掟上今日子の家計簿 の商品レビュー
図書館で借りた本。 ドラマは好きだったけれど、原作をあまり好きになれない珍しいパターン。ただ、忘れた頃に見かけると、読みたくなってしまう。 置手紙今日子シリーズの中では、隠館厄介(かくしだてやくすけ)が出てくるシリーズはまだ読める。しかし、本書のように刑事が相手役(?)だと、...
図書館で借りた本。 ドラマは好きだったけれど、原作をあまり好きになれない珍しいパターン。ただ、忘れた頃に見かけると、読みたくなってしまう。 置手紙今日子シリーズの中では、隠館厄介(かくしだてやくすけ)が出てくるシリーズはまだ読める。しかし、本書のように刑事が相手役(?)だと、さらに相性が良くないようだ。 本書は四つの短編が載っている短編集。どの話も家計簿というタイトルとは特に接点が無いように思えるのが不思議。読み落としてる? 最後の短編以外は密室殺人という共通項がある。ただ、つまらない。最初の話は犯人の動機がとうてい納得できなかった。2話目はミステリー小説の叙述トリックの説明で終わった感がある。3話目は2話で説明した叙述トリックの具体例。4話目は探偵小説ではなく脱出ゲームがメイン。どれも肝心の謎解きがつまらない。厄介との淡い恋心の行方も楽しめない。
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短編4話です。おもしろいです。 ミステリーファンの今日子さんが、ミステリーのトリックを教えてくれるメタ小説?です。叙述トリックとかよくわかりました。 第一話は、容疑者の夫婦が夫61歳で「老夫婦」と書かれていて引っ掛かり、気になって仕方ありませんでした。まあ、いいんですけど。
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正確に書くと星3.8。 実は再読だった。 掟上今日子シリーズは、一巻、二巻、と言う表記じゃないからたまに間違える。 ただもう何年も前だったので内容はほとんど忘れていて、最初の時と同じようにとはいかなかったが楽しめた。
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ずっと著者のターン、といった具合でしょうか。 読者を欺く、という事柄に特化されています。 それと犯行の余りにも的なものも。 最初のはもう本当にうわー…系統です。 ウッソだろ!?と思いたくなること、請け合いです。 だましの文章テクを活用しているのが 3作品目。 言葉を信じると最終盤で手痛い目を 見ることとなります。 そして最後の作品も騙しのテクニックを。 これは3作品目ほどではありませんが。
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すっかり惰性で読み続けるほど面白くなっている。 図書館で書籍版を借りる。2016年8月の作品。 コロナも終わらないが江の島で海を見ながら読んでみた。 江の島で読む必要ない。 今回は、四話。警部とのからみ。 ・クイボノ 御簾野(みすの)警部 雪山ペンション殺人。 ・叙述トリック 二々村(ふじむら)警部 わかりやすい叙述トリック説明。 ・心理実験 百道浜(ももちはま)警部 シェルター殺人事件。本当にひどい事件。叙述トリック? ・筆跡鑑定 遊佐下(ゆさか)警部 脱出ゲーム。
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今日子さんと警察シリーズ 言葉遊びはいつも通り 「心理実験」は、後味悪いけど1番印象に残っている。 “人間の心理を人間味なく理解する” そうは言っても、やはり人間味がなくては理解できないよなぁって思うのだが…これも希望なのか。 西尾さんのあとがきの、面従腹背の話が興味深い。
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掟上今日子シリーズ第七弾 いつもように今日子さんが軽快に謎を解いていく。 今冊は男性刑事とのコンビ。 タイトルがなぜ家計簿なのかは全章読んでもわからなかったし、2章目に関しては特にである。トリックも非現実的としかいいようがなく、叙述トリックのための話なのだろうが肝心の殺人事件の...
掟上今日子シリーズ第七弾 いつもように今日子さんが軽快に謎を解いていく。 今冊は男性刑事とのコンビ。 タイトルがなぜ家計簿なのかは全章読んでもわからなかったし、2章目に関しては特にである。トリックも非現実的としかいいようがなく、叙述トリックのための話なのだろうが肝心の殺人事件の犯人は分からずじまい。 サクサク読めるものの、自分としては、もう少し奥深さを期待していた分、拍子抜けしてしまった感がある七弾であった。
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掟上今日子の誰がために(クイボノ) 掟上今日子の叙述トリック 掟上今日子の心理実験 掟上今日子の筆跡鑑定 全部読んでも、なぜ題名が「家計簿」なのか、分からなかった。 あと、2話目!ひどいよ~。叙述トリックについての考察は、とてもおもしろく読んだ。ぜひ犯人を教えてください!
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今回は厄介君ではなく、色々な男性刑事さんたちとの短編集です。それぞれの刑事の性格がはっきり出ているのは面白いです。用語や「叙述トリック」の定義など勉強になることも多かったです。「叙述トリックにより殺された」には思わず笑ってしまいましたが、その次にはやられた!という気持ちになりまし...
今回は厄介君ではなく、色々な男性刑事さんたちとの短編集です。それぞれの刑事の性格がはっきり出ているのは面白いです。用語や「叙述トリック」の定義など勉強になることも多かったです。「叙述トリックにより殺された」には思わず笑ってしまいましたが、その次にはやられた!という気持ちになりました。次作は順番を違えて読了していますが、さすがにそろそろ、もう続きはいいかなという気になってきました。今日子さん自身の謎はいつか明らかになるのでしょうか。
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掟上今日子の誰がために 掟上今日子の叙述トリック 掟上今日子の心理実験 掟上今日子の筆跡鑑定 の4編。今日子さんと男性警部さんシリーズ。 叙述トリック解説からの心理実験での見事な叙述トリックの流れが好きです。
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