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にわとり城 の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2024/10/08

のろまだけど心やさしい息子と、めんどりの旅のお話。えさを買うお金もなくなって、にわとりを全部放してやったのに、一羽だけ息子のもとを離れないめんどりが愛おしい。 めんどりと旅に出て、息子は何度か弱い心に負けそうになる。にわとりを食べようと思ったり、まものににわとりを差し出そうとし...

のろまだけど心やさしい息子と、めんどりの旅のお話。えさを買うお金もなくなって、にわとりを全部放してやったのに、一羽だけ息子のもとを離れないめんどりが愛おしい。 めんどりと旅に出て、息子は何度か弱い心に負けそうになる。にわとりを食べようと思ったり、まものににわとりを差し出そうとしたり。そうした人間らしい弱い一面を見せるところも魅力。でもそのたびに、息子は思い止まる。そこがこの息子の優しさと強さ。 真っ暗闇の森で魔物となぞなぞ対決が始まり、息子はそれが楽しかった様子。自分で正解できたときは誇らしそうだったし、わからなくても答えを聞いてよく反応していた。「(針の)糸を通すところが目で、針が足ということかぁ!」「あーそういうことか! つえがさんぼんめのあしってことね。」などなど? でも怖い話が苦手な息子は、真っ黒闇で魔物と対峙する場面(そこそこ長く続く)が、やはり怖かったようで、「こわかった」「こわいからあんまりすきじゃない」とのことだった。 個人的にはすごくいい本だと思った。貧しくのろまな息子が旅に出て、魔物との対決を経て、ハッピーエンドを迎える昔話の形をとった不思議なお話で、ストーリーに惹きつけられる。そして、息子の心根の優しさが心に残る。子どもたちにも読んでほしい作品。

Posted byブクログ

2024/06/09

なんとなくそうなるんだろうなって想像はしてたけど、お姫様の正体の方にまでは意識いってなかった。やっぱり優しさは世界を救うのよ←ฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

Posted byブクログ

2024/05/04
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※このレビューにはネタバレを含みます

6歳 区の1年生おすすめ絵本 本人は一人で読んでたので母は後から読んだ なかなか面白い...! のろまなのになぞなぞは簡単とはいえ冴え渡ってるし心が優しいのもいい。 まさかのめんどり!! 夜と朝の対比も面白い。 そして明かされるタイトルの意味。 イラストも可愛らしい。 作者は思い出のマーニーの翻訳を担当したしたそう。 絵本よりも小型で100p未満のイラストが豊富な低学年向け児童書、 疲れた大人が手軽に物語を楽しむにはちょうど良いかもしれない。

Posted byブクログ

2024/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

のろまだけど優しい主人公が家畜のにわとりたちと一人残されて、世話が追いつかなくてにわとりたちが減ってしまったり、悪い人に家をだまし取られたり…序盤のリアルな不幸続きに8歳息子は「これ怖い」と引きぎみw 森の魔物の演出の黒塗りページでギブアップするかと思いきや、主人公と魔物とのなぞなぞ対決は笑顔で楽しんでいたからなぞなぞの威力すごいな。「フライパン」は自信を持って解答w めんどりの正体は途中で薄々気づいたけど、主人公もいったん姿を変えられちゃったりとギリギリまでハラハラさせられハッピーエンドの味わいが深い。

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2023/06/11

にわとりをたくさん育てていた百姓がなくなって のろまな若者が引き継ぐものの にわとりの数は減り、家もなくなる 鶏小屋に住むようになるが食べ物が尽き 鶏を解放することにする しかし1匹の鶏はついてくる 真っ黒のお化け?妖怪?が現れて なぞなぞ対決が始まる

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2022/12/18

図書館本。心優しい少年が最後まで手放さなかったニワトリ。このお話も展開があって、ぐんぐん読めて、長女の「面白い」が出た本。

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2021/12/23

昔話風の物語。 養鶏を営んでいたお百姓が亡くなり息子が一人残されたものの、うまくいかず鶏はどんどん減っていった。 のろまだったが心の優しい息子は最後に残っためんどりと旅に出た。 真っ暗な森の中での魔物とのなぞなぞ対決は楽しいが、その後めんどりが姫に戻ってからの説明がかなり長い。

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2021/10/01

貧乏で優しい息子が家を失くしニワトリ一羽と旅に出る。ハラハラドキドキできる。安心しておすすめできる一冊

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2020/07/19

めんどりはさいしょからさいごまでずっとかわいいし、にわとりだらけのおしろも、どこもかしこもにわとりでおもしろい。 なぞなぞがぜんぜんわからなかったから、ぼくだったらこまる。(小3)

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2020/06/02

「世の中へでていってみるつもりさ。」 昔話にも度々登場するせりふ。 私はいつもこれにやられてしまう。 うんうん。いいぞ!とニンマリする。 貧乏でのろまだけれど、心やさしいむすこが主人公。その性格がゆえに、たくさんいたにわとりたちのお世話を思うように出来ず、とうとうお金もなくな...

「世の中へでていってみるつもりさ。」 昔話にも度々登場するせりふ。 私はいつもこれにやられてしまう。 うんうん。いいぞ!とニンマリする。 貧乏でのろまだけれど、心やさしいむすこが主人公。その性格がゆえに、たくさんいたにわとりたちのお世話を思うように出来ず、とうとうお金もなくなってしまう。 そこで、むすこは冒頭のせりふを言い、すみ慣れた家を離れる。 そのお供についてきたのが、一羽のめんどり。 ほかのめんどりたちよりも一番小さくて、卵をうんだことなど一度もないめんどり。 そんなむすこと一羽のめんどりのスリリングな旅のお話。 楽園のようなところや食べものなど一つも見つからないはらっぱ、そしておそろしい森… 子どもの頃に読んだら、それはそれはハラハラしただろう。ふたり(むすことめんどり)の関係性もその都度変化していくのも面白かった。 「世の中にでていく」 そうして得るものはたくさんあると思う。 子どもたちに楽しんでもらえたらいいな。

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