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失踪.com 東京ロンダリング の商品レビュー

3.5

43件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2023/06/13

東京ロンダリングの続きを読みたかった。 心なしか、「東京ロンダリング」より重いような気がする。前のはロンダリングしていたのは2名で、人当たり良く、気配を消して生きている姿が覇気がない感じはするものの、怖くはなかった。 今回は最初の話が重かったか。管理人として、家族として。次のお話...

東京ロンダリングの続きを読みたかった。 心なしか、「東京ロンダリング」より重いような気がする。前のはロンダリングしていたのは2名で、人当たり良く、気配を消して生きている姿が覇気がない感じはするものの、怖くはなかった。 今回は最初の話が重かったか。管理人として、家族として。次のお話も同僚が失踪(タイトルからしたらそのままなのだけれど)。最後の方はちょっとずつ読むペースが早くなれた。

Posted byブクログ

2023/05/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

群像劇 半分くらいまでは引き込まれて読みすすめられたが これ残りページ数でどう絡んでくるんだ?と先行きが不安に 案の定、あまり絡まず キャラを無駄に深堀しすぎなような メインの仙道と相場をもっとフォーカスして欲しい

Posted byブクログ

2022/11/08

東京ロンダリングのその後が描かれている。少し社会派になっている。失踪する人の周囲にいる都会の片隅でひっそりと一生懸命生きている人が描かれていて読んでいて応援してしまう。

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2022/10/14

東京ロンダリングの続きもの?という感覚で読み始めたが、また違った内容だった。面白かった。 が、りさ子もでていて、りさ子のその後がわかってよかった。 短編なのかなーと思ったが、最後は、この本を通しての謎も解決?してスッキリした!

Posted byブクログ

2022/10/09

単純に『東京ロンダリング』の続編かと思いきや、ちょっと趣きが違っていた。 8話からなる連作短編集。しかし、読み進めるにつれて、登場人物がリンクしていてすべての物語がつながっていることが分かる。タイトルにもあるが、事故物件のロンダリングに、今回は失踪が絡められた内容。その背後には、...

単純に『東京ロンダリング』の続編かと思いきや、ちょっと趣きが違っていた。 8話からなる連作短編集。しかし、読み進めるにつれて、登場人物がリンクしていてすべての物語がつながっていることが分かる。タイトルにもあるが、事故物件のロンダリングに、今回は失踪が絡められた内容。その背後には、大手の影が… この話は東京オリンピック前の段階。その後が気になる結末だった。

Posted byブクログ

2022/10/09

『東京ロンダリング』のスピンオフ的な短編集。オムニバス形式で8話が収録されています。 事故物件を浄化する“ロンダリング”に関わる人達を巡り、各話が少しずつリンクしている構成です。 様々な事情を抱えたロンダリング関係者達に、巧妙に近づいてくる、一見爽やか若しくは明るいけどどこか胡...

『東京ロンダリング』のスピンオフ的な短編集。オムニバス形式で8話が収録されています。 事故物件を浄化する“ロンダリング”に関わる人達を巡り、各話が少しずつリンクしている構成です。 様々な事情を抱えたロンダリング関係者達に、巧妙に近づいてくる、一見爽やか若しくは明るいけどどこか胡散臭い男女や、暗示的にちょいちょい出てくる自己啓発本・・・。 後半の数話では、一連の話の背後に見え隠れするものを、失踪者探しを生業とする「失踪.com」の仙道さんが追求していくというミステリちっくな要素も加わり、その不穏な雰囲気に引き込まるものがありました。 そして前作の登場人物の、りさ子さん、「相場不動産」の社長さん、まあちゃんといった面々が出てきた時は、何だか再会したような嬉しさがありましたね。 ただ、結局大手企業による“ロンダリング妨害疑惑”の真相はうやむやな感じで終わるのが若干モヤっとします。 基本無気力なりさ子さんが、意外と戦う気満々な感じだっただけに、そこははっきり決着つけて欲しかったですね。 あ、もしかして続くのかな・・・(希望)。

Posted byブクログ

2022/09/25

前作のスピンオフの短編集 いくつかの物語の登場人物がつながってくるのが面白い。 終わり方としてはちょっと切ないかな

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2022/09/06

東京ロンダリングと違い、事故物件を巡るいくつもの短い物語が収められている。…かと思いきや、読み進める内に東京ロンダリングと少しずつリンクしていき、またそれぞれの物語が繋がっていくのが面白かった。今回はハラハラさせる場面も多く、また夢中になって一気読み! 最後は続編を期待させるよう...

東京ロンダリングと違い、事故物件を巡るいくつもの短い物語が収められている。…かと思いきや、読み進める内に東京ロンダリングと少しずつリンクしていき、またそれぞれの物語が繋がっていくのが面白かった。今回はハラハラさせる場面も多く、また夢中になって一気読み! 最後は続編を期待させるような終わり方だったが…あるのかな?

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2022/08/06

前作とは地続きだけれど違うお話 長編と短編連作という違い 前作の方が好み 前作はロンダリングする人の、部屋に住む人の話で 今回はその外側の人の話 話がポンポン飛ぶから面白いんだけれど、という気持ち 最後には全部続いているのは分かるけれど分かるまでに離れる人も出ちゃうかも

Posted byブクログ

2022/04/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事故物件のロンダリングに関わる人たちの連作群像劇。 フォロワーさん4名の本棚で原田ひ香さんを知り、初めて読みました。 204ページの失踪者探しを生業とする仙道のセリフ、 「失踪はふらっと出て行って、ふらっと帰ってくる。だから騒ぎすぎないこと。帰る場所を残しておくこと」 が印象に残りました。年間8万件近くの捜索願いと、その8割近くが一年以内に見つかるという日本の現状が、このセリフになったのでしょう。 いろいろ勉強になるし、考えさせられる。 この作品を手に取ったのは、表紙・裏表紙の晴れ間の路地の景色に見とれてしまったから。 物語は淡々としていて、その奥に仄かに人情が流れている、そんな感じでした。

Posted byブクログ