臣女 の商品レビュー
夫が不倫したことがきっかけで妻が5mくらいまで横にも縦にも大きくなっていくお話。 つらすぎる、と思いながら読みました。 最後なんかもう涙。 妻の排泄をすごく細かく?書かれてるので好き嫌いはかなり分かれる気がします。 どうして巨大になっていくのか…… 理由が段々分かってきてか...
夫が不倫したことがきっかけで妻が5mくらいまで横にも縦にも大きくなっていくお話。 つらすぎる、と思いながら読みました。 最後なんかもう涙。 妻の排泄をすごく細かく?書かれてるので好き嫌いはかなり分かれる気がします。 どうして巨大になっていくのか…… 理由が段々分かってきてからは あ〜なんて可愛い人なんだ、と涙。
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ラストがめちゃくちゃ好き。 読み終わった後の余韻がすげえ 主人公は身勝手かもしれないけど、大体の人間こんなもんじゃないかと思う。不倫どうこうとかじゃなくて。 主人公は、罪を感じていなければここまでしただろうか? 贖罪も確実に含まれていたんじゃないだろうか? ※解説読んだら贖罪無いって言ってました笑 行くとこまでいくと愛なんて破滅しか産まないんだろうか? 破滅は悪い事なのだろうか? みんな自分大切
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不思議な話だった…歪みすぎた恋愛小説でした笑 自分なら申し訳ないけどここまでの介抱は出来ないなあ。。 うんこやら紫の液体やら汚い描写が多くて笑ってしまいました。 登場人物が変な人多すぎて(主人公も)全く感情移入できない上に、何がしたいんだって人が多くて全体的に浅いな…って感じでし...
不思議な話だった…歪みすぎた恋愛小説でした笑 自分なら申し訳ないけどここまでの介抱は出来ないなあ。。 うんこやら紫の液体やら汚い描写が多くて笑ってしまいました。 登場人物が変な人多すぎて(主人公も)全く感情移入できない上に、何がしたいんだって人が多くて全体的に浅いな…って感じでした。
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このところ4冊続けて吉村萬壱先生の本を読んだ。 分冊のものを除くと、同じ作家の本をこんな風に読んだのは初めてで、それだけ惹かれるものがあったということだと思う。 この小説は、途中までは老人介護についての隠喩なのかなと的外れなことを考えながら読んでいた。少し前に読んだ「うんこ文...
このところ4冊続けて吉村萬壱先生の本を読んだ。 分冊のものを除くと、同じ作家の本をこんな風に読んだのは初めてで、それだけ惹かれるものがあったということだと思う。 この小説は、途中までは老人介護についての隠喩なのかなと的外れなことを考えながら読んでいた。少し前に読んだ「うんこ文学」の影響もあった。だが、途中から純愛がテーマだったことに気づく。 純愛と言っても、もちろん素直なものではなく、捻くれて、我が儘で、身勝手な主人公と、その主人公のために?変化を続ける妻への純愛であった。 グロテスクに変化を遂げる妻も健気で愛らしく感じる。 ただ、果たしてそれは愛だったのか、世間体を守るという身勝手さはなかったか、妻は夫の献身を求めるために変化を続けたのではないか、などいろいろな感想が湧いてくる。 そもそも人の感情はそれほど単純ではなく、色々な感情が混じり合っているものなのだということに気づかされる。それはこの作家の作品に共通している部分で、だからこそこれほど惹かれたのだろう。 続きがとても気になる。
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2.5 旦那の浮気をきっかけに、どんどん巨大化してしまう妻。ひとりで排泄もできなくなり、夫はポリバケツで排泄を片付けたりと、介護中心の話の展開。途中まで面白かった分、衝撃の展開を期待してしまって、、、。いつか親の介護をする機会があれば読み直したい。臣女の世話よりましだ。
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愛、その中に自己愛、エゴ、、 それが愛なのか 愛、は時々間違える いつも、かもしれない 異様な描写にも関わらず、彼女が可愛らしく、時々そう感じる。 お互い、その異様な人生を放棄することはできた。しかし彼らは夫婦生活を選び続けた。 「頼りになる人」 主人公にとって、介護され悶えながら生き続ける彼女はきっと、人生の頼りだった。
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究極の不条理小説。 大量に食べては排泄を繰り返す巨大化した妻ナオミ。 彼女への贖罪と愛とで介護を続ける夫、石井。 なにしろ退廃的でグロテスク。 あり得ない設定のくせにリアルすぎる描写。臭いの記憶をすりこむようにリアルすぎる描写。 隣人、同僚教師、母。 干渉と絶望に揺れ、愛と...
究極の不条理小説。 大量に食べては排泄を繰り返す巨大化した妻ナオミ。 彼女への贖罪と愛とで介護を続ける夫、石井。 なにしろ退廃的でグロテスク。 あり得ない設定のくせにリアルすぎる描写。臭いの記憶をすりこむようにリアルすぎる描写。 隣人、同僚教師、母。 干渉と絶望に揺れ、愛と憎悪に揺れる。 こんなに強烈な恋愛小説が描けるのは吉村先生以外にはいないだろうな。 ほんと苦しすぎる。 ラスト。 ナオミの愛がわかる回想シーンで泣きそうになる。 タイトルも、いい。
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正直、これは愛の話なのか?と疑問が残った。 うーーーーーん。 前半は主人公にとって愛=色欲っていう感じ でも後半は奈緒美への愛があったかな 何かを吹っ切った感じがした 主人公がひたすら利己的なのが目についた 自分が周りに及ぼす影響も考えず悪臭を放ち 周りに罵詈雑言を吐き 敦子を、奈緒美を、鑑賞物として見做している 奈緒美が死ねば自殺すると言いながら、 原稿のことばかり考えている でも人間は、食べて排泄して生きていく生き物 奈緒美は巨大になっていくため 主人公は生活を営むために そう考えると…仕方ないかなぁ 奈緒美を介護するのは二人が共に生きるためなのだとすればそれは愛だな。うん。 最後のシーンは切ない… でも私は早く奈緒美に死んで欲しかった、読むのがしんどくて笑
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めちゃくちゃよかったです。 妻がでかくなっていく、「おもしろ話」だと思い読んでいたら、めちゃくちゃ深い夫婦愛の話でした。 ウンコの行が長いですが(笑)、最後は感動してしまいました。 ぜひぜひ、読んでみてください❣
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これぞ夫婦愛!になるのかな? 夫が浮気をした。 妻にバレて妻の体が段々と大きくなる。 3m、4m、5m……。 妻は体の大きさに比例して口からは得体の知らない液体を出し大量の糞尿をする。夫は毎日それの片付けに手こずる。異臭が近所に漏れ騒ぎ出す。これ以上この家で妻を匿う事は難しい。...
これぞ夫婦愛!になるのかな? 夫が浮気をした。 妻にバレて妻の体が段々と大きくなる。 3m、4m、5m……。 妻は体の大きさに比例して口からは得体の知らない液体を出し大量の糞尿をする。夫は毎日それの片付けに手こずる。異臭が近所に漏れ騒ぎ出す。これ以上この家で妻を匿う事は難しい。5mにもなった妻をダンプカーに乗せて逃走する。 妻の体が段々と大きくなる?しかも5mにも そんな病気がこの世にあったのかと疑問符が頭に浮かんだがなんだか面白いというか不思議な気持ちで読み終えた。 夫婦愛が描かれているのか?それとも全然違う意味合いを持つ内容なのか……普段は使わない難しい漢字を充てているし、読解能力が低い自分には難しい結論となりましたがなんか面白かったです。 異臭を放ち巨大化した奈緒美さんを少し可愛らしいと感じたのは自分だけでは無いはずです。
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