「鬼畜」の家 の商品レビュー
虐待親に対する暴言などは相次ぎ、なぜそうなったのか・・・という視点を持つ人は少なく根本的な解決にならない子供が被害になる事件が多い中 虐待親も実親による被害者であるという視点を持ってくれた著者に敬意を示します。 皆んなが知らなくてはいけない事だと思います。 ショックは受けるけど読...
虐待親に対する暴言などは相次ぎ、なぜそうなったのか・・・という視点を持つ人は少なく根本的な解決にならない子供が被害になる事件が多い中 虐待親も実親による被害者であるという視点を持ってくれた著者に敬意を示します。 皆んなが知らなくてはいけない事だと思います。 ショックは受けるけど読んで良かった。
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いろいろ思うところはあるけれど、読んでいてただただ辛い。すべての子供は愛され慈しみられ(だけど躾もしっかりとね)育つ権利があると思うのに。
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虐待をする親も虐待や愛情の乏しい家庭で育ったと言う事は分かる。 彼らも辛く寂しい子供時代だったのだと。 けれど決して共感できない。 幼く、抵抗もできず、帰る場所も自分で選べない弱い立場の子供達に、惨たらしい所業をし続け、命まで奪う。 自分が愛情を受けなければ、当たり前の善悪まで分...
虐待をする親も虐待や愛情の乏しい家庭で育ったと言う事は分かる。 彼らも辛く寂しい子供時代だったのだと。 けれど決して共感できない。 幼く、抵抗もできず、帰る場所も自分で選べない弱い立場の子供達に、惨たらしい所業をし続け、命まで奪う。 自分が愛情を受けなければ、当たり前の善悪まで分からないの? 絶望や苦痛の中で最期まで「いつかは愛される」「自分は愛されてる」と信じて短い生を旅立っていった子供達を思うと、どんな境涯も後付の言い訳にしかきこえない。 この世に生まれて、お父さんお母さんに抱き締められて生きたかったろうな。 痛かったね、寂しかったね、よくがんばったね。
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なんかモヤモヤしたものが残る。特にcase3。そうか?そうなのか?親の性格や育ち、環境のせいは確かにあるのかもしれない…そのせいで育て方がわからないとか、愛情の示し方がわからないとか、虐待する親は彼等なりに子供に愛情を示していたとか、そんな事は殺された子供にはなんの関係もない。ど...
なんかモヤモヤしたものが残る。特にcase3。そうか?そうなのか?親の性格や育ち、環境のせいは確かにあるのかもしれない…そのせいで育て方がわからないとか、愛情の示し方がわからないとか、虐待する親は彼等なりに子供に愛情を示していたとか、そんな事は殺された子供にはなんの関係もない。どの子も愛される為に生まれてきたのに、辛すぎる。
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3件の児童虐待死を追ったノンフィクションルポ。加害親の所業も酷く、とても人のやることではないと思うが、その親の育った環境を知ると、それも信じられないぐらい劣悪な場合が多い。貧困が貧困を、虐待が虐待を生む、という負のスパイラルに何ともやるせなさがこみ上げてくる。 やはり、環境が人を...
3件の児童虐待死を追ったノンフィクションルポ。加害親の所業も酷く、とても人のやることではないと思うが、その親の育った環境を知ると、それも信じられないぐらい劣悪な場合が多い。貧困が貧困を、虐待が虐待を生む、という負のスパイラルに何ともやるせなさがこみ上げてくる。 やはり、環境が人を作ると思う。貧困や虐待は構造的な問題であると痛感させられた。 少し重い内容だが、児童虐待の問題に関心がある人にはおすすめ。
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親きょうだい、友人や同僚、そして支援者と自分がどの時点でどの立場にいれば何が出来るだろう。自分の身を守ために黙って離れると思う、でも残された子どもは? 3つのケースとも「誰か1人でもキーになる人がそばにいれば」とすら思えないけれど、私的な繋がりでないからこそできることが必ずある。...
親きょうだい、友人や同僚、そして支援者と自分がどの時点でどの立場にいれば何が出来るだろう。自分の身を守ために黙って離れると思う、でも残された子どもは? 3つのケースとも「誰か1人でもキーになる人がそばにいれば」とすら思えないけれど、私的な繋がりでないからこそできることが必ずある。 ここまでの取材はできないし虐待者の行動は何も正当化されない。それでも当事者の生育歴に想いを馳せる(寄り添うとは言わない)ことが支援になると信じるしかない。
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何故、彼らは我が子を殺してしまうのか。少しだけわかった気がします。全く共感とか実感はわきませんが。そんなふうになってしまうことだけは理解はできました。悲しいですね。
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◆虐待死はなぜ起きるのか?やるせない実話◆ 一向に減らない幼児虐待死のニュース。家庭という密室で繰り返されるその虐待の様は想像を遥かに超えてくる。 本書は「鬼畜」の所業としか思われない3件の親による事件をオムニバス形式で取り上げている。衝撃的な「恐ろしい」虐待描写のみならず、虐待...
◆虐待死はなぜ起きるのか?やるせない実話◆ 一向に減らない幼児虐待死のニュース。家庭という密室で繰り返されるその虐待の様は想像を遥かに超えてくる。 本書は「鬼畜」の所業としか思われない3件の親による事件をオムニバス形式で取り上げている。衝撃的な「恐ろしい」虐待描写のみならず、虐待する親たちの3世代前まで生育歴をさかのぼり調査したルポでもある。
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子供を育て 愛するって何なのか どうすればいいのか それは 人間の場合 ちゃんと学ばなければ身につかないんだ ということが分かります 逆に言えば 学ぶことが出来るはず 親の「彼らなりに愛していた」という 言い訳は通用してほしくないですね
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どれもニュースで見た事件です。特に一番覚えているは3番目のウサギのケージに閉じ込めていた事件です。当時も衝撃的な事件で親に対して殺意を憶えました。世の中の人もそう感じた人多かったはずです。 壮絶な虐待や、死体遺棄、出産自体の隠蔽など見るに堪えない事件を、名手石井光太が書くのだから...
どれもニュースで見た事件です。特に一番覚えているは3番目のウサギのケージに閉じ込めていた事件です。当時も衝撃的な事件で親に対して殺意を憶えました。世の中の人もそう感じた人多かったはずです。 壮絶な虐待や、死体遺棄、出産自体の隠蔽など見るに堪えない事件を、名手石井光太が書くのだからそれはそれは重厚な本になる事間違いなし。そして読んだ感想もその予想通り素晴らしい本でした。事件を起こした親たちの生い立ちを掘り起こすことによって、負の連鎖によって子供たちが虐待され殺されていくのがまざまざと見えました。 実際にその犯人たちが罰せられるのも当然。出来れば重い罰を与えて欲しい。しかし、そこで止まるのではなくて、セフティーネットの拡充が何よりも大事だと痛感しました。今まさに虐待による事件が世間を騒がせ、親子関係に行政が介入する事の難しさに毎回毎回歯噛みする思いです。 石井氏が冒頭で「彼らなりに子供愛していたのだろう」と言っていますが、読みはじめは何言ってやがると思いましたが、読み終わると彼らなりの歪で狂った理屈が有り、そこに全く子供への感情(愛情とは言いたくない)が無いとは言えなくなりました。 生育環境で「他の人への接し方」、「基本的な生活の方法」を教わらない子供が大人になった時、またこういった悲劇が繰り返されるのでしょう。 色々な人に広く読んで頂きたい本です。
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