シャクルトンの大漂流 の商品レビュー
エンデュアランス号のノンフィクション絵本版。抽象化された絵ではあるが、隊員全員や探検道具、犬たちが絵付きで紹介されいておもしろい。写真に残されていない海上シーンなども描かれていて想像力を刺激される。 この本で初めて知ることも少なからずあった。エレファント島でマクリンとオーデリ...
エンデュアランス号のノンフィクション絵本版。抽象化された絵ではあるが、隊員全員や探検道具、犬たちが絵付きで紹介されいておもしろい。写真に残されていない海上シーンなども描かれていて想像力を刺激される。 この本で初めて知ることも少なからずあった。エレファント島でマクリンとオーデリーの決闘騒ぎがあったことや犬たちの名前、ハーレーがどうやって写真を撮っていたか等である。エンデュアランス号について書く際に著者たちはそれぞれに取材し、分かったことを取捨選択して本にまとめているのだから、ファンとしては手に入るものすべてに読む価値があると思う。
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南極を目指したアーネスト・シャクルトンの実話 探検の詳細をわかりやすく絵本にして解説 23回日本絵本賞翻訳絵本賞
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[墨田区図書館] 図書館で立ち読み。 不勉強な私は彼の名前を知らず、この本で初めて知った。 何も知らない現代人が読むと、「結局南極大陸横断どころか全然踏破できなかったんじゃん」と思ってしまいそうだが、今の技術や物資でさえ、極寒の地を、しかも命綱となる船を失った氷上生活で生き抜...
[墨田区図書館] 図書館で立ち読み。 不勉強な私は彼の名前を知らず、この本で初めて知った。 何も知らない現代人が読むと、「結局南極大陸横断どころか全然踏破できなかったんじゃん」と思ってしまいそうだが、今の技術や物資でさえ、極寒の地を、しかも命綱となる船を失った氷上生活で生き抜くのはとてもすごいことだというのはわかる。後で調べてみると案の定、様々な映画などにされている伝説の人となっていた。もちろん先人達の建てた小屋があったからなど、ラッキーな要素も多々あるとは思うし、この人による工夫やリーダーシップもあるとは思うが、「全員無事帰還」というのはとてつもなくすごいことだな。
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人は常に冒険をし続けなくてはならない。それが失敗に終わったとしても挑戦することが重要だ。 そんな気持ちにさせた本。
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・シャクルトンは南極大陸横断を志しなしとげることはかなわなかったが苛酷な自然と闘いつつなんとか全員生還したその不屈の挑戦を描く絵本。 ・この旅路は失敗なのか、成功なのか。ラストのひと言は負け惜しみかそれとも真実か。
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南極大陸横断を目指したシャクルトン号の男たち、犬たちは、想像をはるかに超える試練に向かう。しかし、さらに驚かされるのは、彼らの精神の健やかさと笑顔だ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やさしく細かい絵、ファンタジー?なんて考えながら頁をめくっていたら、なんとノンフィクション!? 南極横断探検隊の過酷な挑戦を語る。 ふんわりしたイラストからは予想できない衝撃の展開。 準備の品々や緊急時に持ち出したものなど、細かい描写に、自分が漂流したときの参考になるかも、とつい真剣に見入る。 窮地に追い込まれて、士気が下がる中、隊長のシャクルトンと副隊長のワイルドの前向きな姿が素敵。 カタカナの名前に苦戦して音読をしていたS12。 途中から夢中になって読み進める。 「うわ、これ、すげー考えたね。ってこっちでも同じこと考えてるじゃん」 「出発前に誰が隊から外れたか調べてみる」と読み返す。 「10人、名前がでてこねー。」
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「エンデュアランス号大漂流」を読んだ時は、もっと怖く感じたけど 色鉛筆のイラストが入って絵本になるとわくわく感が増して 冒険が楽しめる感じがします 子どもたちにぴったりですね 帯に石川直樹さんのコメントが入っているのも嬉しかったです 彼ってこれからの人たちの指針になるような冒険...
「エンデュアランス号大漂流」を読んだ時は、もっと怖く感じたけど 色鉛筆のイラストが入って絵本になるとわくわく感が増して 冒険が楽しめる感じがします 子どもたちにぴったりですね 帯に石川直樹さんのコメントが入っているのも嬉しかったです 彼ってこれからの人たちの指針になるような冒険家だと思うんですよね
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この物語は、1914~1917年、南極の流氷帯で船が沈没したけれど、探険隊の全員が無事に生還した実話を描いた絵本です。 アーネスト・シャクルトンはイギリスの探険家。この話の前にはノルウェーのアムンセンの探険隊がスコットの探険隊に先駆けて南極点に到達していた。 シャクルトン...
この物語は、1914~1917年、南極の流氷帯で船が沈没したけれど、探険隊の全員が無事に生還した実話を描いた絵本です。 アーネスト・シャクルトンはイギリスの探険家。この話の前にはノルウェーのアムンセンの探険隊がスコットの探険隊に先駆けて南極点に到達していた。 シャクルトンは次の冒険として南極大陸を横断する探険隊を結成する。自信が隊長となり、船や隊員たちなどの準備を進め、いざ南極に向けて出港。 だが、流氷帯に入り、身動きもできないまま人々は船から出て宿営地を作る。間もなく船は流氷に押し潰され沈没。 隊員たちは、アザラシやペンギンなどを狩って命を繋ぎながら、帰還の道を進む。 大変厳しい状況の中、希望を失わずシャクルトン隊長や隊員たちが南極の氷山を歩き続けたり、脱出用のボートで航海したり、とんでもない冒険となっている。また、作者の絵が、クレヨンパステルのような柔らかくて可愛い絵なのに、南極の荒々しさや厳しさが描かれています。 子どもが冒険の物語として読んでもいいと思いますし、それが実話だったのだと知るとまた別の感情が湧いてくるように思います。
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