九十歳。何がめでたい の商品レビュー
この本を一言に集約させるならば、「全く近頃の若者はっ!!」である。その言葉の潔さには清々しささえ感じてしまう。しかし、その言葉の真意が若者には伝わっていないのは事実であろう。現代の方が、昔より遥かに豊かな生活を送っており、昔の苦しき貧しき生活に比べて嫉妬をしてしまい、鬱憤が漏れ出...
この本を一言に集約させるならば、「全く近頃の若者はっ!!」である。その言葉の潔さには清々しささえ感じてしまう。しかし、その言葉の真意が若者には伝わっていないのは事実であろう。現代の方が、昔より遥かに豊かな生活を送っており、昔の苦しき貧しき生活に比べて嫉妬をしてしまい、鬱憤が漏れ出てか、、こから噴出した結果であろうと推測した。とはいえ、現代も「合理性」という名のもと滑稽な喜劇が繰り広げられており、それは、お年寄りの方にとっては、嘲笑の的なのかもしれない。
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- ネタバレ
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今年2024年で101歳になる佐藤愛子氏。 老いを知るには、ちゃんと表現、発信できる、高齢の方の本を読むが一番。丹羽宇一郎氏の「老いた今だから」も参考になったが(丹羽氏は出版時85歳)、この本も。 死ぬときに何が食べたい?とインタビュワーに聞かれたエピソードが出てくるが、「そもそもこれと言ったものを食べられない状況になっているのに食べたいものなんてあるわけない」。 …そうか。 耳も遠くなってくる。補聴器を、とも思ったが人の声だけでなくいろいろな音もすべて増幅されて聞こえる、ということで敢えてほおっている。 次著の「98歳、戦い止まず日も暮れず」も読みたい。
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戦後を生き抜いてきた方々は、とにかくパワフルだなぁ。一億論評時代に共感を覚えつつ、個人的にはトイレの流すボタンが分からない話、めっちゃ分かると思った笑 変化は進化であってほしい。 愚痴を読む感じだから決して直接的な明るさはないが、心に火が灯る感じがした。
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なぜこれがもてはやされるのか不明 言いたいことはわかるけど、結局愚痴に過ぎない 昔の方が子供を大事にしたなどというのは偏見に過ぎないのに、それにすら気が付かない 読んでてて不快になる 軽妙洒脱な文章を書いてるつもりだろうが、単なる言葉の汚いBBAになってる ただ老人性鬱になりか...
なぜこれがもてはやされるのか不明 言いたいことはわかるけど、結局愚痴に過ぎない 昔の方が子供を大事にしたなどというのは偏見に過ぎないのに、それにすら気が付かない 読んでてて不快になる 軽妙洒脱な文章を書いてるつもりだろうが、単なる言葉の汚いBBAになってる ただ老人性鬱になりかけ、その回復途上だったようなのでそのせいかもしれない 貸していただいた本なので最後まで読んだが、読むならもっと心が軽くなる本を読みたい
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ほんとに作者90なん??と文の読みやすさに驚いて、あとシニア世代の普段感じてることが少し分かった気がして面白い
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「女性セブン」の2015年4月から2016年6月まで連載されたエッセイに加筆修正を加えた本。 90歳を過ぎてもこの文章力には驚かされる。自虐ネタや、ジェネレーションギャップ、現代社会への警鐘...。軽いエッセイとしてたしかに面白いものはある。が、連載ではなく本となって一気に読む...
「女性セブン」の2015年4月から2016年6月まで連載されたエッセイに加筆修正を加えた本。 90歳を過ぎてもこの文章力には驚かされる。自虐ネタや、ジェネレーションギャップ、現代社会への警鐘...。軽いエッセイとしてたしかに面白いものはある。が、連載ではなく本となって一気に読むと、似たようなエッセイが多かったという印象を受ける。新聞の人生相談の話題が何度も出てきたり。 私は一気に読んでしまったが、時間をかけて、たとえば一晩に1篇だけとかいうように、少しずつ読み進めた方が面白く読めたのだろうと感じる。
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これおばあちゃんにあげようかな……文字は大きく、手に取りやすいサイズで読みやすい 最初はご長寿おめでとう!の軽い気持ちで読み始めたけど、そんな殺生な!と思う気持ちや、わかります!と自分もまるで90歳になる箇所もあった 最近精神的大人になる年齢が上がってる。私が90歳の時、何歳...
これおばあちゃんにあげようかな……文字は大きく、手に取りやすいサイズで読みやすい 最初はご長寿おめでとう!の軽い気持ちで読み始めたけど、そんな殺生な!と思う気持ちや、わかります!と自分もまるで90歳になる箇所もあった 最近精神的大人になる年齢が上がってる。私が90歳の時、何歳だろう
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大きな文字でサクサク読める。 うん、時代は必ずしも進歩してるわけじゃないよね、変化がとっても大きいのは確かだけどね(笑)。
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ベストセラーなので期待して読んだが、世代ギャップなのかあまり共感できなかった この時代の人は強すぎる、、 わんこをお迎えしてくださったのはありがたかった
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年齢を重ねると、喜寿、米寿、白寿などでおめでとうと言われるが、この本を読んでみると、歳をとるということはタイヘンだということがわかった。 進歩と言われることが、若者にとっての進歩であり、年寄りにとっては改悪にしか感じないことも多々あることだと感じた。 この本の素晴らしいところ...
年齢を重ねると、喜寿、米寿、白寿などでおめでとうと言われるが、この本を読んでみると、歳をとるということはタイヘンだということがわかった。 進歩と言われることが、若者にとっての進歩であり、年寄りにとっては改悪にしか感じないことも多々あることだと感じた。 この本の素晴らしいところは、年寄りになるとこんなことがタイヘンになるのだと明確に文章で当人が書いてあることだと感じた。 他人が忖度しているのではなく、年寄り本人が厳しい言葉を使って言っているので説得力がある。 自分もいつかこうなると思いながら読むと、本当に長寿が良いことなのかわからなくなってくる。 そもそも、この本は老人性ウツ病になりかけていると感じた作者が、その危機から回避するために書いたので、説得力があるのは当たり前である。 自分も長生きしたいのかわからなくなってきた読後感でした。
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