完本 百鬼夜行 陽 の商品レビュー
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どうにも運が回ってこない人だらけ。本人は頑張っているつもりでも、どうしても悪い方に転んでしまう。なかなか気が滅入る。そんな中、ラストの「目競」の榎木津の話は楽しめた。榎木津が出てくるとワクワクする。榎木津視点って初めてか、かなり珍しい気がする。榎木津の違った一面(苦労していた姿)が見れたし、あんなハチャメチャな態度の裏ではそんなこと思ってたんだなと分かって、親近感が湧いた。『鵼の碑』とのリンクがあって交互に読むと理解が深まりそう(この前読んだのにすでに少し忘れている)。榎木津のハチャメチャは一服の清涼剤。心が休まる。
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いつから読み始めたのかわからない、読みさしの本。 ほんとにそこまで読んでたのかも不明。 なにしろ、シリーズ本編の最新作が全然出ない。 タイトルは決まってるっぽいのに。 その本編の、スピンオフ的な本。 本編が長すぎるので、いちいち主要でない登場人物など覚えてない。 そういうのを検索...
いつから読み始めたのかわからない、読みさしの本。 ほんとにそこまで読んでたのかも不明。 なにしろ、シリーズ本編の最新作が全然出ない。 タイトルは決まってるっぽいのに。 その本編の、スピンオフ的な本。 本編が長すぎるので、いちいち主要でない登場人物など覚えてない。 そういうのを検索できるサイトを見つけたのでやってみる。 本編のどの作品に出てるヤツかはわかる。 けど、やっぱり覚えてない。 仕方ない、本編を読み直すか。 けど、多分読んでる間にこっちの内容を忘れる。
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このシリーズは読んだあとだいたい虚無に陥るけど、「死んだ人はみんな鳥になる」というはなしは哀しくて美しかった。本当にそうならどんなにいいだろう。
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日常が、安寧が、心が、人が、闇に呑まれていく──。存在せぬはずのきょうだいの影に懊悩する管財人。性欲に惑う刑事。名状しがたいうしろめたさに囚われる老婆。魚の眼に憧れる無欠の薔薇十字探偵。自己の揺らぎとともに立ち現れる「畏怖」が「怪異」へと姿を変える。妖怪小説第弐集が講談社ノベルス...
日常が、安寧が、心が、人が、闇に呑まれていく──。存在せぬはずのきょうだいの影に懊悩する管財人。性欲に惑う刑事。名状しがたいうしろめたさに囚われる老婆。魚の眼に憧れる無欠の薔薇十字探偵。自己の揺らぎとともに立ち現れる「畏怖」が「怪異」へと姿を変える。妖怪小説第弐集が講談社ノベルスに初登場。 担当者コメント 「百鬼夜行」シリーズ、講談社ノベルスに帰還──。 凱旋の嚆矢を飾るのは「百鬼夜行」の世界をより深く理解するための短編集二作品。この度『完本 百鬼夜行 陰』、『完本 百鬼夜行 陽』として登場です。ノベルス化にあたって京極氏は全面的に原稿に手を入れています。装画は『邪魅の雫』などを手がけてこられた石黒亜矢子氏。 2016年12月までの期間限定購入者特典として、京極氏自らが作品の「ある場面」を朗読したムービーも配信中です。 活字で、イラストで、音声で、「百鬼夜行」ワールドにぜひご耽溺くださいませ。
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