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悪文 の商品レビュー

3.6

29件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    1

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2024/09/15

「恐るべき文章」「大変な文章」などの表現がくすっと笑える。 現代バージョンもつくってほしい。 ちなみに私は、最近のNHK受信料に関する放送で「お手続き」と言っているのが気になるぞ。「お」いらなくね?

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2024/09/02

悪文がこれでもかと並べられ、どこがどういけないのか、について説明がある。文を書く上で気をつけなければいけないことは時代を経ても共通なのだと再認識した。 しかし、やはり例文の古さは読みにくさ、理解のしにくさに繋がっている。また、現在では受け入れられている用法もあり、注意が必要である...

悪文がこれでもかと並べられ、どこがどういけないのか、について説明がある。文を書く上で気をつけなければいけないことは時代を経ても共通なのだと再認識した。 しかし、やはり例文の古さは読みにくさ、理解のしにくさに繋がっている。また、現在では受け入れられている用法もあり、注意が必要である。 大学生には少し難易度が高いように感じるが、卒業までにチャレンジして、仕事で書き物をたっぷりするならば、また読み返してほしい。

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2024/08/02

悪い文章を例に分かりやすい文章を書くためのポイントをまとめた本。 かなり古いため例文が古いため、以下の文書が多くイマイチだった。 ・当時は誤用でも現代では誤用とは言えなくなっている言葉 ・当時は頻繁に誤用されていたらしいが現代ではそもそも使われない言葉 これ読むくらいならロ...

悪い文章を例に分かりやすい文章を書くためのポイントをまとめた本。 かなり古いため例文が古いため、以下の文書が多くイマイチだった。 ・当時は誤用でも現代では誤用とは言えなくなっている言葉 ・当時は頻繁に誤用されていたらしいが現代ではそもそも使われない言葉 これ読むくらいならロジカルシンギングなどを読んだ方がいい。

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2024/07/24

日本語を書く側だけでなく読む側も、みんなこの本を読むべき。 仕事でもSNSでも、書き手の粗相もさることながら、読み手の不注意も散見される昨今、文章というものとの向き合い方を教えてくれる。

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2024/06/03

感想 なぜ伝わらないのか。自分で読んでいないから。疑いの目を持って自分を見つめる。他人の悪文は指摘できるのだから。知識と練習の繰り返し。

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2024/05/27

 インターネットが普及した今、日本は一億総文筆家社会と言っていいかもしれない。誰もが自分の意見を表明できる。素晴らしいことだ。  しかし適切に書き記す技術がなければ、自分の考えが正しく相手に伝わるとは限らない。SNSで炎上といったトラブルはよく見る。その原因は書き手と読み手の齟齬...

 インターネットが普及した今、日本は一億総文筆家社会と言っていいかもしれない。誰もが自分の意見を表明できる。素晴らしいことだ。  しかし適切に書き記す技術がなければ、自分の考えが正しく相手に伝わるとは限らない。SNSで炎上といったトラブルはよく見る。その原因は書き手と読み手の齟齬によることが多い、そういった調査結果もある。  自分の意見を表明することは民主主義社会において重要ではあるが、それを正しく適切に書くことが前提である。  Twitterに投稿する文章は非常に私的なものだ。かつ極端に短い。人によっては一文、いやそれにすら満たない。そのような文章をいったい誰が推敲するというのか。  けれど、これほどまでにインターネットやSNSが普及した現代社会で、文章を正しく綴るという能力を磨かないのは怠慢と言っていい。また、そうした悪文ばかりに触れているといつしかそれに慣れてしまい悪文を見抜けなくなる。そうなると今度は自分が悪文を書き連ね恥を晒すということにもなりかねない。  文章を適切に書き記す力は今こそ強く求められるのではないだろうか。

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2024/05/06

 全体を通して、悪文とされる例文をたくさん挙げて説明を試みているところが特徴。  基礎を既に学んだ人間にとっては、一見して悪文と分かるものも多く、また対処法も今更学ぶべくもなく身についているものも多い。それでも、なるほどと学びを得たり、参考になった箇所がいくつもある。  また悪文...

 全体を通して、悪文とされる例文をたくさん挙げて説明を試みているところが特徴。  基礎を既に学んだ人間にとっては、一見して悪文と分かるものも多く、また対処法も今更学ぶべくもなく身についているものも多い。それでも、なるほどと学びを得たり、参考になった箇所がいくつもある。  また悪文を自分で直しながら読み進めるのも、練習として良いと思う。  演出に重きを置いた内容。どう感じるか、や正しい使い方に主眼がある。決して、正しく簡潔に情報伝達をする技術を身に着けることを第一の目的としてはいない。  小説やエッセイを書くことのある人が読むと良いと思う。ただし、体系だった基礎は別で学ぶべき。(木下是雄著「理科系の作文技術」がオススメ)  本書では「悪文」は「名文」や「美文」の対義語として使われていると感じた。  章ごとに著者が違うため、クオリティに差がある。  論旨展開の構成や、ちゃんとテーマの掘り方、例文の使い方などの上手さに章ごとのばらつきを感じる。 (「修飾の仕方」を書かれている宮島達夫氏の文は特に良いと感じた)  文章指南としてしっかりしている章もあれば、個々のTIPSに終わっている章もある。  特に、構成の方法について「こうすると良い」という論じ方があまり体系的になされていないのは、文章指南の書としては残念に感じた。

Posted byブクログ

2024/04/20

悪文と紹介された物には、さっぱり分からない文章もあれば、何となく読み取れる文章もあった。悪文とされた物も時代の変わった今では普通に使われていたり…。言葉は時代とともに変わっていくので、書き手、読み手共に成長が必要なのかな。

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2024/02/15

何と1960年に日本評論社から初版が刊行され、本書はKADOKAWAによる2016年発行の3版。 これ程長く読まれているのには、訳があるのですね。 それは日本語の誤用が今もってあり、ふと振り返ってみると、自分も変な文章を書いているのかも と心配になるからかも知れない。 読んで...

何と1960年に日本評論社から初版が刊行され、本書はKADOKAWAによる2016年発行の3版。 これ程長く読まれているのには、訳があるのですね。 それは日本語の誤用が今もってあり、ふと振り返ってみると、自分も変な文章を書いているのかも と心配になるからかも知れない。 読んでいて、新聞や雑誌の記事、宣伝のキャッチコピー等、出版物や一般の人に訴える文章においても、専門家から見ると、これは変やろと見破られてしまうケースが多いと分かった。 「日本語の乱れ」は、よく聞く言葉だが、自分も悪文を書いているのだろうと感じてしまう。 尊敬語と謙譲語をきちんと区別し、混じった文章としないこと。 文章は長くしないこと。 主語と述語の距離は、離さないこと。 主語はなるべく早く出すこと。 述語はなるべく受け身形としないこと。 新しい表現は、現在の言語習慣を土台にして、慎重に考え出すこと。 勉強になったが、果たして歯切れが良く、美しい文章を書くことが出来るのか……。

Posted byブクログ

2023/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文章を書くときは、相手に伝わること、達意を意識する。カタカナ、漢語、外国語、比喩表現などそれっぽくみせるために見た目だけ装うのではなく、正しい文章の知識の上であえて崩すことで相手により伝わりやすくなる。

Posted byブクログ