1,800円以上の注文で送料無料

魚が食べられなくなる日 の商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/06/15

日本の漁業がこんなに危機的状況とは知らなかったし、もっと報道してほしいと思った。 他の人にもぜひ知ってほしいと思った。

Posted byブクログ

2023/06/03

実際に採れる量よりも多く設定されている漁獲枠、意味不明だな。これじゃぁ資源保護なんて無理。 この本2016年発行だけど、そこから7年、何か変わってきたんだろうか。オリンピックでエコラベル認証の魚が使われてそれが一般のスーパーでも扱われるようになれば、と書いてあったけど、そんなラベ...

実際に採れる量よりも多く設定されている漁獲枠、意味不明だな。これじゃぁ資源保護なんて無理。 この本2016年発行だけど、そこから7年、何か変わってきたんだろうか。オリンピックでエコラベル認証の魚が使われてそれが一般のスーパーでも扱われるようになれば、と書いてあったけど、そんなラベル見たことないもんな。

Posted byブクログ

2023/02/06

日本の水産業が衰退していった原因と国外との比較、解決策、よりよくする方法として、消費者がとれる行動まで記述されている。とても分かりやすく、読みやすい。 さんろく 所蔵情報: 品川図書館 661.1/Ka87

Posted byブクログ

2020/08/08

かつて世界一の生産量を誇った日本漁業は、資源管理を適切に行わなかったこともあり、水産資源が枯渇する状況になってしまった。対策方法は既に諸外国で確立しているが、改革が進まない。筆者なりの処方箋も提案されている。

Posted byブクログ

2018/07/14

提示されるデータも、そのデータをもとに展開される持論も、実に分かりやすく説得的。で、それだけに日本の漁業というか、漁業に限らない日本の「体質」に暗澹たる気持ちになる。スーパーではまだウナギセールしてるしねえ。

Posted byブクログ

2017/09/13

どう見ても長期的に良いことを、目先の利益に目が眩んでやろうとしない。自分も出羽守も含め、日本てバカ(グランドデザインとリーダーシップが無い)なんじゃないかと思う。外国は日本の失敗に学び、持続可能な漁業を始めている。日本だけがいつまでも早い者勝ちで獲りつくす知能指数の低い原始的な狩...

どう見ても長期的に良いことを、目先の利益に目が眩んでやろうとしない。自分も出羽守も含め、日本てバカ(グランドデザインとリーダーシップが無い)なんじゃないかと思う。外国は日本の失敗に学び、持続可能な漁業を始めている。日本だけがいつまでも早い者勝ちで獲りつくす知能指数の低い原始的な狩りをしている。僕はたぶんその前に死ぬけど、文明崩壊のいろんな条件揃ってるなぁ。 メディアが全く現状を知らせず、水産庁の大本営発表や、わずかな成功例や豊漁シーンばかり流していることも問題視。 そう思うと、イッテQで、ウッチャンがマグロを全然獲れなかったのをそのまま放送したのは英断だった。 MSCラベル、覚えよう。

Posted byブクログ

2021/12/19

危機的状況にある日本の漁業の実態、他国との関係、各国の漁業の成功例などが詳細に書かれている。 「何故衰退している漁業で魚が減るのか?」 「衰退したら何がいけないのか?」 「中国は乱獲しているのか?」 「何故国は動かないのか?」 「結局国民にできることは?」 などなど、もやもやし...

危機的状況にある日本の漁業の実態、他国との関係、各国の漁業の成功例などが詳細に書かれている。 「何故衰退している漁業で魚が減るのか?」 「衰退したら何がいけないのか?」 「中国は乱獲しているのか?」 「何故国は動かないのか?」 「結局国民にできることは?」 などなど、もやもやしていた事もよく読むと書かれている。 「結局国民にできることは?」の答えは、 ・皆が漁業の現状についての正しい知識を持つこと ・エコラベルの付いた(乱獲ではない)魚を買うこと だそうだ。 なんだか気が遠くなる話なような・・・。 でもこれが一番重要な事のよう。 正しい知識を広めるのは大事ですね、確かに。 この本を読んだ人間として、周りにそれとなく広めていきたいところ。 でもこの本、一般人に知識を持ってほしいはずなのに、何故一般向けっぽくないのだろう。 まずタイトルがとっつきにくい。 「なんでホッケが小さくなったか」とか、「なんで輸入魚ばかりになったのか」とかでいいじゃん。 内容も、今まで漁業に興味なかった人がサクサク読めるような書き方じゃない。 この本はよくまとまってるし、これはこれでいいけど、もっと誰でも読みやすいキャッチーな本も並行して出すべきでは。 エコラベルもなー、、イオンでしか見たことない。 しかもやたら高いし、ほとんど種類無いし。 エコラベルの魚しか買わないのは、将来的にはそうなりたいけど、今は現実的じゃないよね・・・。 皆がやるなんて無理でしょう。 怖いのは、取り合えず魚は絶滅しちゃうから食べない方がいいんだ!ってなって、魚不買だけが浸透しちゃって、ただ日本の漁業が潰れるだけになっちゃう事。。 知識の浸透より先に、漁業は潰れてしまうんじゃないか?という気がしてくる。 この先生は、もっと積極的に国に訴える活動をした方がいいんじゃないの。署名運動とかさ。 東京オリンピックを契機にしたいとの事だけど、五輪はごたごたしてて、いろいろ良くしようってムードが薄まってるような。。 なんかこの本を読むと、漁業だけでなく日本の構造的な問題がいろいろ見えてくる。 ところでこの先生、Twitterとかもやってらっしゃるけど、論調が強すぎる嫌いがある。 自分と合わない意見は徹底的に潰そうとするような。 いやむしろ、自分以外の人は皆批判の対象であるような。 そして批判はするけど、じゃあ誰がどうしたらいいんだよという事はあまり言わない。あんたが専門家だろー。 ほとんどの人は漁業になんて全く興味持ってない。 持ってる私ですら状況が難しくて全部理解するのは大変。 なのに、優しく説明してあげないで冷たく切り捨ててばかり。 日本の漁業の現状打破を牽引してほしいけど、そこが心配。 反対意見はよく話し合って納得してもらわないと、後に抵抗勢力になる可能性があるでしょう。 …って、この本に載ってる成功事例にもそういう話有ったんだけど。 よくわかんない人だなぁと、思う時がある。 ちょっとでも自分が否定されるのが怖いのかな。 だから絶対どこも折れないんだよね・・・。 そういう態度だと、逆に胡散臭い印象を持たれてしまってなかなか納得してもらえない。 そしてこの先生が漁業の危機を訴え始めてから何年も経ってるのだけれど、現状は悪化の一途を辿ってた。 最近極一部には浸透してきたみたいだけど。 先生、何やってたのさ。専門家なんだから発言力もあるし、SNSも使ってるし、主張を裏付ける知識やデータも持ってる。 なのに何で社会に影響与えられてないの? 悪いけどそこは自身を省みた方がいいんでは。 ------------------------ この先生のTwitterを定期的にチェックしてたんだけど、コロナ関連があまりにうるさいので止めてしまった。。 小池百合子憎し!→菅頑張れ!→菅の推してるワクチン政策頑張れ! という流れで、ワクチン打て、ワクチン打たないやつゴミ、という口汚いツイートまみれになってしまいました。 いや、自分では言わないのよ。卑怯な事に。人の口汚いツイートをひたすらリツイートしてる。 大丈夫かこの人。。 私は真面目に日本の漁場の改善を進めてほしいんだがなぁ。

Posted byブクログ

2017/04/22

各種メディアで漁業問題について積極的な発信を行っている勝川俊雄の著書。僕もそうなのだが、彼の活動のおかげで近年この問題に関心を持つ人が増えているように思う。問題があるとすれば彼ばかりが頑張っているということであろうか。同業者ないし漁業関係者には勝川に賛同しない者も多いはずだが(賛...

各種メディアで漁業問題について積極的な発信を行っている勝川俊雄の著書。僕もそうなのだが、彼の活動のおかげで近年この問題に関心を持つ人が増えているように思う。問題があるとすれば彼ばかりが頑張っているということであろうか。同業者ないし漁業関係者には勝川に賛同しない者も多いはずだが(賛同者ばかりなら状況もいくらかは動いているだろう)、彼らがどういう主張をもっているのかがよくわからない。つまり、勝川と同じ土俵で戦っている者がいない。その結果が、ネットを中心とした言論空間での勝川一人勝ちの状況であるが、これは読者にとって望ましいものではない。勝川の言っていることの妥当性を検証しづらいからだ。とはいえ、以上はまったくもって勝川自身に属する問題ではなく、彼の論敵となるべき人々の問題である。 で、本書の内容である。主張はシンプルだ。日本漁業は長年有効な規制を設けないまま乱獲を続けてきた。その結果、今日漁業資源の持続可能性は危機に瀕し、漁獲量は下がりきったまま回復してこない。当然ながらそのことは漁業の経済性の問題とも直結し、産業としての漁業の衰退を招いている。ところが、世界に目を転じてみると、日本以外の国々では漁業は成長産業となっている。そのことを可能にするのが、科学的なアセスメントにもとづいた適切な漁獲規制の設定である。日本でもこれを実施しない手はないのではないか。漁獲規制(ないし一時的な操業の停止)は資源をてきめんに回復させるし、そもそも日本周辺の漁場は世界的に見てもきわめて優良なのである……。 以上がだいたいのあらすじで、これを補強する各種データも紹介されている。また、上記以外にも今日の窮状に至る日本漁業の歴史的経緯であったり、あるいは漁業問題を報じるマスメディアの問題であったりと、さまざまな論点に言及している。そして、勝川の主張する打開策もかなり具体的なものである。 論旨の明確さに加え、文章も平易。誰でも読める。広く読まれてほしい一冊だ。

Posted byブクログ

2017/01/14

魚は好きだが、このところ本当に高くて、肉の方が安いのでそっち食ってるのが実感ではあった。 漁獲量が劇的に落ちているのは勿論知っていて、その原因もなんとなく感じてはいたが、実のところ、日本の無計画な早獲りがその大きなものの一つだとは知らず、正直結構ショックを受けた。 そこだけ強調...

魚は好きだが、このところ本当に高くて、肉の方が安いのでそっち食ってるのが実感ではあった。 漁獲量が劇的に落ちているのは勿論知っていて、その原因もなんとなく感じてはいたが、実のところ、日本の無計画な早獲りがその大きなものの一つだとは知らず、正直結構ショックを受けた。 そこだけ強調してもいけないのかもしれな。データとその解釈なんか恣意的にどうにでもなるようなもんなんで。 だが、実際に他国が資源を回復させた政策があったとして、この先どう対応していくのかが大切なんだなとは思う。 安くて美味い魚が食いてえ。

Posted byブクログ

2016/12/23

ゲンロンカフェでのトークイベントがよかったので、確認のため一読。トークのほうが分かりやすかったので、動画が販売されたらオススメしたい。

Posted byブクログ