天女銭湯 の商品レビュー
粘土でできた人形たちの生き生きとした表情や動きったら! 銭湯って韓国でも似た雰囲気なんだねぇ、 あかすりやヤクルトなのはちょっと違うとこだなぁ、なんて思いながら、文化の違いも楽しみました。
Posted by
表紙を見て、これは止めとこうかなと思った方、取り敢えず、まずは読んでみましょう。慣れてくれば、案外、その中毒性の高い世界観にどっぷりと浸かることができるかもしれませんよ・・・。 私の中でのペク・ヒナ・ワールドといえば、本書のような小物に至るまで忠実に再現されたジオラマの中...
表紙を見て、これは止めとこうかなと思った方、取り敢えず、まずは読んでみましょう。慣れてくれば、案外、その中毒性の高い世界観にどっぷりと浸かることができるかもしれませんよ・・・。 私の中でのペク・ヒナ・ワールドといえば、本書のような小物に至るまで忠実に再現されたジオラマの中で展開される(PV観たら、実際にある銭湯で撮影されたそうです)、味のある人形たちのスナップショットであり、おそらくその一枚一枚の撮影毎に用意してある人形の数を思うと、実は、そのあくの強い面白さの裏で繰り広げられていた大変な苦労が窺えるが、そんな辛い雰囲気はおくびにも出さず、彼女は『人形いたずら作家』と自ら名乗る、そんな楽しんでいる雰囲気が作品にもよく表れているようで、だから見ているこちらも思わず「あはは」と気楽に笑えるし、それは長谷川義史さんの関西弁の役割もとても大きいのだと思う。 物語は、スパランドの陰で長く愛されている昔ながらの古い銭湯へ、母と一緒に通う娘「ドッチ」がそこで出会った、謎の天女との奇妙で心温まる交流を描いており、その銭湯が、まさに日本の懐かしいそれとそっくりなのが嬉しい上に、裏表紙を見れば分かるように、タイルの年季の入った状態までがこと細かく再現された拘りようにも驚き、違いといえば風呂上がりの飲み物くらいだろうか。 そして、表紙のインパクトのある天女だが、文章に「おじょうちゃん、こわがらんといてね」と書いてあるから、韓国でもその価値観は一緒なんだということに、まずはホッとしつつ、本編で何度も見ている内に実は怖いのでは無く、たまたま表紙のシーンがキメ顔をしていただけということが分かり、そうした感情表現を誇張したようなシーンは別に天女に限らず、ドッチにもあったし、こうした点には、町田尚子さんとも似た面白さを感じられて興味深かった。 ただ、本書の物語ではそうした楽しさの陰で、ドッチが天女のためにあかすりを我慢したことへのお礼として、天女がドッチの元を訪れる、情の厚さを感じられた展開があり、そんな銭湯とも共通した人情味溢れる温かい世界観こそが、ペク・ヒナ・ワールドなのだと実感することで、天女も妖精なんだということに納得し(洋題が「The Bath Fairy」)、こんなにも温かい癒しの言葉をかけてくれる、ばあちゃん妖精がいたっていいじゃないかと、思わせてくれた天女は、『ヤクルン』という呼び方も可愛くて、続編が俄然楽しみになりました。
Posted by
インパクトありの人形たちを使った味わい深いビジュアルで展開。銭湯での女の子とおばあさん天女のお話し。韓国の銭湯の文化も知れて面白い。
Posted by
すごく好きな世界観 この作品を子供に読んでから、親子でペク・ヒナさんと長谷川さんの翻訳のファンに。 とにかくキャラクターが愛くるしくて、それに負けないストーリー。 無垢な子供の時だけに会える存在の天女かな? この絵本はずっと手元に置いておきたい、そんな一冊です。
Posted by
図書館で借りたけど絵本コレクションに並べておきたい一冊。出演者がみんな、可愛いんぢゃなくて、可愛いらしいのが好き。
Posted by
韓国の絵本 人形を使っての写真絵本です 銭湯にやってきたお母さんとこどもドッチ アカスリはいやだけど、頑張ったらヤクルトを買ってもらえる そして大好きな水風呂もある ドッチが水風呂で遊んでいると、1人のおばあさんが! そのおばあさんは天女だという おばあさんから昔話を聞いて、2...
韓国の絵本 人形を使っての写真絵本です 銭湯にやってきたお母さんとこどもドッチ アカスリはいやだけど、頑張ったらヤクルトを買ってもらえる そして大好きな水風呂もある ドッチが水風呂で遊んでいると、1人のおばあさんが! そのおばあさんは天女だという おばあさんから昔話を聞いて、2人は水風呂で楽しく遊んだ おばあさんには気になることが、 おばあさんはヤクルトを見たことがないらしい なのでドッチはアカスリのご褒美のヤクルトをおばあさんにプレゼント 銭湯から帰るとドッチは熱を出してしまう しんどい と、そこへ,,, 読み聞かせ時間は4分位です 独特な表情の人形がクセになりそう ヤクルトって韓国でも飲まれてるんですね
Posted by
タイトルや絵で想像したとおりの お話でした。天女が主人公なんて 今までほとんどの人が考えなかったと 思うので、いい発想だなと思いました。
Posted by
韓国人作家さんによる造形の絵本。 表紙からも想像できるように、とっても個性豊かでユニークなキャラクターと表情で、しかも場面は銭湯! そして訳が絵本作家の長谷川義史さんだから何故か全員関西弁! 色んな意味で目にも脳にも焼き付いた1冊でした〜(笑)
Posted by
ペクヒナを知った本。粘土人形の写真は好き嫌いがあるだろうが、ありそうでない話の展開と、なにより長谷川義史による翻訳が最高で、読んでいて心地よい。実際にこどもは「よいとこらせー」だけでなく、ほぼ全て暗唱できる。自信をもっておすすめできる一冊。
Posted by
ペク・ヒナ&長谷川義史。 ペク・ヒナさんの表情豊かな人形が魅力的です。 すでに表紙から強烈に惹かれるものがあります。 下町感たっぷりの人形の表情と、こてこての関西弁がぴったり。 舞台は韓国の下町。 いつもの銭湯にお母さんと行く女の子。 そこに出てきたのは羽衣をなく...
ペク・ヒナ&長谷川義史。 ペク・ヒナさんの表情豊かな人形が魅力的です。 すでに表紙から強烈に惹かれるものがあります。 下町感たっぷりの人形の表情と、こてこての関西弁がぴったり。 舞台は韓国の下町。 いつもの銭湯にお母さんと行く女の子。 そこに出てきたのは羽衣をなくした天女のばあちゃん。 2人は水風呂でたっぷり遊んで仲良しに。 その夜女の子は風邪をひいてしまいます… 天女のおばあちゃんと女の子の心のつながりがしみじみと染み渡るお話です。
Posted by