手のひらの音符 の商品レビュー
仕事 家族愛 恋愛 青春 学校 服飾業界で働く女性の現在と過去の話 様々な葛藤、不平等な世界を強く優しく生き抜く姿にとても惹かれました。 優しさが溢れる話で読み終わった後心温まります。
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リレーの思い出が前半と後半にでてくる。 どちらも、順位よりも全力でいけ諦めるなと言う人がいた。 奇跡がおこらなくても、必死で走るからバトンをもらった人も必死で走る。 人の全力を笑うやつは最低や、放っておけ。 そこから、日本の話になり、 今の日本はだめだと思っている事がだめだ...
リレーの思い出が前半と後半にでてくる。 どちらも、順位よりも全力でいけ諦めるなと言う人がいた。 奇跡がおこらなくても、必死で走るからバトンをもらった人も必死で走る。 人の全力を笑うやつは最低や、放っておけ。 そこから、日本の話になり、 今の日本はだめだと思っている事がだめだと。 自分が全力で生きないと後に続く人が走れない。 順位よりも成功よりも、全力でやることが残る。 分かったように人生諦めムードの私だったけど、希望のでてくる幸せな物語だった。
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3年ぶりに開いた。 誰かと出会って、誰かから思われて、誰かを思って。願わくば、誰かの役に立てることを願って。そうやって、人生が紡がれているよなと思う。
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デザイナーの瀬尾水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。 45歳独身、何より愛してきた仕事なのに…。 途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。 お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也...
デザイナーの瀬尾水樹は、自社が服飾業から撤退することを知らされる。 45歳独身、何より愛してきた仕事なのに…。 途方に暮れる水樹のもとに中高の同級生・憲吾から、恩師の入院を知らせる電話が。 お見舞いへと帰省する最中、懐かしい記憶が甦る。幼馴染の三兄弟、とりわけ、思い合っていた信也のこと。 −――― 高校3年生の体育祭のリレーで、自分にバトンを繋いで「優勝」へ導いてくれた彼。 「音符」の刺繍のついたシューズバッグをプレゼントしたとき、喜んでくれた彼。 自転車のカゴに大量のゴミを投げ捨てられるといういじめを受けたとき、躊躇なくそのゴミを掴んで投げ捨ててくれた彼。 東京の専門学校に進んで以来会えなくなっていた彼 森嶋信也にどのように再会するのか、できるのかというのが物語の中心になっている。 最後の場面は、水樹も信也も45歳。 「独りで生きるのは平気だけれど、時々はだれかと触れ合いたい」(p.358)、そう願って生きる希望を探していく1人の女性を描いた、温かい小説だった。 「教師っていうのはみんなが思っているよりもよほど純粋に、教え子のことを想ってるもんよ」(p.79) 「たとえばいま全力で何かをやって、それがことごとく失敗したとしても次の世代を走る人には自分たちが見せる全力疾走が残るんじゃないだろうか。何とかしようとあがいている姿を見ていた、もっと若い誰かが、自分たちよりうまく賢いやり方で何かを成功させたなら、それはおれたちの成功ではないだろうか」(p.310)
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LCで父が死に兄は交通事故死 弟は発達障害 母親が再婚したらバブルが弾けて 夜逃げ でも頑張って競輪選手 ないだろう!
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決して恵まれていたとは言い難い幼少期から、数々の出会いと経験を経て辿り着く場所。人と人とを繋ぐ絆と持ち続ける思いが人生を豊かにするのだと、胸が熱くなりました。
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不幸な生い立ちに胸を痛める場面も多いです。でも、読み進めていくと要所要所で、「あ〜よかった」「そうだったのか!」と心温まる場面があります。人とのご縁、大事にしたいなと思います。
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「自分の闘い方を探して実行する」「自分に合ったやり方をみつけたら、とことんそれをやる」がこの物語の軸です。 どの登場人物も弱い部分や欠点があるけど自分に合った闘い方を知り全力で立ち向かおうとしています。物語の内容は暗い部分が多いですがそばにいなくても誰かを思いやる描写が多く心が温...
「自分の闘い方を探して実行する」「自分に合ったやり方をみつけたら、とことんそれをやる」がこの物語の軸です。 どの登場人物も弱い部分や欠点があるけど自分に合った闘い方を知り全力で立ち向かおうとしています。物語の内容は暗い部分が多いですがそばにいなくても誰かを思いやる描写が多く心が温まる作品でした。 仕事やこれからの進路に迷っている人にお勧めしたい本です。
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大きな山があるわけでもない。ストーリーも全体的に暗い内容。でも、読み終わって心が暖かくなる。 心に響く言葉も多い。性質、性格、人格。なるほど。
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人を思いやる心、家族を大事に想う気持ち。そこを自然と心に取り込んでくれる温かい気持ちになる小説だった。 みんな表面上は何も大変な思いをせずに幸せを掴んでいるように見えたりするけど、実際はその人の人生の背景を知らないだけで色々辛い思いをしてきて今がある。 他人を想うって簡単に見えて...
人を思いやる心、家族を大事に想う気持ち。そこを自然と心に取り込んでくれる温かい気持ちになる小説だった。 みんな表面上は何も大変な思いをせずに幸せを掴んでいるように見えたりするけど、実際はその人の人生の背景を知らないだけで色々辛い思いをしてきて今がある。 他人を想うって簡単に見えて信念を持っていて強くないと出来ないのかもしれない。そんなことまで思わされた。
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