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死体は笑みを招く の商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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2017/03/14

パウリ―先生は、これまで生きてこられたのが、奇跡じゃないかというくらい、色んな人から恨まれまくっていて、容疑者がごろごろ。 一瞬これは、あのオリ、、、もとい、某高級寝台特急での殺人事件のトリックじゃないかと思ってしまった。 序盤、事件が地味な印象が否めなかったのは、直近でP.ルメ...

パウリ―先生は、これまで生きてこられたのが、奇跡じゃないかというくらい、色んな人から恨まれまくっていて、容疑者がごろごろ。 一瞬これは、あのオリ、、、もとい、某高級寝台特急での殺人事件のトリックじゃないかと思ってしまった。 序盤、事件が地味な印象が否めなかったのは、直近でP.ルメートルを読んでいるからだけではなく、シリーズの他の作品と比べても、やっぱり、控えめ。それでも、「最悪の事件」とオビにつくのは、ピアにとって、個人的に最悪の事態が続くのだと納得。確かに、終盤の展開は辛い。

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2017/03/04

オリヴァ―とピアシリーズの第二作。 大人の事情か何か知らないけど、 原作と翻訳の出版順序を変えるのはやめてほしい。 えーっと、この二人はこの後どうなるんだっけ? といちいち気にしながら読み進めないといけないから、 本筋に身が入らない!と怒りながら読んだ。 登場人物が多すぎるの...

オリヴァ―とピアシリーズの第二作。 大人の事情か何か知らないけど、 原作と翻訳の出版順序を変えるのはやめてほしい。 えーっと、この二人はこの後どうなるんだっけ? といちいち気にしながら読み進めないといけないから、 本筋に身が入らない!と怒りながら読んだ。 登場人物が多すぎるのか、関係が錯綜し過ぎるのか、 道路建設の話や、バーチャルライフ、動物園への抗議運動、今どきの若者の反抗期と盛りだくさん過ぎるのか、 途中からよくわからない状況に。 最近あまり本を読んでないから、読解力が落ちたのか。 原作の出版順序で読み直したい。 と、ここまで書いてきて、ああ、そういうことかと納得。 読者が食いつきやすい面白い順序に翻訳されたのか。 あたりです、その作戦は。 そして、いまさらながら、基本的な疑問が。 オリヴァ―は女の人がメロメロになるほどかっこいいのか? だんだんピンと来なくなってきた。

Posted byブクログ

2017/02/17

ドイツの地名や名前が頭に中々入らず登場人物も多いから前半は面白さが感じられなかったけど中盤からは引き込まれた。 どんでん返し系が好きなのですごく楽しめた。

Posted byブクログ

2017/01/13

オリヴァー&ピア第2弾。 クリストファーが初お目見え。 最後のピアが拉致されるところがちと盛り上がるが、あとはやや冗長。 あとピアがモテモテ。 オリヴァーは・・・ダメンズ。

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2016/11/28

ネレ・ノイハウスさんのオリヴァーとピアシリーズ第二作。 出版の順が作品の出来た順とは異なるため、こちらが現在読める四作中では最後の作品。 動物園から左腕と左脚の切断された死体が発見される。 オリヴァーとピアの捜査により、被害者は高校教師で環境保護活動家であるパウリーだと判明する...

ネレ・ノイハウスさんのオリヴァーとピアシリーズ第二作。 出版の順が作品の出来た順とは異なるため、こちらが現在読める四作中では最後の作品。 動物園から左腕と左脚の切断された死体が発見される。 オリヴァーとピアの捜査により、被害者は高校教師で環境保護活動家であるパウリーだと判明する。 パウリーの評判は、心酔する学生から憎悪されていたというものまで様々だった。 手足が切断された死体というと、猟奇殺人か何かを意図してのものかと思うところだが、違う。 犯人が理由を持って切り落としたのではなく、たまたま切断されたものだということ。 実際の事件に猟奇性は不要だが、読み物としてなら面白いと感じるわたしとしては、なあんだ切れちゃっただけかとガッカリする。 しかしノイハウスさんはそこで読者をガッカリさせては終わらない。 しっかり作品として面白く仕上げる。 相変わらず登場人物は多い上、名前がどことなく似ている人物が出てくるため度々登場人物一覧を見て確認整理しないと進まないのだが、物語の中盤頃には落ち着いてきて作品の面白さに浸ることができる。 登場人物一覧に名前のない人物でも大きな役割を担っているようなところもあり、読者を上手く撹乱する。 シリーズものの魅力として大切な主人公の描き方がある。 このオリヴァーとピアシリーズでは、一昨目の「悪女は自殺しない」のときにはそれ程しっかり主人公の描写が効いているとは思えなかったが、この作品では魅力溢れるキャラクターが出来上がっている。 オリヴァーもピアも家庭が円満というわけでなく、捜査の合間には家族のことで悩む姿のある普通のひとびとであるところが好ましい。 この作品では特にピアの揺れる気持ちが、事件そのものにも影響するという形で上手く描かれている。 四作目まで読んでいるわたしにとっては、後に出てくる人物との出会いもあり面白い。 事件解決までもスピード感もあり読者を飽きさせることもなく最後まで離さない。 犯人の予想をしながら読み進めるのだが、今回わたしの推理は外れてしまった。 そこがまた良い。 簡単に読者に推理させてしまっては、こういう作品として出来が悪いというものだ。 全体として面白く読めた。 まだ日本では有名な作家ではないかもしれないネレ・ノイハウスさんだが、一度読んでみたらファンになるひとも多いのではないかと思う。 ドイツミステリーの魅力を知ることができる一冊だった。

Posted byブクログ

2016/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

刑事オリヴァー&ピアシリーズ。邦訳は順番が違うけど、2作目らしい。 あらすじ 動物園で切断された死体が見つかる。彼は高校教師で環境保護活動家だった。付近の環境破壊や動物虐待を批判し、嫌われていた一方、若者からは指示されていた。動物園の園長、隣人の市会議員、元妻、今の妻でビストロの経営者、市の土木課長なども容疑者にあがる…。 最後まで予測が付かない。多分、舞台になっている町はそんなに人口の多くない所のはずだが、愛憎や、利権や、若者の鬱憤など混ざり合っていて、厚みのあるストーリーになっていた。ピアとクリストフ・ザンダーの出会いもわかった。

Posted byブクログ