獅子 の商品レビュー
真田信之が90過ぎまで生きたこと、この小説を読んで初めて知った。父と弟を失ってから、どんな気持ちで生きたのか?良き領主であったこと、この小説を読んで偲ばれた。
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作中、真田信之は「“大名”とは?」ということに関して語っている。“大名”というモノは、農民が農耕に従事し、商人が商いに励むように、“名君”と呼ばれるような領国経営に努めるのが「当然」なのだとしている。一定以上の格を持つ大名に「なることが目的」であっては「ならない」としている…この...
作中、真田信之は「“大名”とは?」ということに関して語っている。“大名”というモノは、農民が農耕に従事し、商人が商いに励むように、“名君”と呼ばれるような領国経営に努めるのが「当然」なのだとしている。一定以上の格を持つ大名に「なることが目的」であっては「ならない」としている…この感じ…重いと思う… また真田信之は、厳しい時代を共に駆け抜けた父や弟と袂を分かつ選択をした…それが善かったのか、善くなかったのか?その辺を最晩年を迎えて振り返るという感じも、本作の“柱”のようになっている… 本作はかの池波正太郎の作品である。作者の名調子で、厳しい時代を駆け抜けて「信濃の獅子」とも呼ばれた男が、最晩年に遭遇してしまった危難の顛末が語られる本作…お薦めな作品だ!!
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『真田太平記』の後日談だが、書かれたのはこちらの方が先とのこと。 信之がどうしても”はんかく斎”の大泉洋しか思い浮かばなくて困った(笑)。『真田丸』のスピンオフとしてドラマ化してくれないかなぁ…。#真田丸どうでしょう
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