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コクーン の商品レビュー

3.5

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

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2026/01/20

もっと宗教団体が主役のような物語かと思って読み始めたけれど、いろんな形で宗教団体と関わった人たちの連作だった。 でもそれがとても良くて、異世界のものに感じがちなカルト宗教を現実感をもって読み進められた。 もともと無宗教が多い日本でこんなカルト団体や献金問題なんかがニュースになる...

もっと宗教団体が主役のような物語かと思って読み始めたけれど、いろんな形で宗教団体と関わった人たちの連作だった。 でもそれがとても良くて、異世界のものに感じがちなカルト宗教を現実感をもって読み進められた。 もともと無宗教が多い日本でこんなカルト団体や献金問題なんかがニュースになるから、宗教=悪みたいに感じてしまうけれど、本来あるべき宗教ならば何かを信じられるっていうのは精神的にもとてもいいことな気がするけどね。 なぜ、常識的に考えればおかしいとしか思えないものに傾倒し信じてしまうんだろう。 “4パラダイス・ロスト”で繭子はシンラにのめり込んで、夫は拒絶できた、この差はなんなんだろう。 付け入る隙なんてほとんど誰でもあって、それでもこの差がうまれるのはなんなんだろう。 私はきっと大丈夫だと思うけれど、万が一ということも無きにしも非ずだから、せめて自分が大切だと思う人の意見には素直に耳を傾けられる習慣をつけておこう。

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2025/08/30

★★★☆☆ジグソーパズルのように複雑で処理能力を超えて整理しきれない。年代と登場人物が変わり、混乱する。宗像病院(生活保護、行く宛てのない病人たち)、シンラ知慧宗教団体(銃乱射テロ)、マンザイ、沼、満州、敗戦、娼婦、近親相姦、殺人、自殺、パラレルワールド。ネガティブな単語のオンパ...

★★★☆☆ジグソーパズルのように複雑で処理能力を超えて整理しきれない。年代と登場人物が変わり、混乱する。宗像病院(生活保護、行く宛てのない病人たち)、シンラ知慧宗教団体(銃乱射テロ)、マンザイ、沼、満州、敗戦、娼婦、近親相姦、殺人、自殺、パラレルワールド。ネガティブな単語のオンパレード。一体誰が中心だったのか。誰もがシンラの被害者だったのか。テロで息子を亡くした母親、教祖を産んだ母親の過去、教祖の過去と友人、シンラに入信し殺人事件を犯した兄、洗脳された妻と残された夫と娘。難しい。ギブアップ。

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2025/08/17

これは最後まで読まないと全く理解出来なかったと思う。 非情な描写もあり、途中挫折しかかったが葉真中顕さんの本だから読めたかも。 今、誰の話をしているのかがわからなかった。恐らく全て繋がってるんだろうと思いながら。厳しい物語だったな。

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2025/04/27

戦後の混乱、高度成長期、バブル崩壊、東日本大地震 読みやすいが、時代が変わったり人が変わってで少し混乱したのでページを戻しながら読んだ。 オカルト教団「シンラ智慧の会」(オウム心理教をモチーフした宗教) 蝶はシイラの教祖の母のifなのかな・・ 教団に関わった登場人物の心情が見...

戦後の混乱、高度成長期、バブル崩壊、東日本大地震 読みやすいが、時代が変わったり人が変わってで少し混乱したのでページを戻しながら読んだ。 オカルト教団「シンラ智慧の会」(オウム心理教をモチーフした宗教) 蝶はシイラの教祖の母のifなのかな・・ 教団に関わった登場人物の心情が見事に書かれいて・・私自身if、もし自分、子供、、旦那、嫁、親、孫、が教団に関わったらどうしよ・・私が信じるものは何なのか? 考えながら複雑な心境で読んだ。

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2024/11/03

今の世界がどんな方向へ向かうのか。蝶の羽ばたき=バタフライ・エフェクトになぞらえて描かれる世界はそれでも無惨で、あまりにも悲しい。 昭和、平成を行き来しながら描かれる悲嘆と絶望の逢瀬。その行く末は考えるだけで怖い。これから先、どうなってしまうのか。歴史や時代という波に飲まれて為す...

今の世界がどんな方向へ向かうのか。蝶の羽ばたき=バタフライ・エフェクトになぞらえて描かれる世界はそれでも無惨で、あまりにも悲しい。 昭和、平成を行き来しながら描かれる悲嘆と絶望の逢瀬。その行く末は考えるだけで怖い。これから先、どうなってしまうのか。歴史や時代という波に飲まれて為す術もなく我々は死んでいくのか、それとも別のところに救いを見出すのか。 それでも生きていくしかないのだろうが、本作に宿った重量級の声には目が離せなかった。

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2024/11/03

1945年頃からから2012年にわたる、 壮大な歴史の大河に浮かぶ、それぞれの人物の方舟。 世の中に起きた事件を盛り込んだ、 とてつもない人物相関図に、圧倒された。 「沼」にできたコクーン、繭子という名の女性、 振興宗教にのめり込む様子が、まさに底なし沼にずぶずぶと足を取られる...

1945年頃からから2012年にわたる、 壮大な歴史の大河に浮かぶ、それぞれの人物の方舟。 世の中に起きた事件を盛り込んだ、 とてつもない人物相関図に、圧倒された。 「沼」にできたコクーン、繭子という名の女性、 振興宗教にのめり込む様子が、まさに底なし沼にずぶずぶと足を取られるような感覚だった。 「胡蝶の夢」を思い出させる、どちらが夢か現実か・・・ 人生のいくつもある岐路、 どちらに進むか、いくつかのifを思いながら、 迷いながら人生は進んでいく。 そして、知らないうちに、誰かが加害者や被害者になることもあり得る。 再読したくなる本。

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2024/08/07

凄まじい話。でもまた読み返す。 後味どうこうとか、そんなものどうでも良くなる読後感です。ただただ、物語を堪能しました。 カタルシスを求めるなら確かに辛いけれど、物語そのものを楽しむことだけが目的であれば、とても濃い時間を楽しませてくれたこの本に感謝しかない。

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2024/04/08

もんのすごい悪の塊のストーリー 出てくる全員が全員不幸になるし 事実(この世界)はこの小説で描いた世界より更に最悪ですよ、という終章 胸糞系はよく読むが、本作はけっこうその中でもベストかも。。。

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2024/02/18

ねっとりと纏わり付く後味の悪さ。最終章を読む前に僅かながらにも明るい終わりを期待してしまった故に叩きのめされてしまった。 生きているからには全てに選択肢があり分岐点であり、ifなんか無限にあるのだけれどそれを考え出したらきりがない。 始めに手にした葉真中作品がこの本だったら、他作...

ねっとりと纏わり付く後味の悪さ。最終章を読む前に僅かながらにも明るい終わりを期待してしまった故に叩きのめされてしまった。 生きているからには全てに選択肢があり分岐点であり、ifなんか無限にあるのだけれどそれを考え出したらきりがない。 始めに手にした葉真中作品がこの本だったら、他作は読まなかったかも知れないif。

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2023/11/23

この世界は、一匹の蝶が見ている夢かもしれない 無数の繭コクーンの中の1つの世界? オウム、東日本大震災などを題材に、カルト教団シンラ智慧の会を巡る人間模様。 カルト教団が主なのか、貧困とかのテーマが主なのか、世界の分岐点的なものがテーマなのか、曖昧。曖昧が故に没頭できないし、面...

この世界は、一匹の蝶が見ている夢かもしれない 無数の繭コクーンの中の1つの世界? オウム、東日本大震災などを題材に、カルト教団シンラ智慧の会を巡る人間模様。 カルト教団が主なのか、貧困とかのテーマが主なのか、世界の分岐点的なものがテーマなのか、曖昧。曖昧が故に没頭できないし、面白くない。

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