嗤う名医 の商品レビュー
純粋小説家が書いた内容であれば冗談で笑い飛ばせるが,医師が書いた内容なので薄暗い笑いになるし,カタルシスも感じる.そこが本書の価値だし面白味だろう.
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「笑う」じゃ無くて「嗤う」。笑えないお話ばかり。名医の裏の性癖‥‥ちゃんと治してくれればと思い、そんな人に触れられたくないとも思い‥‥複雑。七つのお話に出てくる医者は作者の分身?と感じた瞬間があったけれど、まさかね‥‥
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脊柱管狭窄症で尿道に管を入れられ自宅で寝たきりの状態を強いられている男性は、嫁に浣腸を頼むのが憂鬱だ。あげくに嫁は看護婦や医師に私が痴呆だと嘘をついて嫌がらせをしている。きっと施設送りにしようと企んでいるにちがいない。そんなことはさせないと叫ぶが-「寝たきりの殺意」。豊胸手術に失...
脊柱管狭窄症で尿道に管を入れられ自宅で寝たきりの状態を強いられている男性は、嫁に浣腸を頼むのが憂鬱だ。あげくに嫁は看護婦や医師に私が痴呆だと嘘をついて嫌がらせをしている。きっと施設送りにしようと企んでいるにちがいない。そんなことはさせないと叫ぶが-「寝たきりの殺意」。豊胸手術に失敗した運の悪い女を描いた「シリコン」他、現役医師による背筋が凍るミステリー全6篇。
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