方舟は冬の国へ の商品レビュー
とても切ない家族ごっこ。 寄集めの偽物の一組の家族、アルバイト。 主人公はブラック?な企業を辞めた青年。 新たな仕事探しの中奇妙なアルバイトを紹介され、とある女性と知り合う。 主人公はある館の主人役、その女性は主人の妻の役。そしてそこにはひとりの美少女。 いかなる目的で数日間の...
とても切ない家族ごっこ。 寄集めの偽物の一組の家族、アルバイト。 主人公はブラック?な企業を辞めた青年。 新たな仕事探しの中奇妙なアルバイトを紹介され、とある女性と知り合う。 主人公はある館の主人役、その女性は主人の妻の役。そしてそこにはひとりの美少女。 いかなる目的で数日間の家族ごっこがなされるのか? ストーリーはパートに分かれいます。 主人公の苦く酸っぱい過去のエピソード。 妻役の彼女の別人として語るエピソード。 互いのエピソードの謎を解いていくうちに距離が縮まっていき、そしてストーリーは佳境を迎えます。 何故自分たちが家族ごっこをすることになったのか。
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失業中の男が法外な報酬を提示され、初対面の女性と少女と1か月間、擬似家族を演じるという仕事を引き受ける。別荘で滞在を始めると不思議な現象が次々と起きるが、3人は次第に愛を深めていく。だが、この仕事の裏には壮大な計画が隠されていた。「書店員が選んだもう一度読みたい文庫第1位」に輝い...
失業中の男が法外な報酬を提示され、初対面の女性と少女と1か月間、擬似家族を演じるという仕事を引き受ける。別荘で滞在を始めると不思議な現象が次々と起きるが、3人は次第に愛を深めていく。だが、この仕事の裏には壮大な計画が隠されていた。「書店員が選んだもう一度読みたい文庫第1位」に輝いたハートフルミステリ!
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お話し自体は面白いし先が気になるし惹き込まれるし、とっても楽しめたのですが、どんどんSFチックになってくのが少し残念でした でも… 男性ならこの奥様との生活は羨ましいかも… この子役は素晴らしい演技力… などと自分が旦那役だったら、なんて物語の中に入ったような感覚で読みました ...
お話し自体は面白いし先が気になるし惹き込まれるし、とっても楽しめたのですが、どんどんSFチックになってくのが少し残念でした でも… 男性ならこの奥様との生活は羨ましいかも… この子役は素晴らしい演技力… などと自分が旦那役だったら、なんて物語の中に入ったような感覚で読みました 単純に面白かったですよー
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某古本屋チェーンの100円カートから何気なく手に取った本。自分にとっては大正解でした。 作者の西澤さんが、そもそもミステリー作家ということもまったく知らず読み始めたのですが、一気にのめり込みました。 感覚を例えるなら、リアル脱出ゲームのような感じ。ゴールがわからないまま、ヒントだけ散らされて、それを一つずつ拾いながら、答えの見当がつかずに、それでいてワクワクしながら歩き続けるようなもの。 この物語の魅力は擬似家族となった三人のあたたかい繋がりが、それとは対象的な世界レベルの計画にからみ合い、徐々にその両者の関係が明らかになっていくワクワク感だと感じました。 また、西澤さんの表現も気に入りました。晩酌をしながらの会話で夫婦の過去が明らかになっていき、親密になっていく経過が、人間味があり素敵です。()の使い方もおもしろいです。 突然の来訪者により一気に畳み掛ける終盤、その後を想像させるラスト、最後にハッキリとわかるタイトルの意味、全て心地よいです。 他の作品はこのような雰囲気ではないのかもしれませんが、また西澤さんの他の作品も読んでみたいです。
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嘘の家族を短期間演じるだけで、高額な報酬が貰える! 会ってみると、妻役は美人! この設定だと、少なくとも旦那役はワクワクするな! ひょっとして私だけ(・・?) そんな考え… 3人で生活していくうちに、テレパシーが使えるようになったり、予知能力も! 「なに⁉︎ なに⁉︎ これで、オ...
嘘の家族を短期間演じるだけで、高額な報酬が貰える! 会ってみると、妻役は美人! この設定だと、少なくとも旦那役はワクワクするな! ひょっとして私だけ(・・?) そんな考え… 3人で生活していくうちに、テレパシーが使えるようになったり、予知能力も! 「なに⁉︎ なに⁉︎ これで、オチはどうなるの!」っ思って読み進めるけど、なかなか分からん… 最後には、分かるんやけど、ええ感じではあるな。 知らんもん同士でも、「一目会ったその日から、恋の花が咲くこともある…」ってのもあるし、ええんとちゃうかな。
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3+ 妙な感想だが、中盤辺りから段々と西澤っぽくなって終盤は完全に西澤だった。毛色の違うものを読み始めたと思ったら、懐かしさを覚えるほどいつものやつ。これはこれで良い。 タイトルから冬のお話かと思い真冬に読み始めたが、舞台は初夏だった。まあそんな風な表紙だったから薄々予感はして...
3+ 妙な感想だが、中盤辺りから段々と西澤っぽくなって終盤は完全に西澤だった。毛色の違うものを読み始めたと思ったら、懐かしさを覚えるほどいつものやつ。これはこれで良い。 タイトルから冬のお話かと思い真冬に読み始めたが、舞台は初夏だった。まあそんな風な表紙だったから薄々予感はしてたけど。
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高知県出身の作家さんと聞いて。TSUTAYAでめちゃくちゃPRされてて買ってしまった。家族ドラマかと思えばSF。意味わからなかったけど最後にはなるほどってなる。レイナは本物で、テレパス…?最後濁すからはっきりしてほしかったなあ。休養中に読んだからか、「冬きたりなば、春遠からじ」は響いたことばでしたね。英国の詩人、シェリーの書いた書物の一節なんだけど、つらい時期を耐え抜けば幸せな時期は必ず来る、って意味らしいです。
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うーーーーん。レイナはわからないでもない。 でも2人が…いや、レイナもだな。3人の絆がラストの段階であそこまで深まるには、理由もエピソードも足りなすぎる気がして釈然としない。 むしろレイナというキャラクターの輪郭がぼやけすぎているのか。 2人は男女なわけで不可思議な体験を共有したことで盛り上がっちゃうのはアリだとしても、レイナが、かけがえのない両親をあっさり置き変えられてしまうことに対する意味づけが十分ではないような。 最後は登場人物たちが盛り上がっていって、完全に置いてけぼりにされた印象です。
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私、ミステリを選んだつもりだったんだけど、なんか不可思議な話を読まされた…。評価の難しい本だ。 西澤保彦はミステリ作家だと思ってたけど(ていうか彼の評価の高いミステリ未読だけど)、この話を読む限り、今後はSF作家って認識にしとくべきだと思った。 確かに、これまで読んだ西澤さんの...
私、ミステリを選んだつもりだったんだけど、なんか不可思議な話を読まされた…。評価の難しい本だ。 西澤保彦はミステリ作家だと思ってたけど(ていうか彼の評価の高いミステリ未読だけど)、この話を読む限り、今後はSF作家って認識にしとくべきだと思った。 確かに、これまで読んだ西澤さんの作品、ほぼどこかSFチックな要素があったよ。でもそういう設定の中でもミステリの骨子はしっかりしてたのに。 自分はミステリを読んでる気だったので、最初の設定は謎深で興味が湧いたんだけど、だんだんこの物語の方向性が分からなくなっちゃった。 ほら、ミステリだと例えば誰かが殺されて、さぁ犯人は誰でしょう?って命題があるでしょ? でもこの物語は目的が分からなくて(監視してる人たちもネタバレされちゃうし)、一体何を解いたらいいのか、すごく戸惑った。 だから成り行きを見守るしかなくて、種明かし的な部分がもうSFの王道って感じで、置いていかれた感。 最初から、ちょっとSFがらみの家族の物語です、って言ってもらえれば、そういう姿勢で読めた。 きっと感想も違った。 最後、ちょっとハッピーエンド?な兆候があったのは良かった。 けど、突然終わっちゃった。ぷつっ、って。
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見ず知らずの3人が、家族のふりをする。なんで?どうして?って途中までは面白かったんだけど。 テレパシーが出てきて??? 話が大きくなりすぎて??? うーんな話でした。
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