天使は奇跡を希う の商品レビュー
面白くて次へ次へと読み進めてしまう本でした。 良史の視点から語られる話と優花の視点から語られる話が裏表の様相を呈していて、とてもドキドキしました。
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* 「わたしの羽、見えてるんだよね!?」 * 良史のクラスにやってきた転校生には翼があった。彼女が再び天国に帰れるよう協力するなかで次第に自分の気持ちに気づき始め… . 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」と同じ作者の方。ファンタジーと青春と恋愛が混ざったお話。良史視点からはじ...
* 「わたしの羽、見えてるんだよね!?」 * 良史のクラスにやってきた転校生には翼があった。彼女が再び天国に帰れるよう協力するなかで次第に自分の気持ちに気づき始め… . 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」と同じ作者の方。ファンタジーと青春と恋愛が混ざったお話。良史視点からはじまり、優花視点での真実の物語が答え合わせのようにある構成が良い。
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なかなかあり得ない設定だけど、不思議と読めました。さわやかな読後感です。 若かったあの頃を思い出します。
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ある日、高校に転校してきた優花には、大きな天使の羽が生えていた。それはぼくにしか見えない羽らしい。優花は最初から僕に馴れ馴れしく話してきて、「天に帰る方法を一緒に考えてほしい」と言ってきた。しかし、本当の目的は別にあったのだ…。 軽くてあまーい、わた菓子のような作品で、出版社ど...
ある日、高校に転校してきた優花には、大きな天使の羽が生えていた。それはぼくにしか見えない羽らしい。優花は最初から僕に馴れ馴れしく話してきて、「天に帰る方法を一緒に考えてほしい」と言ってきた。しかし、本当の目的は別にあったのだ…。 軽くてあまーい、わた菓子のような作品で、出版社どこだっけ?と、気になるレベルである。文春文庫だよ。最後の広告には「江戸川乱歩傑作選 蟲」なんて広告が載ってる本だ。 ほとんどの項は、新海良史の視点で描かれる。したがって、天使である優花、成美、健吾の考えていることは、ほぼわからない状態で過ごすというのが、この作品の一番重要な部分になる。真ん中すぎに優花の手の内が、優花の視点で明らかにされる。 改行が多く、詩のように、場合によっては詩そのものとして表現される。主語がなかったり、出てくるものや景色を、読者も知っているものとして、馴れ馴れしく取り入れてくるため、あっという間に読み終えてしまう。 甘酸っぱいラブストーリー?いや、酸っぱい部分はございません。とにかく甘い。 天使というファンタジー要素をSF(すこしふしぎ)レベルで入れてきて、往年の眉村卓のジュブナイルシリーズを少し思い出した。あちらとの違いとしては、ピンチに陥ることがほぼ無いことだ。 ませた子なら小学校高学年や中学生でも、あっさり読めてしまう本であろう。高校生くらい向けかな。 でもねえ、オチはそれでいいのかね?というところで☆1つ減らす。
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七月さんの作品のなかでいちばん好きな本です。 とても深い内容というわけではないですが、世界観が好きで、本当に素敵な恋愛小説だと思います。 感動したい人におすすめです。
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転校生に翼が生えていて、どうも自分にだけ見えている設定で始まる、ライトノベルっぽい青春者と思っていたが、中盤から交通事故死した彼を救うために悪魔と取引して忘れ去られた自分を思い出してもらわないといけないという、ちょっと切ないお話。一日10ページのペースで読んでいたが、最後は一気に...
転校生に翼が生えていて、どうも自分にだけ見えている設定で始まる、ライトノベルっぽい青春者と思っていたが、中盤から交通事故死した彼を救うために悪魔と取引して忘れ去られた自分を思い出してもらわないといけないという、ちょっと切ないお話。一日10ページのペースで読んでいたが、最後は一気に読んだ。
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すごーい!やばーい!甘ーい! ファンタジーなラブストーリー♪ 会話が多くて描写表現が少ないですけど、スグ読み終わるし、お話に入りやすいです。 展開は分かりやすく、健気な感じにキュンでした!
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たぶん、こういう展開になりそうって思いながら読み進められる本でしたが多少、自分で分からないところが出てきて考える箇所がいくつかあった。 楽しめながら読める本です。
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「ぼく明日」の作者の新刊。 前作の「君にさよならを言わない」が酷すぎたので、買うかどうか悩んだ。 しかし、前作のような加筆修正ではなくて新刊だし、イラストが「あの花」だし、やはり「ぼく明日」からの期待を捨てられずに購入。 前作よりはよかった。 ちゃんと情景も心情も描写しているし...
「ぼく明日」の作者の新刊。 前作の「君にさよならを言わない」が酷すぎたので、買うかどうか悩んだ。 しかし、前作のような加筆修正ではなくて新刊だし、イラストが「あの花」だし、やはり「ぼく明日」からの期待を捨てられずに購入。 前作よりはよかった。 ちゃんと情景も心情も描写しているし、たまにくどいが、綺麗な表現が多い。 ストーリーは似ていないが、良くも悪くも「あの花」っぽい雰囲気がある。 田舎っぽい柔らかい雰囲気とか、青春っぽい感じとかすごくいい。 かわいい女の子と自転車二人乗りのイラストってだけで羨望しか感じ得ないし、加えて背中から羽生えてたら、「なんだこれ」って興味もわく。 キャラクターは、「ラノベ」というよりは「アニメ」のキャラクターに寄せていっている印象。 アニメに普段触れていない人にとってはきっとわざとらしいキャラに見えるのだろうが、少なくともあざとさはない。 感情表現豊かな快活な人物像が好き。 前作の悪いところを引きずっているところもある。 会話だけで文章が進んだり、プロットのような淡々とした展開がみられる。 骨組みがむきだしだから、キャラクターの秘密とか伏線も見えすぎていて驚きがない。 もう50P~100Pほど書いて、内容を濃くしてほしかった。 ストーリーは大好物な部類なので、もっと肉づけがうまくいけば大号泣していたはず。 キャラの心情も書けばいいってものではなくて、もっと深いところが見たかった。 振り返ってみると、新海が結局何を考えていたのかはっきりとはせず、優花のあれだけの覚悟を可能にする想いの理由も強く伝わってこなかった。 クライマックスももっと盛り上げて良かった。 あと、秘密が発覚した後の一枚絵とタイトルのページは、なんだかPCゲームみたいだと思ってしまった。 次は「ぼく明日」超えを頼みます。
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成美さんが全てを動かしている感じだ。 そしてこの後はどうなるのだろう。 どういうつじつま合わせをするのだろう、悪魔さんは。 そこも仕事として責任もってやってくれるのかな。 契約自体を悪魔さんが破ることはできないということか。 それはなかなか、リスク高いことやってるな、悪魔さん。
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