I love letter の商品レビュー

あさのあつこ(著者)

2017/10/11

あさのあつこの本は物語に引き込まれる文章が沢山あると思う。
特に、本作の主人公には共感できた。
人と関わるのが苦手なのに人が望む言葉や空気をあげられる。そんな主人公にとても魅力を感じました。
タイトルで恋愛小説かと思ったけれど読んでみたら心がポカポカするような本でした
手紙を書くのは苦手でいつも見る専門なのですがこの本を読んで手紙を書きたくなりました。
わたしもいつか素敵な恋をして本気の大好きを込めたラブレターを贈りたいと思いました。

2017/08/17

図書館で借りたもの。

『I love letter』(略してILL)という文通業務を主とする会社のお話。
6編の連作短編集。

ほっこり系かと思ったら意外にミステリー系だった。

私が手紙を書くとしたら、愚痴だらけの暗い手紙になりそうだ…(笑)

2017/08/02

ラブレターって、もらうものじゃなくて
誰かに出すものだったんですね。
という、１人の女性が手紙に綴った一文が、どうしてか美しく思えました。

2017/06/14

たけちゃんと、むぅちゃんの関係性が好き。
こういう会社があったらいいなと思う。
やっぱり、人と関わる事はどんな形でも必要を感じられた。
うちの息子達に読ませたい1冊

2017/05/07

この商売は現実にあっても良さそう。
引きこもりから立ち直るまでが意外に早い気もするけど、程度は人それぞれって事か？

2017/03/20

昔は、文通というものがあった。
学生時代には、交換日記というものもあり、言葉にできにくいことも、文字にしたら、気持ちを整理しながら、いえることが沢山あった。

現社会、pcメール、スマホ・携帯メール、で、全てが片付くよな風潮であるが、あさのあつこ氏のこの本は、そこのところを逆手に取った内容である。

むっちゃんの人柄も素敵に描かれており、引きこもりの岳彦君を小さな部屋の一室から、社会へと、目を広げさせる展開もいい。
「おさななじみ」は、凄い推理で、犯罪を暴いているけど、、、

最後の岳彦君のむっちゃんへラブレターが、最高にいい味を出していると思う。

今年の5月から葉書の郵便物が、値上がりになるけど、アナログ人間お手紙は、楽しいし、貰って嬉しい。

2017/03/02

手紙って、手書きの手紙っていいなって心にしみわたってくる。
もともと、手紙大好きでレターセットやら一筆箋やら、集めてはあちこちに送っていたのに、いつから書かなくなってしまったのだろう。
また、誰かに手紙を書こうかな。

ＩＬＬのような会社が実在したら、利用してみたいかも。
むぅちゃんのキャラがユニークで素敵。
岳くん、がんばれーー。
他のスタッフがメインのお話も、読んでみたいな。
どの話もよかったけど、最後の話が１番好き。

2017/01/25

メールでは伝わらない想い
電話では解決できない問題
引きこもりを脱した青年が勤めた叔母の会社は
会員制の文通を行うものだった。

装丁や帯から軽めの短編だと思ったら
内容はなかなかにハード。
でも淡々とした描写と
むぅちゃんのキャラで清々しく読めた。
シリーズ化しないかな。

【図書館・初読・1月25日読了】

2017/01/21

あさのあつこさんのお仕事小説、今回は文通を承るというお仕事。メールとかLINEとかSNSとかで即時的且つ容易に相手とつながることができる世の中で、あえて文通をするという客層を狙ったお仕事のお話。
読み始めは「ンな仕事あるかよｗｗｗ」とか思っていたけど、そういう仕事があってもおかしくはないし、実際あるだろうなと今では思う。どの物語もおもしろく、ちょっと物足りないくらい。ぐいぐい引き込まれて一気読み。

むぅちゃんや岳くんが何度か言っていた、手紙の内容が相手を惹きつける虚構かもしれないってこと。思わずハッとなった。手紙に書かれていることは100%真実だって当然のごとく思っているからなあ・・・。ネットとかだったら必ず疑うというのに。

手紙が廃れた云々言われるけど、やっぱり手紙だってSNSやLINEと同じで、知らない人とのつながりを求めるツールに成り得るんだなと思った次第。

2017/01/10

書いてあるものが折り紙でも、少ない言葉だけだったとしても、親しい人が書いてくれたほうが嬉しくて思い出に残るものだなとは思いました。手紙っていいねと思える話はひとつもなかったけれど・・・。