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首折り男のための協奏曲 の商品レビュー

3.3

304件のお客様レビュー

  1. 5つ

    25

  2. 4つ

    84

  3. 3つ

    137

  4. 2つ

    33

  5. 1つ

    5

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2023/06/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伊坂さんの描く合コンってこんなに面白いんだ。 伊坂さんシリーズで出てくる首折男、そこにまつわる色々な物語。 暗い結末かと思いきや、ほっこりする話がたくさんありました。 中でも好きなのは、合コンの会。一人ひとりの思惑を感じながら楽しみつつ、その裏で事件の真相にはらはらしながら、元恋人との会話も楽しみながら、一度で色んな楽しみを味わうストーリー。 印象的なフレーズ。隣で人が死んだり、事件が起きていても、隣で楽しくご飯食べてる。けど僕たちができるのは、目の前のことに一生懸命になるだけだ(うろ覚え)。

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2023/12/02

このタイトルに興味が湧く。短編集で実は繋がってたり繋がってなかったり…神様は時々見ていてたまたま見てる時に制裁を下す話になるほどな~と思いました。夫婦の話にほっこりしました。自分は自分の与えられた譜面を演奏するのに精一杯で隣の譜面を覗く余裕もない。自分の譜面を演奏しながら他人も上...

このタイトルに興味が湧く。短編集で実は繋がってたり繋がってなかったり…神様は時々見ていてたまたま見てる時に制裁を下す話になるほどな~と思いました。夫婦の話にほっこりしました。自分は自分の与えられた譜面を演奏するのに精一杯で隣の譜面を覗く余裕もない。自分の譜面を演奏しながら他人も上手く演奏できればいいなと祈るだけ。どこかで悲しい事が起こっても自分の仕事を人生を精一杯やることしかできない。

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2023/05/10

群像劇やテンポのいい文章、ウィットに富んだ会話が好きな自分にとって、伊坂幸太郎は好きな作家の一人。久しぶりに読みました。短編集らしいのですが、でも微妙にそれぞれの話が繋がっているようにもみえる、という不思議な構成。というか、結果的にそうなってた、ということらしいですが。いろんなと...

群像劇やテンポのいい文章、ウィットに富んだ会話が好きな自分にとって、伊坂幸太郎は好きな作家の一人。久しぶりに読みました。短編集らしいのですが、でも微妙にそれぞれの話が繋がっているようにもみえる、という不思議な構成。というか、結果的にそうなってた、ということらしいですが。いろんなところで展開されたストーリーがつながって一つの世界を構成してるみないな構成はやっぱり好きですね。

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2023/04/30

タイトルの物騒な印象とは違ってあたたかく、そして救われる(私にとっては)物語でした。他の伊坂幸太郎さんの作品と同様に、氏の考え方、優しさが感じられる言葉がたくさん溢れていて、また物語としても大変面白かったです(語彙力よ…)。 ますますファンになりました。

Posted byブクログ

2023/04/29

短編小説を繋ぎ合わせたものだそうだけど、まったく違和感がなかった。 お馴染みの黒澤の登場もあり、久々に伊坂さんの言葉遣いに楽しませてもらった。(^_^)v

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2023/04/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

つながりのない話を集めた短編集だと思って読んでいたところ、共通したテーマやキーワードがちょこちょこ出てくるので、繋がってるの?と逆に驚いてしまった。ゆるーく、繋がっているようだ。 多くの話に共通する「天罰」が印象的だった。以前、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読んだとき、「神様ってこういう気まぐれなスタンスなんだ」「神は虫かごを覗いている人間のようなものだ」と発見したように感じて非常に腑に落ちたことがあったのだが、「人間らしく」にはまさにそのことが書いてあると思った。首折り男は、依頼により(依頼者にとって)天罰を受けるべき人間の首を折っていくが、自身も「首折り男の周辺」で謎の死を遂げることになる。首折り男も、「見ている時には、ルールを適用してくれる」神から天罰を受けたということなのだろうか。読み進めていくうちに、「月曜日から逃げろ」同様、この本自体が過去に遡っていることに気づく。首折り男の意外な若さに驚いたり、首折り男が他の人の罪を引き受けたり、著名なピアニストのピアノに興味を示したりと人間的な一面を見せて、はじめは読み流していた首折り男の死と、そのとき鳴っていたCDのピアノが静かに胸に迫ってくる。 伊坂作品には珍しく「相談役の話」のようなホラーテイストの話があったり、「合コンの話」のように様々な文体で書かれた話があったり、豊かな趣向を楽しむことができた。 どの話も面白かったが、特に「合コンの話」と「僕の舟」がよかった。「合コンの話」の、佐藤がピアノを弾くシーンがとても素敵で、また、「僕の舟」の写真を撮るときの表現もとてもよかった。以下そのシーンの引用。「シャッターを押すと、清冽な泉から水がはねるような音がし、室内の光景を掴み取る光が走った。」

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2024/02/17

どうにかストーリーの繋ぎを考えながら読んでも、悲しくなるほどさっぱりわからなくて。3話目ぐらいで紹介読んでみました。ぐっとこらえれば、最後に繋がってくるんだと、文字を追いました。遂に、私の中では繋がらない。そして、最終ページに、雑誌に書いた短編をまとめたものです。と、多少手を加え...

どうにかストーリーの繋ぎを考えながら読んでも、悲しくなるほどさっぱりわからなくて。3話目ぐらいで紹介読んでみました。ぐっとこらえれば、最後に繋がってくるんだと、文字を追いました。遂に、私の中では繋がらない。そして、最終ページに、雑誌に書いた短編をまとめたものです。と、多少手を加えて繋がりを持たせたようです。読み方を間違えてしまいましたが、再読はしません。

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2023/06/28

初めての伊坂幸太郎作品。 首折りだの殺し屋だの謳ってるからてっきりミステリだと思って読んでたんだけど半分くらい読んだところであれ、ミステリじゃないのか…?って感じ始めて途端にそれ以降読む気なくなってしまった。 「人間らしく」までは何とか読んだ。 それ以前の話も特に面白い訳でもなく...

初めての伊坂幸太郎作品。 首折りだの殺し屋だの謳ってるからてっきりミステリだと思って読んでたんだけど半分くらい読んだところであれ、ミステリじゃないのか…?って感じ始めて途端にそれ以降読む気なくなってしまった。 「人間らしく」までは何とか読んだ。 それ以前の話も特に面白い訳でもなく、へ〜これが今後どうなっていくんだろな〜くらいの気持ち… 他の人の感想見てると、ちゃんと最後まで読めばまた違った感想得られるんだろうけど、半分読んだところで特に何の面白味も感じなかったのでこれ以上読み進める気にはならないかな… しかも短編集だったんかい!わかりづら^^;笑 何かしら殺人事件が起こって、犯人がいてトリックが判明して…っていう王道な方が私は好きだな。 申し訳ないが私には合わなかった。

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2023/04/01

わくわくして読んだのにまさかの短編集だった(笑) 内容はなんとなーく繋がってた。面白いけど、で、結局?なに?って感じで終わってしまった。。(笑)

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2023/03/29

いろんな角度から俯瞰して見ることができる、というのが、私はとても好きなのかもしれない!たまにこんがらがるけど、繋がった瞬間の気持ち良さよ〜。全短編面白かった。

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