みやこさわぎ の商品レビュー
思わぬとこで故郷の名前が出てきたり、私の思ってることをお蔦さんがそのまま台詞にしてくれたりと、そうそう!と頷きながら読んでしまう巻だった。ノゾミちゃんが少しずつ成長していくのは読んでて楽しい。実はこの子が静かにキレるとこ好きなので、また少し大きめの事件にも巻き込まれてほしいなとち...
思わぬとこで故郷の名前が出てきたり、私の思ってることをお蔦さんがそのまま台詞にしてくれたりと、そうそう!と頷きながら読んでしまう巻だった。ノゾミちゃんが少しずつ成長していくのは読んでて楽しい。実はこの子が静かにキレるとこ好きなので、また少し大きめの事件にも巻き込まれてほしいなとちょっと思う。
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楽しかった。連作短編。舞台は神楽坂、もと芸姑のお蔦さんと、孫の望が暮らす履物屋で、ご近所衆が引き起こす様々な問題を解決していく小気味良さと、高校生の望君が好んで作る食事は本当に美味しそう。
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お蔦さんの神楽坂日記、シリーズ3作め。 今回は短編仕立てで7編。シリーズ通しで読めたから、人間関係や背景なども鮮やかなままに読めてよかった。 四月のサンタクロース/みやこさわぎ/三つ子花火/アリのままで/百合の真贋/鬼怒川便り/ポワリン騒動 もっとミステリシリーズっぽくなるの...
お蔦さんの神楽坂日記、シリーズ3作め。 今回は短編仕立てで7編。シリーズ通しで読めたから、人間関係や背景なども鮮やかなままに読めてよかった。 四月のサンタクロース/みやこさわぎ/三つ子花火/アリのままで/百合の真贋/鬼怒川便り/ポワリン騒動 もっとミステリシリーズっぽくなるのかとおもったら、下町人間模様みたいな色合いになってきたなあ。 行也さんあたりも、改めていずれとりあげられるだろう的予兆があったけれど、今後の広がりを期待しちゃう良いシリーズだよなあ。なによりこういうご近所衆がみなで助け合って暮らすような人間関係って、ある意味現代ではちょっとファンタジックですらある。シリーズ三冊読むと、町の光景が脳裏に浮かぶようになってきた、神楽坂いったことないから妄想の産物だけれど。 若葉ちゃんあたりのこれからも知りたいし、望と楓もどうなるかな、だし、お蔦さんの過去ももうちょっと知りたいぞ。気づけばすっかりファンになった神楽坂日記、次作も期待!
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このシリーズは短編がちょうどいい。 「鬼怒川便り」では、望とお蔦さんの家族が出てきて、興味深かった。
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神楽坂日記シリーズ。安定の面白さ。お馴染みのメンバーもそれぞれ年を取り、望は高校生に。恋の行方も気になるところです。
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お蔦さんの神楽坂日記の第三弾。高校生の滝本望は、祖母と二人暮らし。代々、食事は男の役割という面白い設定だ。周りの人々に起こる騒動を巡る短編集。ちょっと気軽に読める現代の人情物だ。江戸時代にそのまま移してもおかしくはない感じ。相変わらず、西條奈加の描く人物は、いずれも個性があって楽...
お蔦さんの神楽坂日記の第三弾。高校生の滝本望は、祖母と二人暮らし。代々、食事は男の役割という面白い設定だ。周りの人々に起こる騒動を巡る短編集。ちょっと気軽に読める現代の人情物だ。江戸時代にそのまま移してもおかしくはない感じ。相変わらず、西條奈加の描く人物は、いずれも個性があって楽しい。望の作る料理は、どれもこれもおいしそうで、物語のよい彩りになっている。でもなあ、どれもすごく手間が掛かりそうで、とてもじゃないが参考にはならないよ。ただの家庭料理?どんでもない!どれだけ家に食材をストックしているんだ!?
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売れっ子芸妓で女優もやった、気っ風がよくて 男気があるが料理はさっぱりダメ、 街の人気者祖母お蔦さんとくらす中三の孫望と その友人たち、神楽坂界隈の古くからの住人たちの 人情溢れる物語。 両親の転勤を期に、代々男が台所に立ち 料理をこなす家族。 料理のできない祖母を一人にはでき...
売れっ子芸妓で女優もやった、気っ風がよくて 男気があるが料理はさっぱりダメ、 街の人気者祖母お蔦さんとくらす中三の孫望と その友人たち、神楽坂界隈の古くからの住人たちの 人情溢れる物語。 両親の転勤を期に、代々男が台所に立ち 料理をこなす家族。 料理のできない祖母を一人にはできず、 それなら夫婦は転勤地に、孫は祖母と 二人と二人の家族の食卓を守ることこそが最善の策と。 最近の事件も盛り込んで、中学から高校への時期 恋愛や家族の問題普遍的でありながら現代の様相を 盛り込んだこの物語は、読んでて新しく飽きない。 人情のエッセンスが実にセンス良く配合。 ちょうどいい塩梅のシリーズ三冊。 文庫本なら、持ち運びにいいのですが。
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シリーズ3作目。 3作まとめて読んだので、より面白かった。 続きが楽しみ。 【図書館・初読・3月23日読了】
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神楽坂で、元芸妓の祖母と暮らす高1男子の主人公、望。 2人の身近で起こる小さな事件の物語。 どうもシリーズもののようでしたが、楽しく読めました。 序盤で、なんとなく気になった祖母という書き方とお蔦さんという書き分けも、中盤からは気にならず…あれはなんだったんだろ?と個人的に気に...
神楽坂で、元芸妓の祖母と暮らす高1男子の主人公、望。 2人の身近で起こる小さな事件の物語。 どうもシリーズもののようでしたが、楽しく読めました。 序盤で、なんとなく気になった祖母という書き方とお蔦さんという書き分けも、中盤からは気にならず…あれはなんだったんだろ?と個人的に気になるところ。 この作品は、お蔦さんのきっぷの良さがいいですね。 あと、望くんの人の良さと、古くからある下町気質っぽい住民みんな知り合い、といった背景もほんわかです。 男子厨房に入るべし、という家風で、料理の描写もgoodでした、なんだか一手間かけようかな?と思わせられる。 シリーズ1、2も読んでみようと思います。
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ご近所事件よりも、お蔦さんの気っ風のよさと手際よく料理を作る望が際立つ(^^;)当人にとっては大変な事件なんだろうけど、最近のニュースの方が凄くて、なんだかホンワカする(*´-`)必ずお蔦さんが解決してくる!という安心感もあるからかも?(^.^)
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