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峠越え の商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2023/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伊賀越えに至るまでの徳川家康の内面が、作者独自の見解で描かれておりとても面白かった。 また、本能寺の変の動機がただの明智光秀の謀反ではないという点や、徳川家康もただ織田信長に従順なだけではないというのもとても興味深い内容だった。

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2023/05/02

桶狭間金ヶ崎姉川三方原長篠そして京都からの伊賀と、自身の凡庸さを認識することで様々な峠を越えた家康の物語。 本能寺はさておき、桶狭間のストーリーは非常にうまくつくられているように思う。山岡荘八から家康に入った身としては本多作左の出番が多いのも嬉しい。服部半蔵の万能キャラっぷりがや...

桶狭間金ヶ崎姉川三方原長篠そして京都からの伊賀と、自身の凡庸さを認識することで様々な峠を越えた家康の物語。 本能寺はさておき、桶狭間のストーリーは非常にうまくつくられているように思う。山岡荘八から家康に入った身としては本多作左の出番が多いのも嬉しい。服部半蔵の万能キャラっぷりがやや行き過ぎの感もある。 冒頭に伊賀越えの地図があることに気付いたのは読了後だったのが失敗。 とはいえ、総じて面白い家康のストーリーでした。

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2021/03/07

家康の「伊賀越え」にはそんな背景があったとは!この本読んで「麒麟がくる」を観れば良かったなあ(^^)

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2019/12/10

今川、武田、織田と強大な勢力が重石のようにのしかかる三河。家康はなぜ天下人になれたのか?本能寺の衝撃の真相とは?剛腕・伊東潤が家康生涯最大の切所「伊賀越え」に挑む!(e-honより)

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2019/11/11

幼少期を人質として過ごした家康は、織田と同盟を組むが、家臣同然の忍従を強いられる。 信長の命で堺にいるとき、本能寺の変が起きた。 三河へ戻るには、明智の追っ手から逃れ、敵が潜む伊賀を越えねばならぬ。 部下たちもくせ者揃い。 己の凡庸さを知る家康は、脱出できるのか?  本能寺の変の...

幼少期を人質として過ごした家康は、織田と同盟を組むが、家臣同然の忍従を強いられる。 信長の命で堺にいるとき、本能寺の変が起きた。 三河へ戻るには、明智の追っ手から逃れ、敵が潜む伊賀を越えねばならぬ。 部下たちもくせ者揃い。 己の凡庸さを知る家康は、脱出できるのか?  本能寺の変の大胆仮説もふくむ大仕掛け

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2019/05/07

家康のみならず家臣団の人物像を魅力的に描いたエンターテインメント作品。本能寺の変の独自解釈は、なかなか興味深かった。師である太原雪斎の言を反芻するシーンや家康の所々でのボヤキが絶妙でした。

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2018/01/16

帯や裏表紙で「伊賀越え」と書かれていたが、伊賀越えも入っているけど、伊賀越えの話ではないよねと思いました。

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2018/08/18

家康がなかなか気弱な人だったというのはドラマ「真田丸」など見ているとそうかなと思わせるが、この小説の家康もなかなかどうして気弱で、平凡な自分をわかっている。信玄や信長に怯えつつしかし結果的にはそれら重しを除いていける家康の知謀。この話の後も読みたいのだが...。

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2017/03/11

 渋かったというかなんというか、信長や秀吉と比べて、家康の物語を華々しく描くことのなんと困難なことか。道理で主役になりにくいわけです(笑) しかしその「凡庸さ(言ってしまえば地味さ)」と信長の華々しさとの対比が面白く、かつ、終盤にはしっかり話を盛り上げてくるあたり、筆者の手腕には...

 渋かったというかなんというか、信長や秀吉と比べて、家康の物語を華々しく描くことのなんと困難なことか。道理で主役になりにくいわけです(笑) しかしその「凡庸さ(言ってしまえば地味さ)」と信長の華々しさとの対比が面白く、かつ、終盤にはしっかり話を盛り上げてくるあたり、筆者の手腕にはさすがの一言です。しかし地味故に中盤は読むのがなかなか大変だった;  イマイチまとまらない徳川家の面々のやりとりが楽しいような、妙な親近感で心境複雑なような(笑)

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2016/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

所謂、家康の「伊賀越」の話かと思って読み始めたが、人生には様々な峠がありそれを乗り越えていくこと、「本能寺の変」を起こさせたのは家康など、もっと深い作品であった。

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