あしたはひとりにしてくれ の商品レビュー
感想 おばけに監視される。実はいないのかもしれない。だけど確かに視線は感じるし原因も知っている。だからきっと明日も一人きりになれない。
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高校に入って、中学までの上位の成績でいられなくなった瑛人は、夜になると監視してくるおばけに怯えていた。秋も深まった夜、そのおばけの元凶を埋めたと思っていた河原に行くと、そこには女性が埋められていた。まだ息のあった女性を背負い、家に帰ると…。 ライトノベルなのかなーと思って読み始...
高校に入って、中学までの上位の成績でいられなくなった瑛人は、夜になると監視してくるおばけに怯えていた。秋も深まった夜、そのおばけの元凶を埋めたと思っていた河原に行くと、そこには女性が埋められていた。まだ息のあった女性を背負い、家に帰ると…。 ライトノベルなのかなーと思って読み始め、普通の小説かな?と思ったところで出てくる生きているんだか死んでいるんだかわからない女性に、混乱必至の作品である。 少女漫画のようなポワーンとさっぱりした表紙から、何なの?ゾンビ?と疑ったりしながら読んだが、そういう超常現象モノは起こらない作品であった。 瑛人と観路の兄妹に、謎のおじさん高野橋さん、ほぼ傍観している父と母。その時点で普通の家庭ではないのだが、そこに死にかけの女「アイス」が登場して、なんだろう、ドタバタというわけでもないが、始終テンションの高い状態が続く。 大きなストーリーとしては、アイスが家にいつくその理由と、アイスの正体というところになるのであるが、瑛人の生い立ちに「おばけ」が引っかかったりして、どこらへんに焦点があるのかわからない。この作家は実は初めて読んだのだが予想してたのとは違った。 アニメ作品というより、音楽少なめの日本映画という話で、そこに「煮干しを貪り食う」などの漫画的な無駄話が挟まれている。少なくとも妹の観路は漫画のキャラクターである。 焦点がよくわからないまま後半、終盤と突っ込んでいったため、最後も日本映画的な幕切れだったな。 嫌いじゃないけど、嫌いな人も多そうな作品。
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さくちゅうの登場人物のおふざけ加減になんども読むのをドロップしようと思ったが、妹の歓路のキャラクターが悪くなかったので、飛ばし飛ばし最後まで読んだ。むかし埋めたクマのぬいぐるみを掘り返しにいったらアイスという女が出てきて家に居候するようになったとか、ストーリー的にもかんどころがよ...
さくちゅうの登場人物のおふざけ加減になんども読むのをドロップしようと思ったが、妹の歓路のキャラクターが悪くなかったので、飛ばし飛ばし最後まで読んだ。むかし埋めたクマのぬいぐるみを掘り返しにいったらアイスという女が出てきて家に居候するようになったとか、ストーリー的にもかんどころがよくわからない。
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高校2年の瑛人 いつもは「よい子」だが心の奥に拗らせた闇を持つ。 ある日ひょんなことから助けたのは 土に埋められていた謎の美女?! 家族の形 愛の形。それぞれの想い。 ラノベ感覚の軽い文体ながら、主人公の心はしっかり描けてて読みやすい。
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少しセリフと構成がガチャガチャし過ぎな気がしたけども、やっぱり最後は素敵な終わり方で幸せな気持ちになれるお話やった! 竹宮さんの他の本よりは輝けるキャラの人が少ない気がしてそこが寂しかった。 自分の心の根底って難しいなぁっと思えた。
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進学校に通う家族思いの優等生。 行き場のない思いをぶつけ「殺す」ことで自分を保っていた。 殺したものを掘り返そうとして、かわりに出てきたのは埋められた美女だった。 こじらせ少年の闇が深いというか面倒臭い。 でもこうやって日々に悩むことって、学生にはあることなのかなと。 周りを思...
進学校に通う家族思いの優等生。 行き場のない思いをぶつけ「殺す」ことで自分を保っていた。 殺したものを掘り返そうとして、かわりに出てきたのは埋められた美女だった。 こじらせ少年の闇が深いというか面倒臭い。 でもこうやって日々に悩むことって、学生にはあることなのかなと。 周りを思うがゆえに、本気で向き合えないもどかしさ。 居場所ってないようであるもの。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙からふんわりとした恋愛ものかなーと。竹宮ゆゆこセンセの恋愛もの久しぶりーとか思いながら読んだら、まったく違う方向に話が進んでびっくり。竹宮ゆゆこセンセが描く「家族」の一つの形、って感じでしょうか。設定や投稿人物が割とエキセントリックなので素直に受容するのに少し勇気というか時間がかかった感じがした。でも読後感は悪くないデス。
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仕事で疲れている時にタイトルが気に入って購入。 テンションの高いセリフ回し、登場人物の名前のキラキラ度、ドタバタした文体にリアリティのなさ、読みづらさを感じたが、それでも一気に読み終わった。 主人公の心情は比較的丁寧に描写されていて、中高生の頃に読んだら、自分が大人になったよう...
仕事で疲れている時にタイトルが気に入って購入。 テンションの高いセリフ回し、登場人物の名前のキラキラ度、ドタバタした文体にリアリティのなさ、読みづらさを感じたが、それでも一気に読み終わった。 主人公の心情は比較的丁寧に描写されていて、中高生の頃に読んだら、自分が大人になったように感じたかも知れない。父親、母親の視点の思考や感情の描写が少なかったことには物足りなさを感じた。
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竹宮ゆゆこはラノベながら「とらドラ!」の頃から注目していた作家だった。話の導入は生き埋めの女という突拍子のないものだったが、話はあまり大きな驚きもなく進み、最終的には収まるところに着地。
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愛しているのに孤独。愛されているのに孤独ー。最初のシーンは少し衝撃的で読むのを止めようかと思いました。ですが、そのシーンは瑛人が感じていた孤独と向き合う重要なシーンでした。同じように孤独を抱えていたアイスとの出会いは瑛人に居場所を与えてくれます。彼女の為に動いていく中で瑛人は自分...
愛しているのに孤独。愛されているのに孤独ー。最初のシーンは少し衝撃的で読むのを止めようかと思いました。ですが、そのシーンは瑛人が感じていた孤独と向き合う重要なシーンでした。同じように孤独を抱えていたアイスとの出会いは瑛人に居場所を与えてくれます。彼女の為に動いていく中で瑛人は自分が望んでいる事や不安と改めて向き合えるようになります。話のラストはとても温かく、瑛人とアイスの今後を見守りたい気持ちになりました。タイトルの意味は、愛してくれる周りの人がいるという安心感を持てた瑛人だからこそ言える言葉だと思います
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