〈仏教3.0〉を哲学する の商品レビュー
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タイトル通り。ありがちな陰翳礼讃に陥ることもなく、かと言って歴史を無下にするものでもなく、誰でも馴染みやすい良心的な温度で話は進む。主としては語りえない〈存在〉について。個人的には宗教家2名の話が新鮮で興味深い。
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藤田一照、山下良道 両禅師と哲学者 永井均氏による鼎談。 永井氏の哲学がこれまでになく解りやすく語られていた。 お陰で20年弱咀嚼してきた内容が腑落ちに至らずも何歩も理解を深められた。
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以前の日本の仏教、そしてテーラワーダ仏教を踏まえて、仏教3.0だったが、それに永井哲学が加わったもの 無我と〈私〉、無常と〈今〉といった所に とても興奮した
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・「~がある」が実存で、「~である」が本質です。 ・私であるということは、その人の中身と関係なく、なぜかそいつが端的に私であるだけです。 ・アキレスと亀の話しと私が死ねないという話は、本質的には同じ話です。つまり、外部に客観的な世界というものを想定しない限り、私の死は訪れませんから。
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哲学の導入により、仏教3.0がより分かりやすくなっていきます。 鼎談により、論理が研ぎ澄まされ、議論が深まっていきます。 「私」と<私>の違いを理解することで、色即是空までつながっていきます。 一読しただけでは理解しがたいところもあります。 何度も読んで、実践することが大事なので...
哲学の導入により、仏教3.0がより分かりやすくなっていきます。 鼎談により、論理が研ぎ澄まされ、議論が深まっていきます。 「私」と<私>の違いを理解することで、色即是空までつながっていきます。 一読しただけでは理解しがたいところもあります。 何度も読んで、実践することが大事なのでしょう。 再読が必要な本です。
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