私の家では何も起こらない の商品レビュー
夏にピッタリ
ある幽霊屋敷を舞台として、人間と幽霊が時代を超え繋がり続けるお話。幽霊よりも人間の方が怖いとは良く言われるが、まさにそれを物語で表現している。スラスラと読みやすい作品。
まるまる
幽霊屋敷を中心とした連作短編小説。 不穏で幻想的な世界観が好みでした!そこまで怖くないのでさらっと読みやすいと思います 話が進むごとにこのお屋敷で起きた事件やその周囲の出来事の真相が少しずつ浮かび上がり、繋がっていくのが楽しかったです! 「私の家では何も起こらない」→小説家の...
幽霊屋敷を中心とした連作短編小説。 不穏で幻想的な世界観が好みでした!そこまで怖くないのでさらっと読みやすいと思います 話が進むごとにこのお屋敷で起きた事件やその周囲の出来事の真相が少しずつ浮かび上がり、繋がっていくのが楽しかったです! 「私の家では何も起こらない」→小説家の住む家に本物の幽霊屋敷を探す男が訪れる話 「私は風の音に耳を澄ます」→ある視点から屋敷の住人やその生活が描かれた話。最後はゾワっとしました。 「我々は失敗しつつある」→幽霊屋敷に行く男女のお話。このお話だけあまり分からなかったです 「あたしたちは互いの影を踏む」→キッチンで殺し合った姉妹の話。どうして事件が起こってしまったのか、その真実が分かります 「僕の可愛いお気に入り」→殺人鬼の美少年のお話。彼は誰に話しかけていたのか… 「奴らは夜に這ってくる」→おじいさんが孫に奴らの話を語るお話 「素敵なあなた」→幽霊屋敷を案内する女性のお話。その女性の正体とは… 「俺と彼らと彼女たち」→幽霊屋敷を修理する大工の話。ここに住む幽霊が悪い存在ではないと感じる話で1番お気に入り!悪さをするのは生きている人間で、死んでいる人間なんて可愛いものという言葉が印象的でした! 「私の家へようこそ」→幽霊屋敷に住む小説家のお話。語りがどんどん不穏になっていき、いろんな存在が入り混じっていることを感じてとても怖かったです
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丘の上にぽつんと佇む"幽霊屋敷"を舞台としたホラー未満(?)な短編集。作品全体にうっすらと不穏な空気が漂っていて、少しゾクっとする程度の怖さなので、ホラー小説が苦手な人でも読める内容だった!!
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大工親子の話が好きだった。敵が一つだと一致団結するし、安全だとわかると味方になってくれる彼らたちが可愛く思えた。 一貫して登場人物の固有名詞が出てこないのが、あくまでその家で起こっていた思い出、という扱いだったのだろうと思う。 ジャンプスケアではなくひっそりと怖さが寄り添ってくるのが、日常に潜んだホラー、という感じがして好き。
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恩田陸さんの連作短編小説。ジャンル分けるならホラーなのか。直接的な怖さがあるわけではないが、じわりじわりと迫ってくる怖さが逆に日常を侵食するような印象があり、終始不安を感じさせる。 タイプこそ違えど、同作者の「ユージニア」や「不安な寓話」のように終始不安感を出してくる作品で読後感...
恩田陸さんの連作短編小説。ジャンル分けるならホラーなのか。直接的な怖さがあるわけではないが、じわりじわりと迫ってくる怖さが逆に日常を侵食するような印象があり、終始不安を感じさせる。 タイプこそ違えど、同作者の「ユージニア」や「不安な寓話」のように終始不安感を出してくる作品で読後感まで続く。 少し変わったホラーを読みたい人におすすめの一冊。
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丘の上にひっそりとたたずむ家。 幽霊屋敷とも呼ばれていて、過去に凄惨な事件や事故が多発していた。 語り手が変わりながら物語が進むゴーストストーリー。 私はホラーが苦手な方だが、リタイアすることなく最後まで楽しめた。 喋り口調で進むお話が多くてテンポよく読める。 家に住み着く幽霊たちがリフォームにやってきた大工の手伝いをする場面が面白かった。 幽霊は悪い奴ばかりじゃないし、幽霊よりも人間のほうがよっぽど怖い、と不動産屋と大工の掛け合いを読んで感じた。
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ずば抜けての怖さがある訳ではないですが、全部のお話がゾワッとして、幽霊的な怖さと人間的な怖さの両方を感じられました。 読んだ後、じわじわ怖くなり、目を瞑ると光景が浮かんでしまいました。
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短編小説のかたちである幽霊屋敷の話しが語られる キッチンでアップルパイを焼きながら殺し合った中年の姉妹 子どもをさらって主人に食べさせていた料理女 自殺した殺人鬼の美少年 などなど 映像化されたらかなり面白いのではないかと思った
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読み終えた後、自分の感情をどう名付ければいいのか分からなくなる、非常に奇妙な一冊でした。 ゾッとするような生理的な恐怖を感じたかと思えば、どこか「可愛らしい」とすら思えてしまうシュールな瞬間が訪れる。その一貫性のなさが、逆にこの「家」の底知れなさを際立たせています。単なるホラーの...
読み終えた後、自分の感情をどう名付ければいいのか分からなくなる、非常に奇妙な一冊でした。 ゾッとするような生理的な恐怖を感じたかと思えば、どこか「可愛らしい」とすら思えてしまうシュールな瞬間が訪れる。その一貫性のなさが、逆にこの「家」の底知れなさを際立たせています。単なるホラーの枠には収まらない、多層的な感情を揺さぶられる感覚。正体不明の余韻に包まれたまま、本を閉じることになりました。
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短めなお話だけど、読んでいてザワっとした。すごいホラー描写とかはなくて、けど描かれるものが不気味で引き込まれ、どんどん読んでしまった。
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