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博物館のファントム の商品レビュー

4.2

10件のお客様レビュー

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2023/09/25

途中で読むのをやめて図書館へ返却。 残念だけど、ちょっとハマらなかった。 途中で離脱してしまったので⭐︎の評価はパス。

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2023/07/21

再読。伊与原新さんらしい科学の蘊蓄満載。癖あり探偵のライトミステリ。事件の真相の陰にドラマ性がありとても好みの作品でした。続編希望です。

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2023/05/06

鉱石、植物、剥製、化石、昆虫と様々な謎を自称博物学者が紐解いて行き、最終章ではそれまでのエピソードや登場人物がより集まるようにして箕作が離れたはずの人類学の謎へと連れ出されて行く。その流れの中で人離れした雰囲気を醸していたファントムが語る過去の想像図に感情を持って行かれた。

Posted byブクログ

2023/03/08

謎解き+蘊蓄、面白かった! それも多岐に渡り、意外と深く描かれていて一気読みした。 表紙がラノベっぽいのが、やや残念…もっと重厚感あっても良かった気がする。 続きが期待できそうな終わり方だったので、続編に期待したい。

Posted byブクログ

2022/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

博物館の旧館に住む、自称博物学者すべてのモノには意味がある派の「箕作類」とコンピューター技師で片づけ魔の「池之端環」凸凹コンビが日本最大の博物館を舞台に、考古学、昆虫学、地学などの蘊蓄満載で挑む。ミステリー短編集。 伊予原新、今の作風はこの本あたりから始まっているのかな?理系、博物系の蘊蓄をトリックの味付けにしたミステリーは面白い。この凸凹コンビ活躍の続きも是非読んでみたいものである。

Posted byブクログ

2021/05/24

この本でリニューアル版だったんだ。私はかわいいイラスト大好きなので、この表紙は大歓迎です。色使いがとても好き。博物館にまつわる謎はなかなか面白かったので、またこのでこぼこコンビが見れるといいな

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2020/12/21

読書録「博物館のファントム」4 著者 伊与原新 出版 集英社文庫 p54より引用 “ 現代の自然科学において、「博物学」と いう学問分野はもう存在しない。もちろん、 「博物学科」を設置している大学もない。あ らゆる自然物の収集と分類を目指した博物学 は、自然科学の発展とともに...

読書録「博物館のファントム」4 著者 伊与原新 出版 集英社文庫 p54より引用 “ 現代の自然科学において、「博物学」と いう学問分野はもう存在しない。もちろん、 「博物学科」を設置している大学もない。あ らゆる自然物の収集と分類を目指した博物学 は、自然科学の発展とともに、動物学、植物 学、地質学などの分野に解体されてしまった。 学問の細分化は、現在もますます進む方向に ある。森羅万象に精通した「博物学者」など、 今や歴史上の存在でしかない。” 目次より抜粋引用 “呪いのルビーと鉱物少年  ベラドンナの沈黙  送りオオカミと剥製師  マラケシュから来た化石売り  死神に愛された甲虫”  博物館で働くことになった新人分類学者と 変人博物学者の二人を主人公とした、短編連 作ミステリ。同社刊行作「博物館のファント ム箕作博士のミステリ標本室」改題文庫版。  国立の博物館に就職し、今後を思いながら 昼食後の日課をこなす主人公の一人・池之端 環。仕事場である旧館へ戻ると、同僚の驚く ような声が聞こえて…。(呪いのルビーと鉱 物少年より)  上記の引用は、博物学という学問分野につ いて書かれた一節。 何かが一つ分かると、それに伴う何かわから ないことがいくらでも出てきて、人の歴史が 前に進むほどにすたれていく分野なのかもし れませんね。もし自分から博物学者を名乗る ような人は、本物の博覧強記の人物か詐欺師 のどちらかかもしれません。  科学とフィクションが上手く混じり合って いる面白い作品です。事実と虚構の境界がはっ きりとわかる人なら、もう一つ評価は高くな るのではないでしょうか。 ーーーーー

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2020/11/04

お仕事ミステリの中には職業がただの背景になってしまったり、キャラクターの色づけだけでミステリ部分に何ら関与しないものも多いが、これは博物館だからこそのキャラクターと物語とミステリとなっている。 蘊蓄ミステリとしても面白い。キャラクター小説としても面白い。博物館という空間の魅力も面...

お仕事ミステリの中には職業がただの背景になってしまったり、キャラクターの色づけだけでミステリ部分に何ら関与しないものも多いが、これは博物館だからこそのキャラクターと物語とミステリとなっている。 蘊蓄ミステリとしても面白い。キャラクター小説としても面白い。博物館という空間の魅力も面白い。

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2019/11/24

文庫本のより単行本の表紙絵の方が本の内容の雰囲気を出していて断然いい。国立自然博物館の博物学者の箕作類とコンピューター技師の池之端環の二人が遭遇する事件を描く連作短編だ。最初は蘊蓄だけが頼りの話かなあと思ったが、だんだんと面白くなる。いろいろないわゆる博物学の知識も面白いし、事件...

文庫本のより単行本の表紙絵の方が本の内容の雰囲気を出していて断然いい。国立自然博物館の博物学者の箕作類とコンピューター技師の池之端環の二人が遭遇する事件を描く連作短編だ。最初は蘊蓄だけが頼りの話かなあと思ったが、だんだんと面白くなる。いろいろないわゆる博物学の知識も面白いし、事件とそれを上手く絡めている。二人のやり取りも面白いし、他の登場人物もなかなかいい。最後のデニソワ人と現生人類の関係についての箕作の語りもいいねえ、ちょっと感動した。「四万年前を境に、現生人類の文化は爆発的に飛躍した。文化が飛躍する最大の原動力は、異文化との接触だ。異文化からの感染だ。その相手がネアンデルタール人やデニソワ人でなかったとは、誰にも言えないだろう」

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2017/03/09

■「どんなものも絶対に捨ててはならない。-これは博物館の第一原則だ」 国立自然史博物館に預けられていた「呪いのルビー」が狙われた。最近、頻発している鉱物標本盗難事件と関連が?もしや呪いのルビーこそ<幻の宮沢賢治コレクション>なのか?―60年にわたり増改築が繰り返され「迷宮」と化...

■「どんなものも絶対に捨ててはならない。-これは博物館の第一原則だ」 国立自然史博物館に預けられていた「呪いのルビー」が狙われた。最近、頻発している鉱物標本盗難事件と関連が?もしや呪いのルビーこそ<幻の宮沢賢治コレクション>なのか?―60年にわたり増改築が繰り返され「迷宮」と化した博物館の旧館に棲みついた、変人博物学者・ファントムことみつくり箕作 類。「何も捨ててはならぬ」が口癖の彼と、片付け魔の女性新人分類学者・池之端 環のでこぼこコンビが解決のために動き出す―!全6編の連作短編集。新感覚サイエンスエンタテインメント!

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