死と呪いの島で、僕らは の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初は何も考えずに文庫本の表紙が良かったので買ったのだが・・・まさかホラーとは思わなかった。ただし、普通のホラーとは違う、清々しいホラーというかミステリーというか、・・・かと言ってかなりグロイ所もあり、ラストではまさにゾンビが海から島に這い出てきたりで、何でも有りという感じでした。 内容的には6つの章に分れており、それぞれの章に伝記的ミステリー、民俗学的ミステリー、呪いのミステリー等々とかなりグロテスクな描写が多々あるが、前述したように清々しさを感じるのは、この小説の主人公「杜弥」と「椰々子」の恋心が描かれていたからだろうと思う。 ある人に言わせればちょっと詰め込みすぎと言われているが・・・私はそう思わない、一種のエンターテートと考えればそれはそれで面白かったと思う。ただ、最後の一波乱はもう少し丁寧に描いて欲しかった。
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