鯖猫長屋ふしぎ草紙 の商品レビュー

田牧大和(著者)

2023/03/09

前から気になっていたシリーズ。
成田屋の旦那こと、同心の掛井様が気に入ったので、しばらく読んでみる。

2022/12/13

時代劇の２時間ドラマを見ているようなお話です。
義理と人情、江戸っ子万歳！
最初はなかなか話が動かずじれったいですが、重要人物たちの独白が要所で出てきて、その度にお話が大きく動いていきます。
つまんないなー、と思っても２章くらいまでは頑張ってみて。

2022/10/15

江戸時代の本は初でした。
長屋でおこる小さな事件はそれぞれ解決していくが、もともとの大きな事件がずっとつながっていて、最後の大捕物となって面白かった。

2022/09/01

一匹の猫がヒエラルキーの頂点に立つとある長屋の人情時代小説。謎解き要素もある連作短編でもあります。
面白かった・・・けど、なんか妙に読みづらさを感じた。なぜだろう？話というか会話のテンポやリズムみたいなものだろうか？
あと登場人物が全体的に嫌な感じか駄目な感じが漂っていてあんまり好きになれないな、と。長屋のまとめ役おてるさんあたりが顕著。お節介焼きの善人だと書かれているけど、作中ではやたらとげとげと周りを責めるシーンしかないのでいい人っぽさを感じにくい。語り手である拾楽もひたすら周りを冷めた目で観察してばかりだし。
そんな中、唯一悪い印象があまり描かれてない人物がいて・・・・逆にもうあからさまにこいつが「実は悪者」じゃん。と思ったらその通りだったし。
結構シリーズ続編あるみたいだけど、読むかどうか悩むなあ。最初だから粗削りなだけでここからだんだんと面白くなっていくのかな？

2022/08/13

不意に空いた時間を潰すために購入。
時代劇ものを読みたいと常々思っていた所に、猫の表紙、薄いお試し本を配布中、続きもの、に食指が動いた。
賢い猫と曰く付きの飼い主、温かい長屋住人のお話。
お試し本によれば猫がもう1匹増えるらしいけどいつなんだろう。
読み慣れない言葉が少なくない割には、読みやすい。シリーズ通して読みたいと思える本が増えて嬉しい。

2022/06/26

人からお借りしての出会い。
猫しか描かない画描きとその飼猫が住む長屋で起きる騒動のお話。
章のはじめの問はず語りで登場人物の心の中を語流のも面白く読めました。

2022/03/31

其角と一蝶のシリーズ２作品の面白さを知って、
同じ作家のなるべく長いシリーズをと図書館でさがすと、
「鯖猫長屋ふしぎ草紙」シリーズがあった。

その第1巻。

一人働きを信念とし、あくどい奴からだけ盗み、
一才の死人は出さない元盗人「黒ひょっとこ」
気にかけていたのは、気のいいだけど一人では盗みに入る度胸のない位吉。組んだ仲間が悪く殺される。
今際の際に頼まれたことは、雌猫の三毛猫の世話。

人間よりも威厳があって、長屋のみんなから頼られる猫が主人公（？）勘が鋭く、命を助けられた者もいる。
一睨みで近所の猫を近寄らせないほど喧嘩も強い。
雄の縞三毛、通称「サバ」。
今は、猫の絵を描いてるあまり売れない絵師「青井亭拾楽」の周り近所は差配以下一癖ありながら気持ちのいい人ばかり。

そんな根津権現近くの長屋に、新しく人が入るたびに起こる事件を描く。

この作家ならではの、伏線も複々線もありそうな練られたストーリーは実に読み応えがあって面白い。
これはシリーズになるはずだ！
迫力ある猫が主人公だけに、映画化ドラマ化はむつかしいかも。

2021/08/17

江戸の人情物が好きです。そして猫好きなのでついタイトルに惹かれて買ってしまいました。シリーズがこんなに続いているとは。一巻だけでも楽しめましたよ。

2021/08/13

図書館で借りたもの。
なぜか鯖縞模様の猫が一番いばっている「鯖猫長屋」には、なにやら「わけあり」な住人たちが。そんな長屋で次々と起こるふしぎな事件。謎解きと人情ばなしが楽しめる時代小説。
初読みの作家さん。

私にはテンポが合わなかったな～。
時々状況がわからない所があったりして。
後半は話が面白くなってきた。

2021/07/05

根津権現に近い、九尺二間の割長屋、通称「鯖猫長屋」の住人で、サバの飼い主である、訳ありの、冴えない絵描、捨楽は、どうやら、昔一人働きの盗人であったらしい事が、「問はず語り」で、わかる。