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失踪.com 東京ロンダリング の商品レビュー

3.5

43件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2018/07/30

原田さんにはまったきっかけが東京ロンダリング。 の、2作目。 前作の方が好きかな。 でも、とても爽やかと言えないような話なのに 終わり方が爽やかなところが好感もてる。

Posted byブクログ

2018/07/29

『東京ロンダリング』に続いて原田ひ香2冊目。 『東京ロンダリング』は、とてもとても期待して読み始めたのに、は? な読後感でかなりがっかりした。 なのに忘れていて2冊目。しかも、続編。 悪霊とか幽霊ものみたいなものは避けているので、読み始めはちょっと後悔。 でも、霊より人間のほうが...

『東京ロンダリング』に続いて原田ひ香2冊目。 『東京ロンダリング』は、とてもとても期待して読み始めたのに、は? な読後感でかなりがっかりした。 なのに忘れていて2冊目。しかも、続編。 悪霊とか幽霊ものみたいなものは避けているので、読み始めはちょっと後悔。 でも、霊より人間のほうが悪いことをたくらむよね~的な結末。ただ、オリンピックとかゼネコンとか、伏線回収は少々強引かも。 P85 人間も、失踪がプログラミングされているんだよ。集団で生活するために、時々、人間は失踪するんだ。いや、失踪は個人のものではなく、集団のものかもしれない。その集団を滞りなく運営していくために人は失踪する。僕らは失踪する人に感謝する必要があるのかもしれない。

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2017/12/16

+++ 事故物件に住み部屋をロンダリング(浄化)する人材を斡旋する相場不動産。ある時から、なぜかその関係者が次々と相場不動産を離れていく。背後に妨害工作の動きを察知し、調査を始めた仙道は、とある事実を突き止める。相場と共に、巨大勢力と戦おうと立ち上がった仙道が決断したこととは…。...

+++ 事故物件に住み部屋をロンダリング(浄化)する人材を斡旋する相場不動産。ある時から、なぜかその関係者が次々と相場不動産を離れていく。背後に妨害工作の動きを察知し、調査を始めた仙道は、とある事実を突き止める。相場と共に、巨大勢力と戦おうと立ち上がった仙道が決断したこととは…。 +++ 事故物件のロンダリングと失踪者探し。どちらも社会の裏側を見据える仕事である。相場と仙道の二人が扱った案件に関わった人たちが、後半、次々といささか怪しげな感じになってくる辺りで、何か大きな力を感じるが、弱小会社にそこまでするか、と思わなくもない。それを除けば、人間の屈託が絶妙に描かれていて惹きこまれる一冊だった。

Posted byブクログ

2017/11/25

「東京ロンダリング」続編。 事故物件をロンダリングする人、それに関わる不動産屋の店員などそれぞれの話。 短編集の形で、なんか中途半端な終わりかただと思っていたら、最後に見事につながった。 面白かった。 (図書館)

Posted byブクログ

2017/11/09

東京ロンダリングの続編 最初は前回の話が続きで読めると思い読んでいたが、少しズレる感じで、短編となっていた。 ちょこちょこ前回の人が出てくるが、違うものなのかと思い、読み進めた。 しかしだ! 終わりが凄かった。

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2017/08/13

続編だけど自分は前作より面白いと思いました。 前作は設定が難しく物語が動き出したのは後半からでした。 後半は面白かったですけどね。 今回は前回の設定が生きていて良かった思います。 ラストもほぼハッピーエンドでした。 完全なハッピーエンドに成らなかったのは続編を意識したのかな。

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2017/06/20

総務課へ呼び出された『田中』は、同期の『皆川』と連絡が付かなくなっていると聞かされる。失踪者の調査をする男と共に部屋を見に行くことにななった田中だったが、実は皆川からある事実を告げられていた。 不動産ロンダリングを軸とした連続短編集。 タイトルにもある通り失踪をあつかった話が...

総務課へ呼び出された『田中』は、同期の『皆川』と連絡が付かなくなっていると聞かされる。失踪者の調査をする男と共に部屋を見に行くことにななった田中だったが、実は皆川からある事実を告げられていた。 不動産ロンダリングを軸とした連続短編集。 タイトルにもある通り失踪をあつかった話が多いですが、主軸は不動産ロンダリングの方でしょう。何らかの理由で住んでいた人が死んだ部屋を事故物件と言い、次の入居者には告知しなければならない。ですが、その次の入居者にはこちらから告げる必要はないというのを逆手に取り、専門の人間に日当を払い一ヵ月ほど住んでもらう。事故物件は家賃が安くなる場合があるので、気にしない人はお得という話は聞いたことがありますが、ロンダリングもなんだかありそう。法には触れるのでしょうか? ロンダリングを斡旋している不動産屋、影と呼ばれる請負人達に失踪者をさがす人などがからんで、いくつかの短編が、最後は集約されていきます。好みということもありますが、繋がり具合が絶妙で面白く読めました。 テーマとしては暗くなりがちですが、登場人物がそれぞれ前向きになっていくラストが多いので、じんわりと温かくなる感じでした。

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2017/06/17

 短編短編としては面白いのだけど、長編としてはもう一つかも。何となく同じ登場人物です、っていう感じになっている。

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2017/05/04

東京ロンダリングと書いてあったので、図書館から一緒に借りてきた。 続編みたいだな。 まぁちゃん辞めちゃったのか。自分のやりたいことが見つかったのであればいいけど、地元に戻ってみたらそうでもなさそう。仕組まれたことだったんだもんね。 こんな風に人を騙して陥れようとする人たちがいると...

東京ロンダリングと書いてあったので、図書館から一緒に借りてきた。 続編みたいだな。 まぁちゃん辞めちゃったのか。自分のやりたいことが見つかったのであればいいけど、地元に戻ってみたらそうでもなさそう。仕組まれたことだったんだもんね。 こんな風に人を騙して陥れようとする人たちがいるということか。残念なことだ。これでは誰も信用するなということだな。信用していなければ傷つくこともないもん。

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2017/04/08

「東京ロンダリング」の続編、というより、初めて書いたという作者の「あとがき」によれば、前作はゼロ地点、こちらが始まりの1、ということになるらしい。 初めの方の短編は、あれ?という終わり方で、後に繋がってくるのかと思いきや、そうでもなく、次第に懐かしいりさ子さんや亮さん、まあちゃん...

「東京ロンダリング」の続編、というより、初めて書いたという作者の「あとがき」によれば、前作はゼロ地点、こちらが始まりの1、ということになるらしい。 初めの方の短編は、あれ?という終わり方で、後に繋がってくるのかと思いきや、そうでもなく、次第に懐かしいりさ子さんや亮さん、まあちゃん、相場社長たちの、その後が描かれていて、まあちゃんがとても愛おしくなりました。 この辺りの絡みは面白く読めました。 ここでのもう一つの要素、失踪については、失踪者を探す会社を立ち上げた仙道と、その仲間のことが絡んでくるのですが、そのあたりも面白かった。これも東京という大都会に潜む現象なのですね。 確かに、続編がまだ読みたくなります。

Posted byブクログ