柳屋商店開店中 の商品レビュー
著者初のエッセイ集らしい。とはいえ柳先生はエッセイの類いはあまり執筆しておらず(そも依頼がないらしい)、単行本未収録作品を追加して一冊に仕立てたもの。 なかで「走れメロス」は、こんな視点でいくかと著者のテクニックを垣間見た気がする。「竹取物語」は爆笑したけど、掲載誌を考えるとやっ...
著者初のエッセイ集らしい。とはいえ柳先生はエッセイの類いはあまり執筆しておらず(そも依頼がないらしい)、単行本未収録作品を追加して一冊に仕立てたもの。 なかで「走れメロス」は、こんな視点でいくかと著者のテクニックを垣間見た気がする。「竹取物語」は爆笑したけど、掲載誌を考えるとやっぱりボツですね。
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群衆の中から、まるで謀ったかのようにどっと歓声が湧きあがった(実際、王が仕込んだサクラであった)。 (P.131)
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どんな本なのかまったく予備知識なく、タイトルと装丁に惹かれて手に取った本。 読み始めてみると、短編集、、、かと思いきや、エッセイあり、柳広司の別作品のあとがきあり。 なるほど柳家”商店”というタイトルとはこういうことか、と納得。 柳広司の小説はまったく読んだことがなかったけれ...
どんな本なのかまったく予備知識なく、タイトルと装丁に惹かれて手に取った本。 読み始めてみると、短編集、、、かと思いきや、エッセイあり、柳広司の別作品のあとがきあり。 なるほど柳家”商店”というタイトルとはこういうことか、と納得。 柳広司の小説はまったく読んだことがなかったけれど、それでもジョーカーゲームというタイトルは聞いたことがあった。 そして、そんな柳さんをまったく知らない私でも面白く読むことが出来た。 短編集はどの話も面白くサクサク読めたし、作品の前に著者のコメントが添えられていてそれを踏まえて読むのも楽しかった。 その著者の小説を読んで、その後に続けてエッセイを読むというのもあまり今までにない体験で、柳さんの他の作品も読んでみようかと思わされたなかなか面白い1冊でした。 エッセイのなかで、同じ本を何度も繰り返し読むことについて言及しているところがある。 私は基本的に図書館で借りて読んで、気に入った本は購入して手元に置いて何度も読むタイプ。 なので、「何度読んでも面白い小説に出会えることを、今もひそかに夢見ている。」という一文にはとても共感した。
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評価が低いなぁ~単行本未収録小説や後書きやエッセイ~彼を世に出した編集者が柳広司のエッセイ集を作ろうとしたら、あまりの少なさに絶句し、単行本未発表の小説や後書きを加えて漸く一冊
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ある作品のオマージュだったり、エッセイ風だったり、色んなテイストの短編が詰め込まれた作品。 短いが読み応えもあり、スキマ時間に少しずつ読み進められる。
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前半は単行本未収録作品、後半はエッセイなどが収められている。玉石混交…というよりは、面白いのもないわけではない、という感じ。「ジョーカーゲーム」シリーズは大好きだけど、どうもそれ以外はさほど面白がれないのだなあ。 本書には、書いたもののボツになった短篇も載っているのだが、正直に...
前半は単行本未収録作品、後半はエッセイなどが収められている。玉石混交…というよりは、面白いのもないわけではない、という感じ。「ジョーカーゲーム」シリーズは大好きだけど、どうもそれ以外はさほど面白がれないのだなあ。 本書には、書いたもののボツになった短篇も載っているのだが、正直に言って、編集者のその判断は正しいと思ってしまったよ。 その中で、「中国もの」の何篇かはよかった。まったく「三国志」は汲めども尽きぬ物語の泉だなあとあらためて思った。
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内容:バスカヴィルの犬 分家編 鼻 シガレット・コード 策士二人 蚕食 竹取物語 走れメロス すーぱー・すたじあむ 月光伝 自作紹介 おすすめ あとがき こんなことも 柳広司を創った「13」 柳広司の雑文集。自叙伝的文章や若いころにボツになった小説の原稿に手を入れたものや、自著...
内容:バスカヴィルの犬 分家編 鼻 シガレット・コード 策士二人 蚕食 竹取物語 走れメロス すーぱー・すたじあむ 月光伝 自作紹介 おすすめ あとがき こんなことも 柳広司を創った「13」 柳広司の雑文集。自叙伝的文章や若いころにボツになった小説の原稿に手を入れたものや、自著の文庫本のあとがきなどをかき集めて1冊の本にした。よって文字通り玉石混交の本となった。 (D)
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いろんな柳広司さんが楽しめ、面白かった(^o^)♪しばらく柳広司さんの作品を読んでいなかったけれど、すごく読みたくなった!(^-^)でも図書館には柳さんの本があんまり入っていないんだよね~(--;)
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柳広司エッセイ、短編その他いろいろ詰め合わせ。著者のシリーズ物に比べると箸休め的なもので、著者が何に影響を受けたのか窺い知れる一冊。
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柳広司氏の短編やエッセイを一冊に纏めたもの。氏の人柄や日常を伺い知ることができる。気軽な読み物としてならば、普通に面白い。
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