あなたの人生、片づけます の商品レビュー
あー読んでよかったってしみじみ思う。 この本もそうだが谷垣美雨さんの小説は自己啓発本の要素が漂う。 本を読み終わってキッチンを片付けたくなった。まずは調理台の引き出しから・・・。あと本棚もパンパン。いらない服も処分しなきゃな。高く引き取ってもらおうと卑しい考えがあるので捨てること...
あー読んでよかったってしみじみ思う。 この本もそうだが谷垣美雨さんの小説は自己啓発本の要素が漂う。 本を読み終わってキッチンを片付けたくなった。まずは調理台の引き出しから・・・。あと本棚もパンパン。いらない服も処分しなきゃな。高く引き取ってもらおうと卑しい考えがあるので捨てることに躊躇している。だからずっとタンスの肥やしだ。もう古着屋に引き取ってもらわくていい。手続きが面倒だ。捨てよう! 最後の「きれいすぎる部屋」では泣いた。こちらは涙でデトックス。 実に清々しい気分にさせてくれる本だ。 シリーズ化を願う。
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部屋の掃除ができない背景には様々な社会的・心理的な要因があって、それらの要因を分析して解決策を見出していくおばさんの物語。 おばさんは基本的に無愛想だけど、時たま見せる笑顔や褒め言葉で人を操っていく魔性の女。普通のおばさんで地味なんだけど大活躍していく様子に勇気をもらった。 ...
部屋の掃除ができない背景には様々な社会的・心理的な要因があって、それらの要因を分析して解決策を見出していくおばさんの物語。 おばさんは基本的に無愛想だけど、時たま見せる笑顔や褒め言葉で人を操っていく魔性の女。普通のおばさんで地味なんだけど大活躍していく様子に勇気をもらった。 自分もここのところ掃除を頑張って取り組みたいなと思っていたから、どのように捨てればよいかテクニックも学べたし、掃除だけじゃなく人生の断捨離もやりたいなという意識を得ることができた。
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部屋だけでなく人生も整理してくれる、大庭十萬里。 汚部屋や片付けられない人々の家や生活を彼女が指導して変えていくお話。 全4話の短編集だけど、どのお話も面白くて気持ちもスッキリする!私ももっと片付けてスッキリしたい。とても前向きになれる本。
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別に部屋は散らかっていないが、常に綺麗に片付けておきたい気持ちがあり表紙に惹かれて少し立ち読みしたら面白かったので購入。 ゴミ屋敷の問題をたまにTVで見るが、本書を読んで、そういうのは片付けられない人の心理状態、人生、生き方に直結するものなんだと感じた。部屋を片付けたいときは、...
別に部屋は散らかっていないが、常に綺麗に片付けておきたい気持ちがあり表紙に惹かれて少し立ち読みしたら面白かったので購入。 ゴミ屋敷の問題をたまにTVで見るが、本書を読んで、そういうのは片付けられない人の心理状態、人生、生き方に直結するものなんだと感じた。部屋を片付けたいときは、立ち止まってゆっくり生き方を見直してみようと思う。
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いい話だった!! 部屋の片付けと何故片付けられなくなったのか、 上手く作品になってて、リアルでよかった!! これを読むと片付けしたくなる!! ほっこりできていい作品です!!
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以前、俳優?お笑い芸人?のきたろうが文化放送の番組で「面白かった」と言っていたのを覚えていたのでコンビニで見つけた時立ち読みしていたら面白かったので買ってみた。割と面白い。
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主人公の大庭十萬里は、「片づけ屋」としてマスコミや書籍出版でも知られた存在。しかし、自ら依頼者宅の片づけを行うことはない。依頼者の置かれた状況を見極めていくといった、ちょっとしたミステリータッチで描かれていく。登場する依頼者は4人。それぞれ短編で構成されている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もともと片付けは好きだけど、読みながら片付けたくてウズウズしてしまった。 本当に気持ちが荒れていると家が散らかってくる。心の余裕がないと出来ないものなのかな。 最後だけ片付ける側の視点で描かれているのが新鮮だった。やっぱりそう思ってたんだ…。 前の3人までは遠慮のないズケズケとした物言いで影響を与えていったけど、最後は悪戦苦闘してちょっとイライラもしていて面白かった。
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断捨離小説 片付けの裏に隠れた心の中の問題までまとめて解決していく。文章はイマドキであまり好きなタイプではないが、短編で読み進めやすく軽く読むには最適。読み終わったあとはお家の中の要らないものも捨てたくなる。 主人公のキャラクターが全く魅力的でなく、どこかでどんでん返し的に隠れ...
断捨離小説 片付けの裏に隠れた心の中の問題までまとめて解決していく。文章はイマドキであまり好きなタイプではないが、短編で読み進めやすく軽く読むには最適。読み終わったあとはお家の中の要らないものも捨てたくなる。 主人公のキャラクターが全く魅力的でなく、どこかでどんでん返し的に隠れた人間的な魅力が出てくるかと思いきや最後まで微妙な人物設定だったのが逆に斬新だった。
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私は滅多に新しい作家の小説本を読まない。根が不器用なので、お気に入り作家が出来ると、読む本が増えて困るのである。上手く付き合えない、片づけられないのである。 現実でも、いろんなことが片づけられない。よって、この本を手に取った。特殊目的限定だから、こういう本は時々読むことにしてい...
私は滅多に新しい作家の小説本を読まない。根が不器用なので、お気に入り作家が出来ると、読む本が増えて困るのである。上手く付き合えない、片づけられないのである。 現実でも、いろんなことが片づけられない。よって、この本を手に取った。特殊目的限定だから、こういう本は時々読むことにしている。小説だけど、情報採取目的の新書を読むようなものだ。煽り文句は「この本を読んだなら、きっとあなたも断捨離したくなる!」というものだった。結果は、うーむビミョーである。 小説としては、決して出来が良いわけではない。たまたま片づけ屋・大庭十萬里の言葉は、「心に問題がある」片づけられない人たちのツボを押さえて行くのだけど、月二回3ヶ月の訪問で、そんなに心の動きが変わるのならば、私でもやって欲しいくらいだ。たいてい、その気になっても、リバウンドしてしまう。あ、私は簡単にその気になるのだから、そもそもここに出てくる人のように「重症」ではないのか。どうなんだろ。「重症」の診断の仕方が、イマイチわからない。ここに出てくる人たちは、一部分きちんと片づけ出来ても、心に問題あるから「重症」と言われてしまっている。 小説には不満だ。でも、心に問題ありと認めたくないから、ちょっと片づけようとは思った。でも、続くかどうかはたいへん疑問だ。 2019年1月読了
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