I love letter の商品レビュー

あさのあつこ(著者)

2017/01/03

最高の殺し文句を、あなたに届けたいーー。
「ぼくはママをころそうと思います」
--小学生の少年から届いた殺害予告。
「どうしても、あの恋文を見つけたいのです」
--大女優からの理不尽な依頼。
文通会社「ILL(I love letter)」で働き始めた元引き籠もりの岳彦に届くのは、一筋縄ではいかないワケありの手紙ばかり。
手紙で届いた厄介事には、手紙で立ち向かうしかない……!
メールでは伝わらない想いがある。
電話では解決できない問題がある。
（アマゾンより引用）

面白かった～(*´艸｀)
これ読んでるとすごい手紙書きたくなった(*´艸｀)

2016/12/31

おかんが図書館で借りてきた本。

半日程で読みきれる。
とても読みやすいし、読みごたえがある。

文通を仕事とすることになった、岳彦と社長のむうちゃんがメイン舞台の短編集。

いろんな人生の話が詰まっていておもしろかった。

最後の話は泣ける。

2016/12/25

このビジネスは、本当にあってもおかしくないな。
取り上げられているエピソードは平穏な日常というよりアクシデントっぽいけど。そりゃそうか。
でも、全体を流れるトーンが白色なのか透明なのか、何れにしても純粋で綺麗な印象だ。

2016/12/24

めでたしめでたしで解決することなんかほんの僅かだ。それでも人は生きている…確かに。
そんな日々の中で誰かに宛てて書く手紙ってすごい、文字で伝えるってすごい。相手に届いて残る…小さな子供のストレートな手紙の破壊力にはかないません。その瞬間にしか書けないものなんだ。
恋文はハードル高いから年賀状くらいはせめて心をこめて書かねば。

2016/12/21

『友達なんだから、言いにくいことだってなんでも言ってね』・・・よくそんな言葉を聞くけれど
本当に大切な人に、本当の事なんて絶対言えない。
だけど、見ず知らずの人に手紙を書くとしたらどうだろう。
誰にも言えなかった本音を書くかもしれないし
反対に噓ばっかり書くかもしれない。
もしかしたら、縁も所縁もない人だからこそ
一生誰にも言わないと決めた秘密を
打ち明けてしまうことだってあるかもしれない。
この物語の主人公が働いているのは
そんな様々な手紙が舞い込んでくる、会員制の文通会社。
手紙から浮かび上がってくる思いを掬い取り
想像しながら
社員たちはひとつひとつに丁寧な返事を書くのです。
そんな行為がとても豊かに感じられるのは
打てば響くように情報過多の返信が、即座に届くSNSの世界に
どっぷり浸ってしまっている反動からでしょうか。
とびっきりの便箋と封筒を用意して
だれかに一文字一文字手紙を書いてみたくなりました。

2016/11/22

文通を行う会社、IIL（I LOVE LETTER）に、半ば強引に引き込まれ、なんとなくつとめることになった岳彦。
実はいわゆる引きこもりであったのだが・・・

手紙を通していろいろみえてくる人間模様。
連作になっていておもしろかった。
手紙を書きたくなりますね。

2016/11/15

完全なる表紙買い。表紙がとても可愛い。

可愛い表紙と、このタイトル。キュンキュンする気まんまんで読み始めました。そしたら想像もしていなかったサスペンスもの。想像してなかったから少々のサスペンス感でもドキドキしてしまいました、笑。お陰であっという間に読了。読みやすかったです。

「むぅちゃん」とても良いキャラクター。色々都合良すぎな部分もあったけど、むぅちゃんだから許そう、笑。そしてラスト良かった、目頭が熱くなりました。

究極のラブレター、私も欲しいな。

2016/11/03

ILL（I love letter）文通を業務とする会社。設定がおもしろい。表紙の感じからするとほのぼのとした内容と思って読んでみたら予想外でした。メールより手紙ってやっぱりいいなと思った。最後、岳くんとむぅちゃんにほっこりでした。

2016/10/26

【収録作品】I love letter／さよなら、ママ／おさななじみ／こいぶみ／猫が鳴いている／Love letterの降る夜に
　叔母のむぅちゃんが経営する文通会社「ILL」で働き始めた引きこもりの岳彦。高校に行けなくなった彼だが、手紙を通してさまざまな人生と向き合ううちに、少しずつ成長していく。
　むぅちゃんの人間関係は都合がよすぎるが、そのバイタリティは見習いたい。事件は少しばかり現実よりも過激で、顧客たちも個性的だが、文通というのは人間関係に疲れた人のオアシスかもしれないと思った。

2016/10/24

文通を業務とする会社なんて面白い。
SNSが広まった世の中、書く事が好きな人もきっと多いはず。
手紙って日記みたいなものだし、自分の事を知ってもらう為の手段の１つだしね。
文通がミステリーに広がっていって面白かったです。

あさのさんの文って丁寧で優しくて好きになりました。