キノの旅(ⅩⅩ) の商品レビュー

時雨沢恵一(著者),黒星紅白

2022/05/04

シリーズ20作目。すごいですね。読む方もだけど、書く人のアイデアが尽きないのがすごい。
今回は「拘らない国」が好きです。

2021/11/18

「羊たちの草原」は国の話ではないちょっと変わったエピソード。銃が効かない相手にキノの旅最大の危機だったのではないでしょうか。私のお気に入りは師匠達の「宝探しの話」です。推理小説的展開で以外な結末と師匠のアクションが楽しめます。

2020/10/07

キノの旅も20巻。

「旅の話a・b」
井の中の蛙は傍から見ると滑稽に見える。

「海のない国」
サブタイトルの「Can you sea me?」がなかなか洒落てると思う。

「人間の国」
大草原で、動物のように裸で暮らす人々の話。
知性をもつことは幸せなのか。

「仲の悪い国」
いがみ合っているだけだと見えないものがある。

「拘らない国」
代わりがいることと、代わりがいないことは、どちらが幸せ？

「宝探しの話」
薬にも毒にもなりうる……。

「夫婦の話」
良い話だが、やはりフォト編はキノの旅ではないな。
フォトは人々に深くかかわろうとしすぎるから。
キノの旅の面白さは、キノが第三者として冷めた目線で滑稽な人々を見て回るところにあると思う。

「ターニングポイント」
今までの行いが今の自分を形成している、という考え方には同意。

「羊たちの草原」
相手はパースエイダ―を持っているわけではないただの羊なのに、これだけの緊張感があるってすごい。

キノの旅は毎年1冊、10月頃に刊行されている。
来年が待ち遠しい。

2019/07/07

【感想】
比較的素直な展開が多かったような。以前ならもうひとひねりあって一筋縄ではいかない感あったかなってとこ。
たとえばフォトの話でモノクロで見たフォトだけが最後に気づいた写真のナゾがあったというようなオチにしてもよかったかも。

【内容】
いつものように、あちこちに旅するキノとエルメス、シズ様御一行、シショーとデシ。旅しないフォトとソウ。あと、アレを探す。

2019/02/17

自分の中では、白黒を強要しないイソップ童話というイメージで読み続けているが、気づけば20巻！変わらず意表を突かれるオチで、まだまだずっと続けてほしいな、と思う。

2017/10/17

『みんなが異常者だと思っている人は
みんなを異常者だと思っている』

「人間の国」と「ターニングポイント」が気になった。
特に「人間の国」が気に入った。

2017/08/24

このシリーズは面白いというか丁度良い。
基本的に短編なので次巻が気になってもだえる事もないし。
１話１話軽く読み切れるから気になって眠れない事もないし。

それにしても結構続いていますが
ローマ数字（ローマ数字というかなんというか）が最終的にどんな事になってしまうかの方が気になるので頑張って続けて頂きたいです。

2017/08/23

今回は人より何より羊が一番怖かったです。全く意思疎通できない、何を考えているのかわからない相手と対峙するのってもの凄く恐ろしいことなんだなと、ちょっと背筋が寒くなりました。

『ターニングポイント』が好きです。過去のいろんな出来事が複雑に積み重なって、影響し合って、今に繋がっている、というのは最近よく実感することなので、なんだか沁みました。

2017/04/29

もう二十巻。
これだけ続いて、キノ最大のピンチって今回の羊じゃないのか。
シショーとデシが宝の山を取りに行く話が良かった。腕を切られても問題ない二人の関係性が気になる。

このシリーズは、各シチュエーションの示唆と共に、水戸黄門的な安心感もあって、バランスが素晴らしい。

2017/03/17

今回はいろいろとコミカルな話が多くそれなりに楽しんで読めた。ただキノが強くなりすぎて安心感ありすぎるので、たまには戦闘メインの話で本気のピンチを見てみたくある。

20分割あとがきは探すのが面倒なのでネットで答えを読んだ。わざわざ解読しなくて正解だった。