君はレフティ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 8/10夜、夏休み中にI県神浦市の神浦という湖にかかる橋から軽乗用車にはねられて自転車ごと転落した古谷野真樹(高2)。命に別状はなかったが後遺症で全生活史健忘になり、家族(両親や妹の千尋)や友人などの記憶を失ってしまった。不安の中新学期が始まったが、同じクラスで同じ写真部でもある生駒桂佑と春日まどかのサポートもあり、古谷野の日常は戻りつつあった。10月の神宮高校の文化祭「雄飛祭」の準備に明け暮れる中、「7.6」という謎の数字の落書き事件が勃発する。体育館の壁(オレンジ)→クラス日誌(赤)→クラスの黒板(黄色)→文化祭の公式Twitter(緑)、に7.6と書かれ、古谷野は自分に関係していると確信し友人のサポートを得ながら調べていく。謎を追っていくうちに、生駒桂佑(母親と貧乏な生活を送っていた)と春日まどか(春日医院の院長の娘)は異母兄弟であったこと、春日が父親に言って生駒家に支援金を出させたこと、古谷野が生駒(同性愛者)や春日、クラス委員の前園のそれぞれから告白されていたこと、3人のことを想い誰とも付き合わないと答えたこと、などを知る。 10/9の文化祭終わり、古谷野と生駒は橋の上で上記の話をしていた。古谷野は記憶をなくした後の言動で生駒を傷つけたことを詫び、失った記憶を取り戻すために事故の時と同じように橋から湖に飛び降りた。生駒も同じように飛び込み、怪我はしたものの、2人は背浮きで救助を待つ。 【感想】 「LGBTや左利き(古谷野)は日本に7.6%いるから俺たちは一緒だ。すぐには返事できないけど好きになってくれてありがとう」とか、異母兄弟だって話を受けて、「そうなんだ。話してくれてありがとう」とか、そういう受け止め方や返答してくれる古谷野みたいな人がいたら、それは男女問わず人間的に惚れてしまうよね。文章も読みやすかったし悪人がいないから疲れず読める。
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作家生活2年で5作目なんてすごいハイペースでびっくりしました。おどろきのちょっとかわった青春恋愛ミステリーですね。冒頭からいきなり事故によって主人公が記憶喪失になるなんて、どうなるんだろうとワクワク感が抑えきれませんでした。そしてお気に入りのセリフが宝石箱を開けるように出てきまし...
作家生活2年で5作目なんてすごいハイペースでびっくりしました。おどろきのちょっとかわった青春恋愛ミステリーですね。冒頭からいきなり事故によって主人公が記憶喪失になるなんて、どうなるんだろうとワクワク感が抑えきれませんでした。そしてお気に入りのセリフが宝石箱を開けるように出てきました。「こんな大事なこと意地でも湖の底から引っ張り上げてくるべきだったのだ。命と引き替えにしてでも沈めてしまうべきじゃなかった。」「君にもう一度初めましてを言うのがどんなに辛くても、それでも、君に生きていてほしいと思う。」だんだんとわかってくる秘密や告白は思いもよらない衝撃を受けました。ぜひあなたも読んで興奮して下さい。涙して下さい。感動してください。
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橋から湖に落ちて記憶喪失になってしまった高校生の古谷野、学校に復帰するが自分がいったいどんな人物だったのかさっぱり分からない。クラスメイトや仲のよかった写真部の仲間などに色々聞いて元の自分に少しでも近づこうとするがそこでどうも自分に関係ありそうなトラブルが次々発生する。そのトラブ...
橋から湖に落ちて記憶喪失になってしまった高校生の古谷野、学校に復帰するが自分がいったいどんな人物だったのかさっぱり分からない。クラスメイトや仲のよかった写真部の仲間などに色々聞いて元の自分に少しでも近づこうとするがそこでどうも自分に関係ありそうなトラブルが次々発生する。そのトラブルを解決しようと動く中で、仲のよい写真部の生駒、春日との関係や2人のバックグランドが明らかになっていく。 青春真っ只中の高校生が記憶喪失なんかになったらそりゃ大変だろう。大人以上に悩むだろう。 自分を一から作り直していかなければならない。 そんな中で生駒、春日との関係に気づく。このあたりちょっと辛くなる展開、高校生ならなおさら。 古谷野は自分を忘れてしまっているけど、きっととってもいい奴だったみたいだ。 3人のバランスのとれた関係が何時までも続くことを願いたい。
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古谷野、生駒、春日の3人の関係性が切なく、互いを思いやる気持ちが何とも言えなかった。 ミステリーのようで、青春物語のような恋愛小説だった。 相手からの大切な話を、真っ直ぐ受け止める古谷野の姿勢は見習いたい。
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今まで何冊か額賀澪さんの本を読みましたが、本作はそれほどでもなかったかなと言う感じですね。 とは言え面白くなかったわけではないです。 他にもっと面白いと思える作品があったからです。 と言うことで本作は☆3つです。
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自分も左利きなのでタイトルだけで手に取ってみた。記憶喪失になった男子高校生が、記憶を思い出していく過程を描く青春ものだと思っていたら、ミステリーだった。『7.6』とはどういうことなのか知りたくてページをめくる指が止まらなくなった。自分では全然気づくことができずまさかの展開に大変び...
自分も左利きなのでタイトルだけで手に取ってみた。記憶喪失になった男子高校生が、記憶を思い出していく過程を描く青春ものだと思っていたら、ミステリーだった。『7.6』とはどういうことなのか知りたくてページをめくる指が止まらなくなった。自分では全然気づくことができずまさかの展開に大変びっくりした。
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心優しい高校生ばかりで、爽やかな青春小説。 重い話もあるんだけど、彼らの人柄か、それほど重くは感じない気がする。いい友情だなぁ。 文化祭の楽しさが伝わってきて、こちらまで楽しくなる。ジェットコースターや縁日、いいなぁ。なんだか懐かしく羨ましい青春! 物語は好きなんだけど、額賀さ...
心優しい高校生ばかりで、爽やかな青春小説。 重い話もあるんだけど、彼らの人柄か、それほど重くは感じない気がする。いい友情だなぁ。 文化祭の楽しさが伝わってきて、こちらまで楽しくなる。ジェットコースターや縁日、いいなぁ。なんだか懐かしく羨ましい青春! 物語は好きなんだけど、額賀さんのこういう章のタイトルの付け方が苦手。
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いろんな感情が交錯しては通り過ぎていきますね。 周囲の価値観に流されず主体的に今後を選んでいけるという強さは、希望でもあるけど時には残酷というか相当な覚悟が必要なことでもあるのかな。高校生活の描写がよくて、テーマの割に清々しい読後感。
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交通事故で記憶を無くしてしまった男子高校生は、何を忘れてしまったのか。学校生活の中で探していくお話。なんで?どうして?って先が気になってしょうがなく、ひたすら読んでしまいました。春日も古谷野も生駒もみんな魅力的で、よかったなあ。
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