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日本語のために の商品レビュー

4.6

10件のお客様レビュー

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2024/08/04

大野晋、ハとガ、という、今の日本語の根。AI時代にも、途轍もなく役に立つモノだ。再考していこう。 間投詞も、かなり、面白い。

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2023/12/23

231223*読了 やったー!ついに日本文学全集全30巻を読み終えた!達成感。 これで世界文学全集30冊と日本文学全集30冊の計60冊を読み終えたことになる。感慨深い。 2023年内に読み終えたいと思っていて、それが達成できたのも嬉しい。 さて、日本文学全集の30番目、ラストを...

231223*読了 やったー!ついに日本文学全集全30巻を読み終えた!達成感。 これで世界文学全集30冊と日本文学全集30冊の計60冊を読み終えたことになる。感慨深い。 2023年内に読み終えたいと思っていて、それが達成できたのも嬉しい。 さて、日本文学全集の30番目、ラストを締めくくるこの本はというと、タイトルの通り、「日本語」のアソート。 古代の文体として祝詞に始まり、漢詩があって、仏教がある。まさか般若心経を本で読むとは思わなんだ。 キリスト教の文体、そして琉球語、アイヌ語。いろはうた。アイヌ語と現代語では辞書が入っている。辞書を読むってなかなかしんどいという気づき。 現代語にくるとハムレットの翻訳が数人の訳者さんのバージョンで収録されていて、翻訳のおもしろさを感じた。 大日本帝国憲法、日本国憲法前文も、本でこんな風に読むとは思わなかった。 政治の言葉から最後は日本語の特質について。 日本語は周りくどいだったり否定的なことも言われているけれど、これだけ多様な色を持ち、表現ができる言葉としての日本語がわたしは好き。 現代でもひらがな、カタカナ、漢字の3種類を使い分けているってことがまず他にないので、誇りに思っている。 変化する言葉、言語。ゆるやかに変わっていく日本語の昔から現代までを存分に味わえるこの本は貴重だ。

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2019/03/19

最初、このシリーズとタイトルの組み合わせに違和感を覚えた。「日本文学」全集である以上、表現される内容が主であるとおもったからだ。 読み進めるうち、何かを伝えるための言語には、それ自体に力があり、そこに焦点が当てられた、つまり、このシリーズを通じて初めて、言語が前に現れたものだと...

最初、このシリーズとタイトルの組み合わせに違和感を覚えた。「日本文学」全集である以上、表現される内容が主であるとおもったからだ。 読み進めるうち、何かを伝えるための言語には、それ自体に力があり、そこに焦点が当てられた、つまり、このシリーズを通じて初めて、言語が前に現れたものだということがわかった。そのために日本語を深掘りし、相対化しているのだと。

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2018/11/18

気を紛らすために3日ぶりに読書再開 良い編集の本だった 祝詞にはじまって、漢詩、仏典、聖書、琉球語、アイヌ語、憲法、現代語、、、 日本語の広さを知るのに、他にない良い編集

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2018/02/12

ちょっとづつ飛ばし読みをしてしまいましたが読了。 日本の文化・言語の造詣を考えるのに 非常に面白い内容でした。 でもやはり旧仮名遣いはよみづらい部分があり それについて、その当時奨励していた、戦っていた 人達がいるということを読むと、それはそれで考え させられることは大きいと思い...

ちょっとづつ飛ばし読みをしてしまいましたが読了。 日本の文化・言語の造詣を考えるのに 非常に面白い内容でした。 でもやはり旧仮名遣いはよみづらい部分があり それについて、その当時奨励していた、戦っていた 人達がいるということを読むと、それはそれで考え させられることは大きいと思いました。 ちょっと今までにない、よんだことがない内容でした。

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2016/11/20

ケルアックの「路上」から石牟礼道子の「苦界浄土」まで、世界文学の傑作を新訳メインで提示した世界文学全集に続き、池澤夏樹が日本文学を独自のパースペクティブで編纂する日本文学全集シリーズの1冊。他の作品が全て、特定の作品・作家を対象としている中、本作だけは「日本語のために」と題打たれ...

ケルアックの「路上」から石牟礼道子の「苦界浄土」まで、世界文学の傑作を新訳メインで提示した世界文学全集に続き、池澤夏樹が日本文学を独自のパースペクティブで編纂する日本文学全集シリーズの1冊。他の作品が全て、特定の作品・作家を対象としている中、本作だけは「日本語のために」と題打たれ、歴史的・地理的に変化を遂げてきた日本語そのものを対象とし、その全体像を示す。 収められているのは、祝詞、アイヌ語、琉球語、憲法、聖書、日本語の文法論、漢語など、それぞれのジャンルでの第一級の文章が収められている。琉球語で書かれた詩歌は、沖縄という場所でないと成立しなかったであろう場景を示す単語の豊穣さなど、これまで意識したことがなかった日本語の地理的な表現の違いを知ることができる。また、現代的仮名遣いが導入された時期の論争では、どのように現代の日本語表現が形成されたかなど、多様な問題を知る上で貴重な論考ばかり。 実は知っているようで知らない母語としての日本語表現の豊穣さを知れ、なおかつ一級の知的好奇心を刺激してくれる傑作アンソロジー。この一冊を持って、本全集が編纂された価値は十分にあった、と言える。

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2016/11/10

感想はブログにて。「日本語の時空間をめぐる旅」 http://mihiromer.hatenablog.com/entry/2016/09/28/195431

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2016/10/11

文学全集にこのような内容のものを入れるのは非常に珍しいと思うけれど、逆にこれこそが池澤夏樹のこだわりなのだろう。ケセン語、アイヌ語、琉歌の形式など大変興味深い内容が収録されているが、なんといっても政治の言葉の部分に説得力を感じだ。

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2016/09/06

本屋で衝動買い。 日本語のゆたかさとおもしろさをぞんぶんにあじわう一冊。 祝詞、漢文、経典、琉球語、アイヌ語、日本国憲法前文、いろはうたに表記の問題、聖書読み比べ(文語、口語からケセン語訳まで)にハムレット翻訳読み比べ、辞書の語釈比較まで! 宝箱のようなアンソロジー。

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2014/11/18

日本文学の定義は日本語で書かれていることである。言語と文学の関係を明らかにするための実例と日本語論を幅広く集め、豊饒の由来を明らかにする。

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