未来食堂ができるまで の商品レビュー
話題の店、本 ほー。とても計画実行的で記録の好きな人のブログだ。事業計画書がそのまま載っているのも面白い。ところで事業の目玉であった「あつらえ」は成功しているのだろうか。ランチ営業を計画的にまわして店の収益を上げているのは分かったが、夜の「あつらえ」ができる時間帯は人が少ないとの...
話題の店、本 ほー。とても計画実行的で記録の好きな人のブログだ。事業計画書がそのまま載っているのも面白い。ところで事業の目玉であった「あつらえ」は成功しているのだろうか。ランチ営業を計画的にまわして店の収益を上げているのは分かったが、夜の「あつらえ」ができる時間帯は人が少ないとのことであった。その後、集客は成功し目的(利益ではなく)は達成できたのかな。いじわるな疑問だけど。
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未来食堂は、東京・神保町にある定食屋さんです。 私が、この食堂にひかれた理由は、 ランチタイムは、メニューが1品のみ、 「まかない」というお手伝いの制度はありますが、 基本的に、一人でやっているということです。 小林さんは、東工大数学科卒、日本IBM、クックパッドのエンジニアを経...
未来食堂は、東京・神保町にある定食屋さんです。 私が、この食堂にひかれた理由は、 ランチタイムは、メニューが1品のみ、 「まかない」というお手伝いの制度はありますが、 基本的に、一人でやっているということです。 小林さんは、東工大数学科卒、日本IBM、クックパッドのエンジニアを経て、未来食堂をオープンしました。 この本には、エンジニアが、まるでシステムを構築するように、お店をつくっていく様子が、描かれています。 (なんとなくこうなった…は存在しません。) 未来食堂は、定食屋さんにもかかわらず、 経営情報をホームページで公開しています。 これは、IT業界が、オープンソースにより スピィーディーに発展したことから、 情報共有という考え方を、飲食店業界に持ち込むために、公開しているそうです。 このようにIT業界の仕事のやり方が、随所に見られます。 「まかない」という制度は、 50分お手伝いすると、1食分900円が無料になります。 この「まかない」は、クラウドソースからきています。 クラウドソースとは、 「不特定多数の人を募り、必要とするサービスや、アイデア等を取得するプロセス」です。 ブラックになりかねませんが、 実際には、将来、飲食店をやりたい方が、 この制度を利用して、お手伝いしています。 タスクを細分化することにより、一人ひとりの負担を少なくし、全体として大きなタスクを成し遂げる… 職場でも、これができれば、大きなことが、もっと迅速に進むのでしょう。 18時からは、「あつらえ」という、 お客様の要望に応えた料理を提供するサービスがあります。 しかし、基本は、デフォルト(あらかじめ設定されているもの)のメニューで満足していただくことが目標です。 カスタマイズにより、それぞれのお客様に合わせることは、実は、誰にでもできることであり、 隙のないデフォルトを作り上げることこそ、 プロなのではないかと思いました。 下記は、小林さんの、アイデアを現実にするまでの流れです。 1 自分にとっての息苦しさを見つめ続ける →自分自身が絶対にイヤを掘り下げる 2 一枚の絵がひらめく 3 現実に落とし込む(定石) 4 現実に落とし込む(独自) 小林さんは、世間でよいとされているものを集めて発想しても盆栽にしかならない、といいます。 自分にとっての息苦しさ、不便さ、 それは、解決されていないからこそ感じることであり、そこに商機があるんですね。 近いうちに、「未来食堂」に行ってみたいと思います。
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ブログ更新:『未来食堂ができるまで』小林せかい http://earthcooler.ti-da.net/e9334192.html 未来食堂のコンセプトは、「あなたの『ふつう』をあつらえる」だという。通常のメニューに加えて、希望する材料を使ったり、気分や体調に合わせたおかずを「...
ブログ更新:『未来食堂ができるまで』小林せかい http://earthcooler.ti-da.net/e9334192.html 未来食堂のコンセプトは、「あなたの『ふつう』をあつらえる」だという。通常のメニューに加えて、希望する材料を使ったり、気分や体調に合わせたおかずを「あつらえ」として提供する。その具体性の裏には、「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所を目指す」という深い思想がある。
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業界の常識やナレッジを飲食業界で上手く活用したことを実体験を元に語っている。 そしてコンセプトを根本軸に「未来食堂」のあるべき姿がしっかり見えてきた。 思考がエンジニア出身らしく、理論立てているので、参考になる。0から何かリアルビジネス(特に閉鎖的な業界)をしていこうという人...
業界の常識やナレッジを飲食業界で上手く活用したことを実体験を元に語っている。 そしてコンセプトを根本軸に「未来食堂」のあるべき姿がしっかり見えてきた。 思考がエンジニア出身らしく、理論立てているので、参考になる。0から何かリアルビジネス(特に閉鎖的な業界)をしていこうという人にはオススメ!
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コンセプト設計から、ビジネスモデル、物件探し、工事、資金などかなり具体的に立ち上げの話が書かれていて面白い。 飲食店として重要なことを多角的に学べる一冊だった。
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なんとなく理屈っぽさが先に立つ。非常に考えられたビジネスモデルではあると思うが、「誰でも来られる定食屋」というコンセプトで運用するにはその敷居を高くするような理屈である。 しかし、一方では数学的に考えられた非常に優秀なビジネスモデルとも言える。このビジネスが成功かどうかというのは...
なんとなく理屈っぽさが先に立つ。非常に考えられたビジネスモデルではあると思うが、「誰でも来られる定食屋」というコンセプトで運用するにはその敷居を高くするような理屈である。 しかし、一方では数学的に考えられた非常に優秀なビジネスモデルとも言える。このビジネスが成功かどうかというのは今後の未来食堂の行くすえで判断したい。
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メデイアなどで多数紹介された未来食堂。IBMやクックパッドで技術者として従事していたオーナー・小林せかいさんのブログを再編集して書籍化された。 目標を達成するために何をするべきかが明瞭で清々しさを感じる。線引きには妥協がない。例えば850円の定食の場合、50円のお釣りが頻繁に続...
メデイアなどで多数紹介された未来食堂。IBMやクックパッドで技術者として従事していたオーナー・小林せかいさんのブログを再編集して書籍化された。 目標を達成するために何をするべきかが明瞭で清々しさを感じる。線引きには妥協がない。例えば850円の定食の場合、50円のお釣りが頻繁に続く。もちろん小銭を出してくれる人もいるが、出の方が多いのは明白。すぐに小銭が尽きる。両替の費用や掛かる時間を考えると、その分サービスに回したほうが良いとオープン4日目に50円の値上げを断行するのだ。もちろん客に対してはその分の還元は行われている。 このように、出来ることと出来ないことを精査し、とことん無駄を排除しているのだ。 飲食店で、おそらく初めて事業計画書をオープンソース化した未来食堂。 面白そうだから行ってみたい。 また行きたい…。そう思える空間を築いている。 未来食堂は、まさに、古き良き時代の食堂のようでもあり、今後、私たちに必要な飲食店のあり方を、先頭に立って模索してくれているようだ。 読了後、ますます興味が募ってきた。
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