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燦(8) の商品レビュー

3.8

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

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2017/09/25

皆思うところに収まって大団円、と思っていたら、最後に波乱と大きな秘密の暴露。当初から決めていた設定だったとは思うが、内容の重要度に対して少しページが足りなさ過ぎたのではないか?8巻全体を渡って見ると、バランスの悪さに残念さを覚える。 佳寿と伊月の顛末の描き方はまぁ仕方ないとして、...

皆思うところに収まって大団円、と思っていたら、最後に波乱と大きな秘密の暴露。当初から決めていた設定だったとは思うが、内容の重要度に対して少しページが足りなさ過ぎたのではないか?8巻全体を渡って見ると、バランスの悪さに残念さを覚える。 佳寿と伊月の顛末の描き方はまぁ仕方ないとして、燦は?タイトルにまでなっている主役の一人なのに、最後は脇に放置されてしまった感が否めない。

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2017/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんていうか…  伊月があんまりだ…(泣) 読書再開して探してみたらもう完結していた、という事で 7、8巻続けて読んだのですが 7巻読み終わった時点で あと1冊で終わるのか? こんなに薄い本なのに? 一体どこに向かっているんだろう? 諸々の事情で無理矢理まとめて終わるのか?と思いつつ 読んだら… これは… こういう終着点を目指して書かれた物語だったのかと思うと 寂しい気持ちになりました… 夢や希望の部分(と思っていた)「神波碧空伝」も 最後に「こうなりましたよ」と出ただけで… もっと広く広がって行く物語だと思っていたので (名君として名を残すに至る所…隠居するくらいまで紡いで行ってくれるかと…) なんかもう ほんと切ない。 というか「双子」設定だったら 二卵性だったとしてもそこそこ似ててもおかしくないと思うんですけど そこは誰も突っ込み入れなかったのかと疑問が。 あと、丹地陽子さんの絵が素敵でした。 この作品は表紙で読み始めたので。 最終巻がこの2人で良かったです。 圭寿と燦だったらあまりに切なすぎて鬱になったかも;

Posted byブクログ

2017/02/20

完結編。 字も大きく、わかり易いストーリー。 駆け抜けるがごとく、物語が、進展していく。 父親の仕業で、翻弄された子供たち。 そして取り違えた君主の子と息子。 最後の於ようの死は、悲しい終わり方だ。 結ばれない恋であるが、伊月が、家督を相続しなけば、可能だったかも、、、 赤子の時...

完結編。 字も大きく、わかり易いストーリー。 駆け抜けるがごとく、物語が、進展していく。 父親の仕業で、翻弄された子供たち。 そして取り違えた君主の子と息子。 最後の於ようの死は、悲しい終わり方だ。 結ばれない恋であるが、伊月が、家督を相続しなけば、可能だったかも、、、 赤子の時に入れ替わった圭寿は、真実を知らないで、20年を過ごしたのか? しかし側室お吉を迎えられて、幸せだったのだろう。 燦も又、篠音と、めぐり会えて幸せになったことだろう。 伊月だけが、何か取り残されたような終わり方だった気がする。 全てハッピーエンドにして欲しいかった私であった。

Posted byブクログ

2016/12/19

完結巻。 活字自体が大き目で厚みもそこまでなく、さらに物語が佳境に入ったこともあり、一気に読み終わってしまいました。 ちょっと駆け足の印象ですが、これ以上冊数が増えると間延びしちゃうのかも。 ラストは大団円とはいかなかったけれども、最善と言えるのではないでしょうか。 伊月と燦の...

完結巻。 活字自体が大き目で厚みもそこまでなく、さらに物語が佳境に入ったこともあり、一気に読み終わってしまいました。 ちょっと駆け足の印象ですが、これ以上冊数が増えると間延びしちゃうのかも。 ラストは大団円とはいかなかったけれども、最善と言えるのではないでしょうか。 伊月と燦の関係も、薄々感づいていたので、ここはまぁ、驚きはしなかったです。

Posted byブクログ

2016/11/09

この人の作品は、壮大に風呂敷広げて、こんな薄い本で 本当に終わるんだろうか?と不安になるけど、最後の1冊で 急にばたばたと風呂敷たたんで終わる印象 ちゃんと終わるだけマシなんだけど、伊月の出生の秘密とか 相手方の追いつめられ方とか、余りにあっさりしすぎ 極めつけは、圭寿の治世...

この人の作品は、壮大に風呂敷広げて、こんな薄い本で 本当に終わるんだろうか?と不安になるけど、最後の1冊で 急にばたばたと風呂敷たたんで終わる印象 ちゃんと終わるだけマシなんだけど、伊月の出生の秘密とか 相手方の追いつめられ方とか、余りにあっさりしすぎ 極めつけは、圭寿の治世と戯作・・・数行で語られるだけって

Posted byブクログ

2016/10/30

同シリーズ最終巻。 幾つもの中心人物たちの関係が、急速に1つに収束していくスピード感と展開を、大いに楽しみました! 予定調和ではない急展開もさすが。 ただ、当シリーズを読み終えて、無粋な一言を追加...。 この作品、文庫書下ろしで全8巻構成。 普通なら利益率が薄い?とも聞く文庫...

同シリーズ最終巻。 幾つもの中心人物たちの関係が、急速に1つに収束していくスピード感と展開を、大いに楽しみました! 予定調和ではない急展開もさすが。 ただ、当シリーズを読み終えて、無粋な一言を追加...。 この作品、文庫書下ろしで全8巻構成。 普通なら利益率が薄い?とも聞く文庫本ですが、”あさのあつこ”さん著作で売れないわけが無かろう...。 印刷文字の大きくなった現代の文庫本で、全8巻構成。正直を言って価格的に安くは無い。上手い事、出版社側に乗せられているよなあと思いながらも、結局は全巻購入してしまいましたが。

Posted byブクログ

2016/10/19

おれが必ず燦に逢わせてやる―遊女に堕ちた身を恥じながらも燦への想いを募らせる篠音に、伊月は誓う。遊里からの帰り道、星月夜に轟く鳥の声に不吉な胸騒ぎがし、城へと急ぐ。正に刺客が薄主・圭寿に放たれていた。その頃、静門院とお吉は田鶴に向かって道を急いでいたが…。

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2016/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ完結編。畳みかけるような展開でばたばたと幕引き。一応大団円ということで、きれいに終わる。伊月は誰に似たのか。

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2016/09/29

最後,そうきたかという感じで,どこか違和感があったのがすっきりしたが,それは物語としての話.伊月が納得ずくの人生でも,哀しさばかり思ってしまった.

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2016/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の大どんでん返しに「ええええ」ってなったけど田鶴藩政改革とか圭寿の読み本のこととかいろいろすっ飛ばされてその衝撃に上手いこと見事に丸め込まれた感。 於よう様は幸せになって欲しかったのになぁ。。。;;

Posted byブクログ