悪いものが、来ませんように の商品レビュー
育児や不妊・結婚生活に関するストレスがリアルに描かれていすぎて、心が弱い人には読むのをオススメしない。これを読んでいる一週間、ずっと胃がキリキリと痛くなり吐きそうになった。 まさかのそういうオチか、という部分が肝なのだけどそこまで辿り着くのがしんどい。
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騙された。 騙されたーというドキドキワクワク感はあるけど、後に残るものは、わたしにはなかった。 でもドキドキする感覚は好きだから他のも読んでみたい。
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展開が読めてしまったので面白さ半減やったけど、内容は面白かった。出て来る人間皆嫌な奴やって楽しくはなかった。笑
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「えっ! なるほど、そういうことだったのか」って、読み終わる頃に言葉にしたくなる。どこかのサイトで誰かが「100%騙される」って書いていて気になって手に取った本。もともと、のほほんとした話が好きだから、普通のミステリーを読んでもいい意味で「騙された!」ってなるんだけど、今回は何度...
「えっ! なるほど、そういうことだったのか」って、読み終わる頃に言葉にしたくなる。どこかのサイトで誰かが「100%騙される」って書いていて気になって手に取った本。もともと、のほほんとした話が好きだから、普通のミステリーを読んでもいい意味で「騙された!」ってなるんだけど、今回は何度も騙された。 ここに書かれている女性特有のドス黒さは、女性が読めば共感したくないのに共感してしまう感情。男性も登場するけど、男性側の感情は書かれていない。男性自ら語る部分がある程度。だから、男性が読めば「ああ、女性はこういうときにこういうことを考えていたのか」と思わされるはず。
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時間をかけて読んだために、迫真に迫る大事なところがなかなか入り込めず少し惜しかった。。。 なんかジワジワと責められて、そうきたか!ってなるはずのところが、あ、そうなんだなんか怪しかったもんなぁーと、入り込まずしてネタバレしてしまい、多分すごく面白い設定だったんだろうけど、うまく入...
時間をかけて読んだために、迫真に迫る大事なところがなかなか入り込めず少し惜しかった。。。 なんかジワジワと責められて、そうきたか!ってなるはずのところが、あ、そうなんだなんか怪しかったもんなぁーと、入り込まずしてネタバレしてしまい、多分すごく面白い設定だったんだろうけど、うまく入りこめなかった。。 残念。 赤ちゃんがいるとやむを得ない場合もあるよなぁ。 女同士の内容で、親子、友人、母親との付き合い方から、依存まで正解がないものだけにいびつに歪み始めても気がつけないっていう、連鎖の落とし穴を垣間見た一作。 女は難しい。
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子どもの頃から本好きで、やんちゃ坊主だった割には図書館で本を読むことも多かった。その頃もそうだし今もそうだが、お気に入りになった特定の著者の物語を次々と読むということが多い。というよりも、面白いなと感じた著者の作品をどんどん読みたくなるというのは、至極当たり前の欲求なのかもしれな...
子どもの頃から本好きで、やんちゃ坊主だった割には図書館で本を読むことも多かった。その頃もそうだし今もそうだが、お気に入りになった特定の著者の物語を次々と読むということが多い。というよりも、面白いなと感じた著者の作品をどんどん読みたくなるというのは、至極当たり前の欲求なのかもしれない。 中高生の頃には星新一さんの著書をすべて読み、それ以外にも遠藤周作さんや北杜夫さんの著書はすべて読んだ。今でも面白いと感じた著者の本は可能な限り立て続けに読むようにしている。 本の読み方としては色々な分野と著者の本を読むという方法もあるのだろうが、書籍に非日常やストレス解消を求めている私としては、少しでも自分が感動できる可能性が高いものを追い求める傾向があり、結果として同じ著者の物語をお腹一杯になるまで読むことになる。 芦沢央さんも最近立て続けに著書を拝読させていただいている作家さんの一人だが、出会いは「悪いものが、来ませんように (角川文庫)」といいう一冊だった。これまでもミステリー物はたくさん読んできたが、この一冊は意外性に富んでいて思わず一気読みしてしまったぐらいだ。 物語は、「奈津子」と「紗英」という二人の女性が軸となって進んでいく。奈津子は苦労をしながらも一生懸命子育てに取り組んでいる女性。一方、紗英は助産院に勤めながらも不妊と夫の浮気に悩んでいた。紗英は子どもの頃から奈津子を心の拠り所としており、何でも相談できる心強い味方だった。一方で、育児中の奈津子も社会や夫などから理解を得られず馴染めず、紗英を心の支えとしていた。そんなある日、紗英の夫が殺されてしまうという殺人事件が発生する。犯人は誰なのか、どうして殺人にまで至ったのか。真実が明らかになるにつれて奈津子と紗英の間に大きな変化が訪れるとともに、事件の以外な真相も明らかになってくる。 この物語は奈津子と紗英の心の動きが非常に綿密に描写されていて、読み進めていくうちにぐいぐいと物語のなかに引き込まれていく感覚を覚える。そして、ラストに訪れる結末は、事件の真相だけではなく奈津子と紗英に関する思いもよらない関係性に驚くことになる。 この本の帯には「読み返すこと必至」と書かれていたが、私もまんまと読み返すことになった。そして、著者の綿密な計算の上で書かれていた描写や内容に唸りながらも、すごい結末だなと清々しささえ覚えてしまった。 著者は結末を考えてから綿密にプロットを考えるのだそうだが、この一冊に出会ったことによってその後何冊も芦沢ワールドの本を読むきっかけとなったのだが、それはそれで本好きとしてはとても楽しい出来事になったのだ。
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初めての作家さん。 湊かなえさんを連想する書き方でした。でも方向性が違う?と思って読み進めてみると、自分の予想は見事に裏切られました。他の皆さんと同じです。 ほぐれることのない人間関係がうまく描かれていると思います。タイトル通り「悪いもの」には来て欲しくないです。 読み終わってみ...
初めての作家さん。 湊かなえさんを連想する書き方でした。でも方向性が違う?と思って読み進めてみると、自分の予想は見事に裏切られました。他の皆さんと同じです。 ほぐれることのない人間関係がうまく描かれていると思います。タイトル通り「悪いもの」には来て欲しくないです。 読み終わってみるとパズルのピースがはまった快感があるが、その分ドロドロした部分が強調されるようです。
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福岡→仙台の機内で読了。 皆さんと同じように、途中???となり 読み返し、、、、。 んー重たいあるあるがつまり過ぎてて、 読むのつらかった。
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紗英の気持ちや奈津子の気持ちがわからなくもない。 未必の故意による殺人の成立してしまった時の複雑な感情も伝わりやすかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あーぁ。またやられた感。 途中から「??」となり、ちょっと偏愛な物語?となったのに、最後には母親の愛の話だとビックリでした。 たった一言。「なっちゃん」それだけで、こんなにも人は騙されてしまう。 これがただのお母さんだったら、普通のお話ですしね。 個人的になっちゃんが母親とわかったところから、自分に重なることが多く、後半は少しウルッとしました。親子でも分かり合えない部分あるよね…って思ってしまいました。
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