穂村弘の、こんなところで。 の商品レビュー
歌人・穂村弘氏が話題の人物と対談する。 写真はアラーキー。 必ずしも、「わかりやすく」はないかな。 でも、わかりやすく言えないようなことって、ある。 そんなところがところどころに出てくるのが、穂村氏の味なんじゃないか。
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綿矢りさが芥川賞を受賞した時のことを覚えている。学校の中がほぼ全てだった私とほぼ同い年(綿矢さんが1歳上)の、膝を擦りむいた可憐な女の子が、小説を書き、伝統ある賞を受賞し、メディアに露出している。なんやろう、居心地が悪い。心のザワつきがきこえた。 あれから10年以上経つけれど、同じような経験を何度もしてきた。村上春樹は30歳、星新一は31歳、司馬遼太郎は32歳、いや、夏目漱石は37歳!いやいや、2012年に75歳の黒田夏子さんが芥川賞したで!まだ大丈夫。表現する側にいける可能性はまだある。(思うだけなら誰でもできるわい!) この本でほむほむと対談している皆さまは、いずれも若くして自分の道を見定め、まっすぐに突き進んでいる。苦しい。くるしい。こういう人たちに出会うのが一番苦しくて、自分のみっともなさを思い知る。そして、自分はやっぱり特別ななにかになりたいんや、と実感する。年齢はものさしにもなるけれど、絶対じゃない。と言いつつ、やっぱり今の自分へのがっかり感が止まらない…。
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穂村弘といろんなジャンルで活躍している人との対談集。 1つ1つが短くてもっと話聞きたい! アラーキーの写真もすごく良い。 当たり前かもだけど、みんな自分の意思とか考え方をきちんと言語化できてて、頭の中を垣間見えた感じ。穂村さんが油断したふりするからみんな一瞬フニャっとしちゃうんだ...
穂村弘といろんなジャンルで活躍している人との対談集。 1つ1つが短くてもっと話聞きたい! アラーキーの写真もすごく良い。 当たり前かもだけど、みんな自分の意思とか考え方をきちんと言語化できてて、頭の中を垣間見えた感じ。穂村さんが油断したふりするからみんな一瞬フニャっとしちゃうんだろうな。 どのジャンルに対しても一定の知識があるのって、相手の話やすさ全然違うだろうし、引き出し方とかやっぱりすごいよなぁと思う。
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鳥居みゆき「だめです、寂しがり屋です。でも基本一人が好きなの。知らなければよかったの、人と遊ぶこととかを。ご飯誘われて、生きたくないと思うのに結局寂しいから行って、やっぱ行かなきゃよかったって絶対思いますもん。周りが私が思い描いているような人ばっかりだったらラクなのに。」
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穂村弘さんの対談集。好きな人がいっぱい出てたので興味深く読みました。アラーキーの写真も楽しめました。なんか穂村さん、写真も堂々としててモデルみたいで対談も真面目で別人のようでした(笑)
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本谷有希子、西川美和、蒼井優、川上未映子、綿矢りさ、 武井咲、平松洋子、瑛太、二階堂ふみ、西加奈子、滝クリ 宮本信子、そしてユーミンともうそれはそれは豪華な顔ぶれ。 私が知らないだけでその他のメンバーもきっとすごい人たちなんだろうな。 アラーキーが撮った写真とともに対談が載せられている。 街並みは銀座にみえるけど…。 ほむほむもいまやすごい人なんやね。
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+++ 誰よりも輝いているあの人たちに、いまいちどききたい。 輝いている人は、人に見せない“芯” がある。 歌人・穂村弘が贈る、いま最も活躍している41人との刺激的なトークセッション。 写真・題字:荒木経惟 +++ 資生堂の花椿に掲載された対談をまとめたものだそうである。さま...
+++ 誰よりも輝いているあの人たちに、いまいちどききたい。 輝いている人は、人に見せない“芯” がある。 歌人・穂村弘が贈る、いま最も活躍している41人との刺激的なトークセッション。 写真・題字:荒木経惟 +++ 資生堂の花椿に掲載された対談をまとめたものだそうである。さまざまなジャンルで活躍する人たち――雑誌の性格上か女性が多いが――と著者が向き合い、いま訊きたいことを問いかけていくという趣向。第一線で活躍している人たちは、さすがに切り返しがお見事で、それぞれのプロフェッショナル感に感心させられる。著者は今回はインタビュアーという立ち位置なので、エッセイに見られる不思議ちゃん感はずいぶん薄いが、それでも、反応する場所が独特なこともあったりして、穂村ファンにも愉しめる。荒木経惟のモノクロ写真と、それにぶつけたようなカラフルな絵の具が、各人の個性を一瞬で切り取っているようで目を瞠る。隙間時間にも愉しめる一冊だった。
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その道のキラキラした人がどうしてそういう道に進む人になったのかを聞き出そうとして、同時に聞き手のキャラクタをも引き出される会話でした。むしろ質問攻めになっている回もあったりして。
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歌人の穂村さんと、41人のゲストとの対談集です。 41人のゲストは、その道の才能に恵まれた方たちばかり。 その天才たちに、穂村さんは『どうしてそんな風になれたんですか?』ということを、 非常に単刀直入に聞き出そうと試みるのだ。 ゲストから話を聞いているはずなのに、反対に色々質問さ...
歌人の穂村さんと、41人のゲストとの対談集です。 41人のゲストは、その道の才能に恵まれた方たちばかり。 その天才たちに、穂村さんは『どうしてそんな風になれたんですか?』ということを、 非常に単刀直入に聞き出そうと試みるのだ。 ゲストから話を聞いているはずなのに、反対に色々質問されてしまっているところは とても穂村さんらしくていいなぁと思うのだけれど 読み終わった後で、キラキラと輝くゲストたちよりも 『穂村弘』についてとても理解できた気になっていたのは どういうこっちゃ・・・(笑)
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