うよね。頑張って新しいエネルギー開発してほしい。そのための予算もつくってほしい。
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日本の民主政治の程度の低さが浮き彫りにされている。 個人個人がもっと政治の事を勉強していかなければならない。
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今議論されていて、歴史を紐解かないと理解できないアジェンダ(日米安保、食とTPP、原発、税制、メディア)をわかりやすく解説されてる。日本国民はこれらの背景構造をきちんと理解すべき。 詳細は下記。 https://note.com/t06901ky/n/n08e6b515103...
今議論されていて、歴史を紐解かないと理解できないアジェンダ(日米安保、食とTPP、原発、税制、メディア)をわかりやすく解説されてる。日本国民はこれらの背景構造をきちんと理解すべき。 詳細は下記。 https://note.com/t06901ky/n/n08e6b515103f
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【日米安保条約】 砂川闘争において、最高裁が「アメリカ軍の駐留は憲法違反ではなく、日本は必要最小限の自衛のための力を持つことは認められる」という判断を下す。 岸信介は、安保改定のためにアメリカと交渉し、アメリカの支援義務を盛り込むが、同時に、アメリカ軍が「極東」での平和を守るた...
【日米安保条約】 砂川闘争において、最高裁が「アメリカ軍の駐留は憲法違反ではなく、日本は必要最小限の自衛のための力を持つことは認められる」という判断を下す。 岸信介は、安保改定のためにアメリカと交渉し、アメリカの支援義務を盛り込むが、同時に、アメリカ軍が「極東」での平和を守るために日本の基地を使用できる、と規定する。 →当時第一会派の社会党との審議が難航を極めるが、警官隊を導入し、本会議場から反対会派を締め出し強行採決。 →これには反対した全学連が国会突入。ほぼ内乱状態に。(六十年安保闘争) また1970年には、条約の期限は10年のため、改正が必要となるが、社会党や共産党の働きかけで、全国の大学で安保闘争が繰り広げられる。佐藤内閣は、改訂ではなく自動延長を選んだ。 クウェートに侵攻したイラク軍をアメリカと多国籍軍が攻撃。(湾岸戦争)日本も協力を要請されたが、資金援助にとどまったため、クウェートから感謝されなかった。 これがトラウマとなり、自衛隊の海外派遣ができるよう法整備を進める。 1991年にはPKO協力法案を可決、初めてのPKOはカンボジアに派遣。 2001年の同時多発テロを契機に、テロ特別措置法など、多くの軍事法案が可決され、軍隊としてアメリカに協力する組織に変わっていく。 第二次安倍政権にて、今までは「集団的自衛権の権利は有していても、行使はできない」という判断を変え、集団的自衛権の行使を認める平和安全法制が成立。 【日本の食とTPP】 1929年の世界恐慌では、各国が保護貿易に走ったため、ダメージがより深刻化した。戦後の1947年、GATTが成立。農作物の自由化が始まっていく。ウルグアイラウンドでは牛肉、オレンジなどが自由化され、日本の農家に大打撃を与えるが、品種改良やブランド化で差別化を図っていった。 コメは自由化をしていなかったが、冷夏によりタイ米を輸入し始め、輸入禁止を撤廃。しかし高い関税はかける。 2016年にTPPの署名式(品目の80%が関税即時撤廃、残りも10年間で廃止を目指す)が行われ、今後は各国で承認手続きが行われる流れとなっていたが、突如アメリカが反対した。 TPP重要五項目:米、麦、牛肉豚肉、乳製品、甘味原料→こいつらは譲りたくない。また、食料自給率が低いため、海外からの安い製品が来ると更に下がる可能性がある。農業の規制緩和や、どう新しい国際競争力をつけていくかが肝になる。 【核】 アメリカが、冷戦中に核の平和利用を訴える。それに中曽根が乗り、読売新聞主体での、核の平和利用キャンペーンを国民に訴える。1956年に、日本原子力研究所が設立。原発の運転に舵を切るが、各地の反対運動も噴出した。しかし、原発を受け入れた自治体に交付金を払うことで、各地を懐柔していく。 チェルノブイリで原発事故が起こり、国民に不安が残る中、日本でもJOC原発事故、福島の事故が起こった。 現在でも、MOX燃料の製造工場、もんじゅ、リサイクル燃料の製造工場、使用済み核燃料最終処分場などの見通しが経っていない。 【税】 消費税を5%に上げたはいいものの、駆け込み需要により結局景気は冷えこみ、赤字国債の発行につながった。 外形標準課税(赤字だろうがなんだろうが、会社の規模に応じて課税させる)は、一度は挫折したものの、その後一定部分で課税している。 【メディア】 「〇〇事件を××新聞社が報じないのは意図的だ」→他新聞社の特ダネで、裏が取れないだけだったり、単に知らなかったりするだけだよ 【55年体制】 1993年に、自民党の分裂があり新会派が続々誕生、日本新党の細川護熙による連立政権が誕生し、55年体制が崩壊。しかし、各党の主張はバラバラで、小選挙区比例代表並立制を成立させると、すぐに政権を投げ出した。 その後、あれだけ仲が悪かった自民党と社会党が連立する。国民は、「今までの戦いはなれ合いだったのか」と政治不信に。社会党が総理になった途端、自衛隊も安保条約も堅持する姿勢に→支持者が大量に離れ、社会党崩壊 自民党はそれ以来、与党になることを第一に相手を選ばない連携を取っている。 また、公明党と連立政権を組んでいることにより、選挙において創価の強力なバックアップがあるため、公明党への依存が強まっている。 【民主主義とは】 現在の民主主義においては、過半数を取った政党が、国民の意見をきかずに「ありとあらゆる」法案を通している。国民は選挙の時に良いと思う政党に投票するが、当然、全てのマニュフェストに納得しているわけではない。 →デモ・集会に代表されるような政治活動を、またマニュフェストの検討と投票を、「若い人」が積極的にやらねばならない。
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190923.池上さんの日本の政治に対する嘆きが聞こえてくる本。 ラストの歴代総理に対してのステータス的評論は面白かった。野田さんの評価も高かったのが良かった。 安倍さんも一発目はやっぱり良くなかったんですね。 最後の参考文献数に圧巻。
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章仕立てで各論を展開。一章の自衛隊の成り立ち、経緯説明は非常にわかりやすい。そうだったのか!と納得。TPPや消費税など政治家の矛盾点を突いたりと読み応え十分。中学生くらいを対象にこれに基づき教えると良いのにと思った。
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