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土漠の花 の商品レビュー

3.8

74件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

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2024/02/23

2日であっという間に、読み終わってしまった。少し残虐で本当に怖いけど、どうしてもページをめくってしまう。ジブチとソマリアについてもこれを機に調べてみた。兄弟も同じ自衛官なので、この様なことには遭遇しない、平和な世が続くことを願う。

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2024/02/19

全体的に面白く、先が気になってしかたなかった。どんどん次のページを読みたくなっていく感じ。ただ私の理解力が乏しく、建物や人物などの状況位置や状況把握が難しいなと感じた。まぁそこまでじっくり理解しようと思ったかと言えば違うかもしれないが。また、最後は少し尻すぼみ感も感じた。ただ総じ...

全体的に面白く、先が気になってしかたなかった。どんどん次のページを読みたくなっていく感じ。ただ私の理解力が乏しく、建物や人物などの状況位置や状況把握が難しいなと感じた。まぁそこまでじっくり理解しようと思ったかと言えば違うかもしれないが。また、最後は少し尻すぼみ感も感じた。ただ総じて面白いと思える作品だったし、戦争と自衛隊についても考えさせられた。

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2024/01/22

あらすじはコピペでーす。 【ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性を守ることは自分達の誇りを取り戻すことでもあった。極限状況での男達の確執と友情。次々と試練が降りかかる中...

あらすじはコピペでーす。 【ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性を守ることは自分達の誇りを取り戻すことでもあった。極限状況での男達の確執と友情。次々と試練が降りかかる中、生きて帰ることはできるか?一気読み必至の日本推理作家協会賞受賞作!】 まんまドストレートな活劇物。 隊員たち1人1人のバックボーンというか背景が描かれているのが良かった。 逆に女性、アスキラについてはもっと描かれてもいいかなと思う。足りない。 アクションに次ぐアクションでハラハラさせられるのだが、予定調和というか一本道というか。 まあ、そうなるだろうなという流れと結末。意外性はない。澱みも歪みも裏もなくスッキリしている。 「機龍警察」シリーズや「脱北航路」などで有名な月村良衛さんの初読みでした。 まあ、読みやすい。 作品の内容上、銃器をつかったアクションシーンが多い。 それで思い出したけど、俺、大藪春彦さんの小説って1冊もまともに読めたことないわ。映画ばっかりで。 2、3度本を手に取ってみたことはあるんだけど、どうしても途中で放棄してしまう。 相性かなぁ。 西村寿行さんなんかのはわりと好きなんだけど。エロいが(笑) 本作、途中までは☆3でもいいかなと思ったんだけど、ラストがなんか嫌だったので☆2としました。

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2023/11/24

ソマリア国境付近で活動する自衛隊の精鋭たち。そこに現れた謎の女性と彼女を追う武装集団。 圧倒的不利な状況下において不屈の精神と闘志で苦難を乗り越えていく自衛官たちの姿に目頭が熱くなる。彼らの葛藤、確執、そして事件の顛末やいかに。圧倒的スピード感と迫力で魅せる冒険小説である。

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2023/04/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ソマリア沖での海上自衛隊による海賊対処活動は事実、隣国ジブチには自衛隊にとって初の海外拠点があり、ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛の物語。 墜落したヘリの捜索救助要請を受け隊長に任命された吉村3尉以下12名が墜落地点へと出発。 そこへ現地の3人の女性達が命を狙われている、助けて欲しいと駆け込んで来ます。 避難民として保護した矢先、彼女達を追ってきた武装集団により目の前で2人の女性が撃ち殺され、隊長を含め5人もの仲間が一瞬にして命を奪われる。 生き残った1人(アスキラ)を保護しワーズデーン小氏族の民兵に追われながら70km先の活動拠点を目指す隊員達。 自衛隊の隊員が戦闘で命を落とし、交戦する。 まさに命懸けの戦闘が始まります。 2014年、当時の安倍内閣が強行採決した所謂「安保関連法」。 きっと著者である月村了衛氏はこの法に対しそれぞれが真剣に考え、向き合わせたかったのでしょう。 海外での戦闘で日本の自衛隊隊員が命を落とす。 ちょっと出来すぎ感はありましたが、手に汗握る戦闘シーン、そこで芽生える隊員達の絆。 思わず一気読みさせられました。 内容(「BOOK」データベースより) ソマリアの国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団の精鋭達。そこに命を狙われている女性が駆け込んだ時、自衛官達の命を賭けた戦闘が始まった。一人の女性を守ることは自分達の誇りを取り戻すことでもあった。極限状況での男達の確執と友情。次々と試練が降りかかる中、生きて帰ることはできるか?一気読み必至の日本推理作家協会賞受賞作! 著者について 一九六三年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。二〇一〇年に『機龍警察』で小説家デビュー。一二年に『機龍警察自爆条項』で第三三回日本SF大賞、一三年に『機龍警察 暗黒市場』で第三四回吉川英治文学新人賞、一五年に『コルトM1851残月』で第一七回大藪春彦賞、本作で第六八回日本推理作家協会賞受賞。他の著書に『水戸黄門 天下の副編集長』『ガンルージュ』『影の中の影』『槐(エンジュ)』など。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 月村/了衛 1963年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。12年に『機龍警察自爆条項』で第三三回日本SF大賞、13年に『機龍警察暗黒市場』で第三四回吉川英治文学新人賞、15年に『コルトM1851残月』で第一七回大藪春彦賞、『土漠の花』で第六八回日本推理作家協会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2023/03/30

本屋で何気なく手にした本。去年の本屋大賞を受賞してるけど。 月村了衛ってのも初めて読む。 自衛隊のソマリアでのPKO活動を題材に、墜落したヘリを救出に行った部隊の野営地に土地の氏族の女性が助けを求めて駆け込んでくる所から物語は始まる。 追われて助けを求めてくる訳だから、そこに敵...

本屋で何気なく手にした本。去年の本屋大賞を受賞してるけど。 月村了衛ってのも初めて読む。 自衛隊のソマリアでのPKO活動を題材に、墜落したヘリを救出に行った部隊の野営地に土地の氏族の女性が助けを求めて駆け込んでくる所から物語は始まる。 追われて助けを求めてくる訳だから、そこに敵がやってくるのは当然。 自衛隊として、助けるべきか否か。 そんな事を迷ってる間に、あっという間に敵(といっても国ではなくテロ組織みたいな)に仲間が数名殺される。 自衛隊の歴史に初めて火器を使用した交戦が始まる。 ちょうど自衛隊が南スーダンに派遣されたばかりなので、この物語はがぜん現実味を帯びてくる。 小説の中では、自衛隊や国の立場、法律、憲法についてはあまり語られておらず、読者の考え方を曲げようという意図はまったくないと思うので、安保法案とか駆けつけ警護などに、反対する方、賛成する方、どちらにも読んでほしい本である。 私は、自衛隊が派遣されても、このような事(小説の中のような事)は、ほぼ起こりえないと思っている派ですが。 それと、南スーダンだけでなく、ソマリアについても、ちょっと勉強した方がイイね。 >ソマリア内戦についてWiki それと、気になる点がひとつ。 自衛隊内のいじめの問題。 これ、実際に自殺者が出てニュースや裁判になってる話だから、表面化していない部分はかなりあちこちにあるんだろうと思う。 震災や災害派遣の活動だけニュースで見てると、自衛隊の活動って素晴らしい(実際そこはそうだけど)と思わざるを得ないが、影もあるんだろうな。 考えさせられます。 さて、ストーリーはとっても面白いです。 あっという間に読んでしまう、というかページをめくりたくなってしまうので一気読みです。 登場人物は過去の暗い部分や(ヤンキーとか暴走族上がりの隊員とか)、メンバー間の確執の問題はあるんだけど、最後には力を合わせて、メンバーの為に犠牲をいとわないって、カッコいいんだよな。 ハリウッド映画のように、次から次へと問題が発生して、それをクリアーしていく。 けっこうスピード感があって、映画にして欲しいぐらいです。 出版社が、この小説のためにプロモーションビデオを作るぐらいだから将来は映画になるかも。 ん~、金がかかりそうで無理かな。

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2023/01/21

突然、紛争に巻き込まれたとき冷静な判断をできますか? 自分の命はなんのためにあるのか、誰のために生きたのか。 いつ死ぬかわからない状況の中、生きることを諦めなかった男たちの姿が描かれます。 あらすじは以下の通り。ネタバレは含みません。 ----- ソマリアで活動をしていた日...

突然、紛争に巻き込まれたとき冷静な判断をできますか? 自分の命はなんのためにあるのか、誰のために生きたのか。 いつ死ぬかわからない状況の中、生きることを諦めなかった男たちの姿が描かれます。 あらすじは以下の通り。ネタバレは含みません。 ----- ソマリアで活動をしていた日本の自衛隊隊員たち。 そこに駆け込んできた女性。そして突然襲われる自衛官たち。 隊長を失いながらも、命からがら逃げ出した7人。 助け出した女性を連れ、拠点を目指す。 しかし拠点までの道のりで次々に敵の襲撃を受ける。 犠牲者が1人、また1人と増える中、生き残って無事に帰ることはできるのか。 死と直面する緊迫感とスピード感がたまらない、アクション小説です!

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2022/12/28

自衛隊がソマリアで戦闘、容赦なく自衛隊員が死んでいきシビアな状況がずっと続くのがアフリカ舞台感があって面白い。 中国か韓国がちゃんとお金掛けて映像化したら面白そうだと思ったけど、既に似たような映画をダンテ・ラムが『オペレーション:レッド・シー』を作ってた。

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2022/12/05

陸上自衛隊第一空挺団の精鋭部隊が、ソマリア国境付近で捜索救助にあたっていた。その野営地に、小部族の首長の娘が助けを求めて駆け込んで来る。部族間争いで、村を襲われる命をも狙われている姫。 彼らは、状況把握もできないまま、一挙に戦闘に巻き込まれていく。 冒頭から、一挙に臨場感あふれる...

陸上自衛隊第一空挺団の精鋭部隊が、ソマリア国境付近で捜索救助にあたっていた。その野営地に、小部族の首長の娘が助けを求めて駆け込んで来る。部族間争いで、村を襲われる命をも狙われている姫。 彼らは、状況把握もできないまま、一挙に戦闘に巻き込まれていく。 冒頭から、一挙に臨場感あふれる戦闘地域の描写に映像を見る様です。自分達、まして日本には全く関係ない小部族の女性を守り、安全な地域まで護送する。自衛官としてのプライドか、人としての責任感か、彼らの命を賭けた戦闘は続く。 緊迫感の連続で、誰も助からないのでは?って登場人物たちは諦めてないのに、読んでて諦めそうだった。 隊員達の信頼関係とか鍛えられた技術とかはもちろんですが、時折挟んでくる、自衛隊組織への不信感とか、隊員同士の確執からの心情変化など、良いスパイスになっておりました。 自衛隊とは、後方支援とは、防衛費とは、戦闘を選ばざる得ない状況への判断とは、何かちゃんと考えなければいけないよね、って、お炬燵にて。

Posted byブクログ

2022/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あー、ほとんど死んでしまうんだろうなと思いながら読むのはしんどかった。 自衛官を上げたいのか下げたいのか。 法律の中で自衛官の訓練は意味があるのかないのか。 自衛官たちの死は意味があったのかなかったのか。 後方支援がいいのか悪いのか。 この結末で良かったのか駄目だったのか。 どれもこれもよくわからなかった。

Posted byブクログ