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ニルヤの島 の商品レビュー

3.5

19件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/02/07

久々に読むのを挫折させられた とても自分にはイメージしきれないです 多分、映像化されたら更に分からなくなる気がします でも、賞を取っているのですよね…

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2023/02/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

時間跳躍があって一人称の複数視点なの読みにくいなぁと思っていたけど、ラストで複数の視点が統合されていく様が堪能出来たから満足。土着の湿度と、コンピュータの演算が人を動かす感じとが入り交じる生々しさもよかった。

Posted byブクログ

2022/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

――  まじで柴田勝家、本名だと思ってましたすんません。  面白かった、と云うにはあまりにも問題提起が多すぎて、読後感を正直に書くなら「混乱」。それも、物語が入ってこなくて混乱してるのではなく、全部受け止めた上で混乱している。  だいたい小説ひとつ読み終わったあとって、大なり小なりその作品の中で描かれていたことに対する持論、というか立ち位置、スタンス? そういうのがある程度定まっていて、なんかまぁあのひともこのひとも恋しい、みたいなことはあるにしても概ね言葉にできるものなのだけれど…  これは…うーむ。  読んだよ、ということだけを記すレヴュになってしまう。本当にまだまだ言葉が、足りない。それとも信仰が足りないのか? 立脚点が無いんだな。ふーむ。  それでも☆3.9くらいはある。じっと、コアになる部分に繰り返し、死生観を問い掛けられる作品。

Posted byブクログ

2022/05/05
  • ネタバレ

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作者初読 面白かった 有名になるだけあるなーという感じで、SFといえばミーム、それについての扱いが丁寧だと感じる一作。 個人的には宗教観と生死感という切り口もすごく好みでした。

Posted byブクログ

2021/12/06

「誰も気にしないのだな。人が一人死んだというのに」 「気にしていない訳じゃなくて、既に気にし終えたんですよ」 お笑いや政治など全ての事柄でもそうですが、 ある程度背景知識など詳しくないと楽しむことができないものがあります。 記憶を取り出せるようになることで、「死」がなくなる。...

「誰も気にしないのだな。人が一人死んだというのに」 「気にしていない訳じゃなくて、既に気にし終えたんですよ」 お笑いや政治など全ての事柄でもそうですが、 ある程度背景知識など詳しくないと楽しむことができないものがあります。 記憶を取り出せるようになることで、「死」がなくなる。 SFを読むために、さまざまな知識を得ようと感じました。

Posted byブクログ

2021/11/18

意識をコンピュータやネットに移して不死になるという話はたくさんありますがこれはユニークではないかと思います。でも、そのやり方だと再生できるのは生まれてから死ぬまでの間のはずなので、永遠にループするの?などと少し疑問も。

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2020/11/15

自分の好みにバッチリはまった。人間の行動は、思想は、何に起因するのか、そういう概念と死後の世界や生体による計算、通信の技術が、違和感なく扱われているのが良い。 構造も特殊で、この先に何があるのか、現実、現在は何なのか、ハラハラしながら読めた。 201114

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2019/09/22

これほどまでに巻末の解説をありがたいと思った本はないのではなかろうか。 この作品がSF好きの人達にとって傑作とされているのだとしたら、自分にはSFを楽しむための素養が決定的に足りていないんだなと教えてくれたような一冊。SFを楽しむためには、社会構造に興味がないとダメなんじゃないだ...

これほどまでに巻末の解説をありがたいと思った本はないのではなかろうか。 この作品がSF好きの人達にとって傑作とされているのだとしたら、自分にはSFを楽しむための素養が決定的に足りていないんだなと教えてくれたような一冊。SFを楽しむためには、社会構造に興味がないとダメなんじゃないだろうか。 作中でどんなことが起きて、どんな仕掛けがあって、ラストにどんなカタルシスが用意されているのか、を雰囲気で感じ取ることこそできたものの、文系育ちの自分には「なんとなく」でしか意味を捉えきれていない単語がそこかしこで飛び交っているので、それを全部理解できたらきっともっと楽しめるんだろうなぁ……と思いつつ、そこを楽しむための努力をする時間はきっと他のことに使うべきなんだろう。少し寂しい。 作品としての完成度で言えばきっと星5つ。個人的に楽しめたかどうかと言われると星1つ。間をとって星3つです。

Posted byブクログ

2019/02/27

4つのエピソードがシャッフルされ、終盤に近づくにつれ段々と一つに繋がっていく。 主体も時系列もバラバラなエピソードの断片を四次元的に組み上げながら世界観を理解するという、能動的読書が楽しめる。

Posted byブクログ

2019/02/23

SF ×宗教という組み合わせ。 我々も正直 死後の世界については うっすら信じてるか信じてないかくらいなものだと思うけど、「科学が進歩して死後の世界が完全に否定されたらどうなるのか?」「SF的な観点から見る死者の国とは?何故 人類はそれを必要としたのか?」という感じの作品。 読み...

SF ×宗教という組み合わせ。 我々も正直 死後の世界については うっすら信じてるか信じてないかくらいなものだと思うけど、「科学が進歩して死後の世界が完全に否定されたらどうなるのか?」「SF的な観点から見る死者の国とは?何故 人類はそれを必要としたのか?」という感じの作品。 読み応えある作品でした。時系列が作品の根本設定としても入り乱れてるので読み返し必須。 “{ミームとは即ち、人間の持つコーデックなんだ。人はあらゆる文化事象をコード化し、自身の脳内にあるミラーニューロンにおいて接続する。接続された文化事象は、個人の行為となってデコードされる}”

Posted byブクログ