東京二十三区女 の商品レビュー
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東京の民俗学や歴史を、オカルトな題材と合わせて紹介している。世にも奇妙な物語にちょっと近い雰囲気。 過去の歴史の出来事を、現代の人物と重ね合わせて比喩しているのがうまい。特に渋谷の川のおかげで人類の文明は発展したのに、醜いことを理由に暗渠に追いやった話は、自分の罪を被ってくれた母親のことを疎ましく思うこととうまくリンクしている。
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東京二十三区 前編 文庫は青の表紙 単行本と文庫の表紙が違うので、誤って同じのを買わないように(小説とは関係ない感想です) 私は 掲載禁止 間違って、文庫、単行本を二冊買ってしまった。 面白い 話しが短編ですが、全部続いてる 凄い
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フリーライターの原田璃々子は、民俗学の講師だった先輩・島野仁と東京二十三区を巡り取材をしている。板橋区を訪れた二人は、自殺の名所、高島平団地に向かった。だがーー「私が探している場所は、ここではありません」。彼女は“何を"探しているのか。板橋の縁切神社、渋谷の暗渠、港区の...
フリーライターの原田璃々子は、民俗学の講師だった先輩・島野仁と東京二十三区を巡り取材をしている。板橋区を訪れた二人は、自殺の名所、高島平団地に向かった。だがーー「私が探している場所は、ここではありません」。彼女は“何を"探しているのか。板橋の縁切神社、渋谷の暗渠、港区の外苑西通りを走るタクシー、江東区の埋め立て地「夢の島」、品川区の大森貝塚。誰もが知っている"あの場所"の誰も知らない過去を知るとき、璃々子は、「本当の秘密」を知ることになる。 ▼ 幽霊系苦手なので、明るいうちに読まなきゃいけないのが大変でしたが、とてもワクワクする本だった。 大好きな歴史、地学、ミステリ、人間の愚かな部分がとても魅力的に書かれていて好み。 板橋区がヒヤッとしたけど、江東区の話も好きだし、最後の終わらせ方は港区が好き。 この本を読むと東京散歩に行きたくなります。 呪われそうだけど。
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以前にドラマで見て面白かったので 原作を読んだ。 東京の過去の歴史や暗渠等知らない事が沢山 あり、その事に纏わる事件や事故が この物語に詰められている。 はたして先輩は過去に何かあったのか?
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軽い文体ではないのに、次の展開が気になってするする読める。 どの話のオチも、そうきたか、!という感じ。 東京の繁栄の裏に隠された、負の歴史は勉強になった。 そして、見えてくるのは呪いや執念は恐ろしいけれど、その起点には“あい”があるという事実。愛しいからこそ、裏切りへの激しい憎悪、狂ったかのような執着心が生まれてくる、というのは皮肉だなあと思う。 いつか先輩の謎も解明してほしい、!
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フリーライターの原田璃々子と民俗学の元講師島田がいろいろな場所での過去をさぐっていく。この本にあるのは板橋区、渋谷区、港区、江東区、品川区のお話。 東京に住んでなくてあまりイメージ湧かないけど、蘊蓄はすごく面白い。 今の都会の下には過去の怨念が渦巻いてるのかな。
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2019.8.24完了 面白いといえば面白い そうでもないといえばそうでもない 他人に薦めるかと言われれば薦めはしないかな 最後の品川区がちょいと不文律 そのため全体が未熟になってしまっている気がする
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ライターの璃々子は東京二十三区のルポを書くため何かに導かれつつ取材を続け、先輩である民俗学講師の島野はいつも同行している。東京の街、板橋区、渋谷区、港区、江東区、品川区の歴史に触れつつ進む物語は璃々子の真の目的に繋がっていく…。WOWOWで放送中のドラマの原作。どのくらい再現して...
ライターの璃々子は東京二十三区のルポを書くため何かに導かれつつ取材を続け、先輩である民俗学講師の島野はいつも同行している。東京の街、板橋区、渋谷区、港区、江東区、品川区の歴史に触れつつ進む物語は璃々子の真の目的に繋がっていく…。WOWOWで放送中のドラマの原作。どのくらい再現しているのか不明だが見るなら読まない方が良い。
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何を言いたいのか全く意味不明。東京の蘊蓄(あまり蘊蓄にもなっていないが)を話したいだけなのか。一つ一つのつながりも全くわからず、結局先輩も私も何者なのか最後まで意味不明。期待させておいて落ちがない。読んで損した。
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「東京二十三区女」 タイトルに何故、女をつけているのか分からない。 「板橋区」の話だけは、板橋出身の女の話だったけど。 他の話は、その区にまつわる土地ならではの 蘊蓄に絡めたホラーテイストの話で、 その土地の伝承とは関係無くて、 『女』というカテゴリーにこだわるような 面白さはま...
「東京二十三区女」 タイトルに何故、女をつけているのか分からない。 「板橋区」の話だけは、板橋出身の女の話だったけど。 他の話は、その区にまつわる土地ならではの 蘊蓄に絡めたホラーテイストの話で、 その土地の伝承とは関係無くて、 『女』というカテゴリーにこだわるような 面白さはまったく無い。少し興ざめ。 終始、ストーリーテラーとなる凛々子も 凛々子の傍らに居る先輩も キャラとして面白みがない。 ただの怪談話を無理やり、 その土地の奇妙なところに 張り合わせた感が強くて、 恐くもなければ何の感慨も無い。 東京にまつわる凄惨な話とか、 ホラー好きというか怖いもの好きには、 お馴染みの話で、えんえんと続く 先輩の堅苦しい蘊蓄に興ざめして、 肝心の話に惹き込まれないという理由かな。 まだ、タクシー運転手のおしゃべりの方が良かった。 「語る」ということを、もっと大切にしてほしい。 またまた、酷評ですみません。
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