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祈りの幕が下りる時 の商品レビュー

4.2

403件のお客様レビュー

  1. 5つ

    145

  2. 4つ

    169

  3. 3つ

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  5. 1つ

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2016/09/23

加賀さんの母親の死が大きく関わる事件。 時代も場所も違う出来事が、次々と繋がっていく展開に、頁をめくる手を止められませんでした。 切なくて苦しくて、胸が痛みました。 ただ、これで一区切りが付いた(かもしれない)加賀さんの今後の活躍がますます楽しみになりました。

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2016/09/23

人知れず生きていくことはできるのかもしれない。心の重荷と孤独に耐えることが出来れば。そして表立つことがなければ。 犯罪も事故も表に出してはっきりさせた方が良いのかもしれない。そう単純に言い切れ無い事も有るだろうと思うけれど‥‥

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2016/09/22
  • ネタバレ

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ミステリーの謎解きより、背景にある犯人親子の絆、送ってきた来た人生に思いを馳せると思わず目頭が熱くなった。

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2016/09/22

加賀恭一郎シリーズは、どれを取っても、人間愛、家族、人を思う気持ちにあふれたシナリオが多い。今回も期待した以上に引き込まれた。 どうも、犯人が先にわかってしまう作風を少しミステリアスにしてほしいと思う作品。

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2017/04/02

今年のシルバーウイークの旅の友はこの本にした。台風のおかげで旅程の変更を余儀なくされ長い乗車時間となった帰りの新幹線の中でサクサクと読了。 冒頭語られる仙台で亡くなった加賀の母親の物語が、東京で起こった2つの事件とつながっていく。 いつもの通り、膨大な数の無駄足の中からしか真相へ...

今年のシルバーウイークの旅の友はこの本にした。台風のおかげで旅程の変更を余儀なくされ長い乗車時間となった帰りの新幹線の中でサクサクと読了。 冒頭語られる仙台で亡くなった加賀の母親の物語が、東京で起こった2つの事件とつながっていく。 いつもの通り、膨大な数の無駄足の中からしか真相への足がかりは見つからない、とばかりに続く地道で丹念な捜査。 今回は、加賀だけでなく松宮を含めた捜査一課の面々の動きが、東京のみならず滋賀や仙台も含めて繰り広げられ、その古典的で正統派刑事ものの雰囲気は、その風土的背景もあわせて確かに「砂の器」を思わす。 事情聴取のやり取りは、中心人物が舞台関係とあって、こちらは「刑事コロンボ」をも彷彿させる丁々発止。 被疑者と被害者がどう繋がるのか、全く分からないまま進む物語は、思いもかけぬ真実を孕み、長い年月をかけて練られたと思われるプロットとトリックに唸る。 作中『子供たちの今後の人生をあの世から眺められると思うと楽しくてしかたがない。そのためには肉体なんか失ってもいい』という言葉が出てきたが、いずれの親もその思いを持って子に接してきた結末に胸が詰まる。 裏表紙には『シリーズ最大の謎が決着する』とあり、私は「新参者」からしか読んでないのだけれど、こうしてみると最初から読んでみたい気がしてきた。

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2016/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久々の加賀恭一郎シリーズ。 かつて家を出ていった恭一郎の母。 その母の死がきっかけで事件は動き始める。 相手を思いやる気持ち。 真っ直ぐ過ぎるほどの愛が 捻れて悲しい事件を引き起こす。 最後の恭一郎への手紙。 あそこが数少ない救いだったように思う。

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2016/09/21

切ない  そして悲しすぎる でも、さすが加賀シリーズ、さすが東野圭吾と言わざるを得ない作品だと思います

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2016/09/20

想像を絶する長く辛い孤独の日々を、自分だったら耐えられそうにない。ついに明かされる事実のなんと切なく強い思いか

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2016/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

愛が導いた温かいけど悲しい結末。家族を捨てて不倫して好き勝手に生きた母親、うつ病ゆえにあえて家族を守るために家族を捨てた母親。その二人の母親のそれぞれの子供の接点ができ、そして愛するが故に死を選んだ人たちの人生が交錯していく。

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2016/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東野圭吾で加賀さんシリーズが一番好きです。 読みやすく半日で読めるほど面白い。 物語は哀れな親子の末路。 事件発覚のきっかけとなる女性が一番の被害者で 唯一同情する登場人物ですが、 それ以外はあまり同情できない被害者ばかりかな。 だからこそあの親子の哀れさが引き立つのですが。 シリーズを通して謎だった母親の半生も分かり 金森さんとの関係も進展して、本庁にも復帰。 次作がますます楽しみです。

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