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危険なビーナス の商品レビュー

3.3

319件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    82

  3. 3つ

    144

  4. 2つ

    39

  5. 1つ

    3

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2023/06/11

久しぶりに、次から次へと先を読み進めたくなる東野ワールドを堪能出来ました。登場人物の描写も実に効果的で、完全に主人公になりきってエンディングまで楽しませていただけました。

Posted byブクログ

2023/05/27

事前知識なく読み始めましたが、最後まで楽しく読むことができました。 ストーリー展開や登場人物についてもバランスが良かったと思います。凄み?のあるシーンはありませんでしたが、ストレス発散、現在の自分が生きている平穏な社会を再確認できる精神安定剤となり、私は楽しめました。著者の他の作...

事前知識なく読み始めましたが、最後まで楽しく読むことができました。 ストーリー展開や登場人物についてもバランスが良かったと思います。凄み?のあるシーンはありませんでしたが、ストレス発散、現在の自分が生きている平穏な社会を再確認できる精神安定剤となり、私は楽しめました。著者の他の作品と違うのか知りませんが、結構辛口な評価も多い良いですが。 分析するのが目的ではないのですが、様々なパーツが適切に配置されていて、さすがプロだなと感じました。構成要素として出てくるフラクタルやサヴァン症候群をネタにしていますが、もう少し深みが欲しかったです。もっと脳科学の数理モデルや解剖学的な知見?などに踏み込むと、凄みがでたかもと思いました。「こういう現象が科学的に起こりうる」ということを、どちらかというと淡々と描いていて、そこに生きる人の喜びや苦しみがもっと感じられたら良かったと思いました。主人公の独身男性が淡々としていて存在感が薄い分、他の登場人物の魅力が増していた感じがします。 私も辛口に?書いてしまいましたが、手にした専門性で生きていく人、若い富裕層、研究者、等、それぞれの人生をよく描かれていると思いました。著者の本を読んだのは2冊目なのですが、もっと読んでみたいと思います。今回は、東野圭吾さんの本を本屋さんで文庫コーナーで選んで買いました。

Posted byブクログ

2023/05/19

東野圭吾の最近の作品は、言葉の構成、物語が理路整然と『作られている』印象だった。 もともと東野圭吾の作品は好きなものが多くたくさん読んだが、ラプラスの魔女、人魚の眠る家と、面白いけど話が余りにも真っ直ぐに進み(一本道を歩かされている印象だ。)物足りないという思いがあった。 しかし...

東野圭吾の最近の作品は、言葉の構成、物語が理路整然と『作られている』印象だった。 もともと東野圭吾の作品は好きなものが多くたくさん読んだが、ラプラスの魔女、人魚の眠る家と、面白いけど話が余りにも真っ直ぐに進み(一本道を歩かされている印象だ。)物足りないという思いがあった。 しかし、『危険なビーナス』は久しぶりに土台ごと ひっくり返すような、昔の『回廊亭事件』のような大胆な作品であった。それぞれのキャラクターも魅力的であり、伯郎先生と楓には物凄く好感が持て、続編があれば読んでみたいなぁという気持ちになった。 作品の結び方も好きで。やっぱり東野圭吾はこういうのも書けるんだよなぁと再認識した作品だった。

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2023/05/11

主人公の気持ちがモロに出過ぎててツッコミたくなるくらいでしたが、予想外の展開で面白かったです。最後よかったです。

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2023/04/13

ドラマで視聴済でしたが、活字ではどうかと思って読んでみました。内容はほとんど同じ、役者さんの力量を感じました。

Posted byブクログ

2023/02/04

ウラムの螺旋やフラクタル図形など、興味深い言葉が出てくるが、全体的に淡々と話が進み、最後の最後で慌てて片付けたって印象。蔭山元実は魅力的だったけど、他の人物はイマイチだったし、ちょっと残念。

Posted byブクログ

2023/01/01

手島伯朗を中心に多くの人物が登場して、矢神家の遺産の扱いで各人が策略を巡らす物語だが、面白かった.伯朗の父 一清が亡くなり母 禎子が矢神康治と再婚したことから話が展開する.間もなく弟 明人が生まれ、伯朗が矢島家とは付き合わずに大学を出て獣医となった.明人の妻と称する楓が登場し、さ...

手島伯朗を中心に多くの人物が登場して、矢神家の遺産の扱いで各人が策略を巡らす物語だが、面白かった.伯朗の父 一清が亡くなり母 禎子が矢神康治と再婚したことから話が展開する.間もなく弟 明人が生まれ、伯朗が矢島家とは付き合わずに大学を出て獣医となった.明人の妻と称する楓が登場し、さらに複雑な展開となる.明人が行方不明で、楓が前面に立って矢島家との対応をこなす.余命いくばくもない康治が漏らす言葉を頼りに、母禎子の死因に疑問を持つ伯朗.意外な事実が次々と判明する後半は、文字通り手に汗握る展開で非常に楽しめた.キーワードとしては、「サヴァン症候群」、会ってみたいなと思った人物は佐代.

Posted byブクログ

2022/12/17

動物病院の医師が主人公。 父親違いの弟が行方不明になり,その嫁が訪ねてきて,一緒に弟の行方を捜しつつ,危篤の義理の父親の遺産相続問題に関わる。やがて義理の父親の秘密の研究や母親の死の真相にたどり着くという話。 義理の父親は後天性サヴァン症候群の研究をしていて,主人公の実の父親はそ...

動物病院の医師が主人公。 父親違いの弟が行方不明になり,その嫁が訪ねてきて,一緒に弟の行方を捜しつつ,危篤の義理の父親の遺産相続問題に関わる。やがて義理の父親の秘密の研究や母親の死の真相にたどり着くという話。 義理の父親は後天性サヴァン症候群の研究をしていて,主人公の実の父親はその患者だった。実の母は,それが縁で,父の死後,義理の父と再婚した。父は義父の治療後に後天性サヴァン症候群を発症し,それが原因で謎の絵を描き,未完のまま死去。 主人公の医師のキャラが俗っぽく,全体的な設定(潜入捜査官とか)も安っぽい。 最近の東野圭吾の大衆向けミステリの範疇なのだろう。 微妙な作品。 ジン・ビターってカクテルが出てきた

Posted byブクログ

2022/11/19

「東野圭吾」のミステリ小説『危険なビーナス』を読みました。 「東野圭吾」作品は、7月に読んだ『雪煙チェイス』以来ですね。 -----story------------- 弟が失踪した。 彼の妻「楓」は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。 「楓」は夫の失踪の原因を探るため、資...

「東野圭吾」のミステリ小説『危険なビーナス』を読みました。 「東野圭吾」作品は、7月に読んだ『雪煙チェイス』以来ですね。 -----story------------- 弟が失踪した。 彼の妻「楓」は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。 「楓」は夫の失踪の原因を探るため、資産家である弟の家族に近づく。 兄である「伯朗」は「楓」に頼まれ協力するが、時が経てば経つほど、彼女に惹かれていく。 ----------------------- 何年も連絡を取っていない弟… 弟は未婚のはずだが、突然、目の前に弟の妻だと名乗る魅力的な女性が現れ、その女性から、失踪している弟を探しているので協力して欲しいと依頼される、、、 とても興味深いイントロダクションなのですが、謎の女性の言動や、主人公の謎の女性に対する嫉妬深い態度等に好感が抱けず、中盤までは今ひとつ感情移入できなかったですね… 提示された謎が解けていく終盤は集中できましたが、「東野圭吾」作品にしては物足りなさを感じざるを得ない内容でした。 「東野圭吾」作品って、面白だろうなぁ… という前提で手に取っているので、ちょーっと厳しい評価になっちゃいました。 動物病院に勤務する「手島伯朗」のもとに、ある日突然、一人の美女が訪ねてくる… 彼女は、「伯朗」の弟「明人」の妻「楓」だと名乗る、、、 「伯朗」の父「一清」は、「伯朗」が幼いころに亡くなっており、父の死後、母「禎子」は、資産家の御曹司である「矢神康治」という男性と再婚… その再婚相手との間に出来た子供が弟の「明人」であった。 10年前に行われた母の七回忌以降、「明人」とは疎遠になっており、彼が結婚の報告を自分にしなかったことに対して違和感はなかった… それに、「楓」の「明人」に関する言動は、彼女が「明人」の妻であると信じるに足るものであったが、そんなことより問題なのは、「明人」が行方不明という事実であった。 「伯朗」と「明人」の父「康治」が危篤であると聞いた「明人」と「楓」はアメリカのシアトルから日本に帰国したのだが、帰国後すぐに「明人」が失踪したというのだ… 「楓」は、「明人」の失踪には「矢神家」の人間が関わっていると考えており、「明人」の行方を捜すために「矢神家」の人間と接触することを望んでいた、、、 しかし、「伯朗」のみならず、「矢神家」の人間にも結婚のことは伝えておらず、「自分が明人の妻だと矢神家の人間にも信じてもらえるように、一緒について来て欲しい」と「楓」は「伯朗」に依頼… 「矢神家」の人間とは二度と関わりたくないと思っていた「伯朗」だったが、結局は彼女に協力することにした。 「矢神家」の人間と関わっていくうちに、「矢神家」に関する驚くべき事実が次々と明らかになり、その過程で、どんどん「楓」に惹かれていく「伯朗」… 「伯朗」と「楓」は、「明人」失踪の真実にたどり着けるのか?「伯朗」は、「楓」への気持ちをどのように決着を着けるのか? 医学的な価値が高いと思われる後天性サヴァン症候群の治療における研究成果や、脳腫瘍で亡くなった「伯朗」の実父「一清」の遺作となったフラクタル図形が描かれた絵画「寛怒(かんじょ)な鋼」の在処、倒されて整地されたと知らされていたのに残っていた「禎子」の実家の謎、その実家の浴槽で溺死したとされる「禎子」の死の真相、そして「楓」の正体と「明人」失踪の謎… 終盤に、それらの謎が一気に解けて、終わってみれば心地良い読後感を味わえてはいましたね。 もう少し、「楓」と「伯朗」が感情移入できるような性格だったら、序盤から愉しめたかなぁ… という印象ですね、、、 「楓」よりも、動物病院で「伯朗」の助手をしている「蔭山元美」の方が好印象だったしね。

Posted byブクログ

2022/10/10

完全にドラマから入った物語だから、内容はわかった状態で読んだ わかっていても面白いし、すごい内容だなとは思う どうしてもキャストのセリフとかで脳内再生されてしまうからフラットには読めないけど、スラスラ読んでしまう面白さは間違いないと思う

Posted byブクログ