世界はもっと美しくなる の商品レビュー
続編ということで。 前作と比べると、より複雑な少年たちの心が、まざまざと、そして真っ直ぐにぶつかって来る。 安全地帯から悠長に、君たちの生き抜いてきた地獄と、これから生きていくしかない人生を、作品として消費してしまい申し訳なく思う。君たちの人間としての美しさ、素直さ。どうか陽の当...
続編ということで。 前作と比べると、より複雑な少年たちの心が、まざまざと、そして真っ直ぐにぶつかって来る。 安全地帯から悠長に、君たちの生き抜いてきた地獄と、これから生きていくしかない人生を、作品として消費してしまい申し訳なく思う。君たちの人間としての美しさ、素直さ。どうか陽の当たるところで幸せでいて。
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奈良少年刑務所の、約400名の受刑者の中から、主にコミュニケーションに困難を感じている受刑者が半年に十名、受講する社会性涵養プログラム。 そこで受講者、教官、講師みんなが耳を傾け、共感し、認め合うことで生まれる教室の空気が伝わってくるようでした。 「詩」は深く心に響き、そしてその...
奈良少年刑務所の、約400名の受刑者の中から、主にコミュニケーションに困難を感じている受刑者が半年に十名、受講する社会性涵養プログラム。 そこで受講者、教官、講師みんなが耳を傾け、共感し、認め合うことで生まれる教室の空気が伝わってくるようでした。 「詩」は深く心に響き、そしてその詩が生まれた背景にある彼らの過酷な家庭環境や人生を知る度に、辛く悲しい気持ちになりました。 彼らは重罪を犯した犯罪者ですが、親に文字通り殺されかけたり、完全に放置されたり、親がおらず施設で育ち、その施設の環境が信じられないものだったり、今の日本で、ここまでの環境で生き延びている子供達がいるということもショックでした。 そんな凶悪犯が見せる飛んでもない繊細さ、柔らかさ、思いやり、優しさに私も編者の寮美千子さん同様、人は本来、優しいものなのだと思わずにいられませんでした。
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「あふれでたのはやさしさだった」を読んで、この本を知った。あふれでたのは…で紹介される詩の他にも、たくさんの少年たちの詩が綴られている。 読んでいて涙が止まらなかった。今まで人に言えなかった、過去のつらい体験を吐露した詩。それはその子自身が教室の仲間を信じて自分の弱さを見せたと...
「あふれでたのはやさしさだった」を読んで、この本を知った。あふれでたのは…で紹介される詩の他にも、たくさんの少年たちの詩が綴られている。 読んでいて涙が止まらなかった。今まで人に言えなかった、過去のつらい体験を吐露した詩。それはその子自身が教室の仲間を信じて自分の弱さを見せたということ。 自作の詩を朗読し、仲間から感想を言ってもらう。共感だったり、違う意見だったり、何かしらの反応があり、それが「自分を受け止めてもらえた」という喜びになるのだと思った。
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生きづらさを抱えている子たちが心を癒し、罪と向き合う姿が泣ける。 傷ついた子たちの“自分を受け入れてもらいたい”という気持ちが、他の子たちを受け入れようとする気持ちに繋がるのだなぁ。 巻末の「子どもを追い詰めない育て方」もよかった。
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少年刑務所の社会性涵養プログラムの中で受刑者が書いた詩を集めた詩集。 詩に馴染みがない自分にも、彼らの吐き出した想いがはっきり伝わってきた。彼らの背景も透けて見えて切ない。加害者である彼らは、元は被害者だった。それを想像できる大人でいたい。
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NHKラジオ「すっぴん!」で大きな話題! 「源ちゃんのゲンダイ国語」で取り上げられました。少年たちの心の叫び。
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出会えた言葉にはっとする、素直な心から素直なままの言葉がこぼれ落ちて、綴られた詩集です。 「好きな言葉を言われたくて 行動し ボクは ボクを見失う 1つ1つの言葉が 僕を造る 1つ1つの言葉が 僕を壊す」 はっとしました。 ここに詩が紹介されている受刑者の方々が何を行い、...
出会えた言葉にはっとする、素直な心から素直なままの言葉がこぼれ落ちて、綴られた詩集です。 「好きな言葉を言われたくて 行動し ボクは ボクを見失う 1つ1つの言葉が 僕を造る 1つ1つの言葉が 僕を壊す」 はっとしました。 ここに詩が紹介されている受刑者の方々が何を行い、なぜそこにいるのかはわからないけれど、人の心の奥底に眠るあたたかな可能性は確かに感じました。 少年たちの更生を、今後も願ってやみません。
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